シンガポール航空国際C、日本馬ワンツー!
き、気持ちいい!!
やっぱりワンツーってのは気持ちがいいですねぇ!!
レースの映像を月曜日に見ましたが、シャドウゲイトがえらく強かったですね。
さすがサムソンに迫った馬だ。
中距離じゃアドマイヤムーンの次ぐらいに強いんじゃね?
って強さですね。
あと、カッチーが嬉しそうでした。
ってそりゃそうか(笑)
この間ヴィクトリーで皐月賞に勝ったときに、弟子Aに
「勝春のG1勝てなかった物語及びバランスオブゲーム化」
と言うタイトルで語ったのですが、いやぁ良かった良かった。
2着のコスモバルクも決して恥ずべきじゃないですよ。
道中かかりっぱなし出満足のいくレースはできず連覇はなりませんでしたが、今年は昨年に比べてメンバーも充実していたようですし、その中でのドクターディーノを抑えたってのはかなり意味があることです。
現地ではコスモバルク人気あるんですよ。昨年の優勝(及びその後の検疫騒動(笑))で相当シンガポール競馬に日本のプレスが問い合わせをしたようで
「シンガポール競馬を日本に紹介してくれた馬」
として今年も熱烈なラヴコールを受けて体調不完全ながらの参戦だったようです。
レース告知ポスターの撮影にも協力したりして、いやぁ馬主が総帥だとこういう話は早いなぁ(笑)
僕も去年のあれからですからね、シンガポール競馬を気にするようになったのは。
だって去年の直線バルクの勝ちがほぼ見えた直線残り50m付近で
「Proud of Jpan!」「Proud of Hokkaido!」「Cosmo Bulk!!」
って実況が叫んでいたんですよ!
いやぁ勉強なさってますよ。
さて、このシンガポールエアライン国際C。
国際G1だけあって賞金も充実しています。
今回のシャドウゲイトは1億2000万円。2着のコスモバルクも3000万円。
コスモバルクの参戦で
「このレースおいしいかも?!」
と注目された訳ですが、ヨーロッパやアメリカ、ドバイ方面からは
G13着、G2勝クラスの馬がヒョッコリやってきて高額賞金をかっさらうレースだったんですよね。
なんか昔のジャパンカップみたいですね(笑)
シンガポールは世界一美しい街とも言われますし、観光国家なので治安もなかなかにいんですよ。もし旅行に行くならこの時期を狙われてはいかがでしょうか。
とまぁそんなシンガポール競馬の可能性に賭けて、自分のため、日本競馬のためにシンガポールで厩舎を開いている日本人が居ます。
元ホッカイドウ競馬の調教師高岡秀行師です。
高岡厩舎HP
高岡師は道営ホッカイドウ競馬でリーディングも獲得したことがある敏腕調教師なのですが、2003年日本競馬、ホッカイドウ競馬の危機的状況を打ち破る先鞭となればと言う思いでシンガポールに移籍されました。
あと多分わずか900頭ほどで年間4,000万ドルの賞金を争うシンガポール競馬の美味しさににも惹かれたんだと思います(笑)
そしてたくさんの日本産馬を現地で走らせてるんですよ。
シンガポールエアライン国際Cが行われた5月20日も「カネグラ」という名前のスエヒロコマンダー産駒を走らせちゃってます。
てかスエヒロコマンダーって種牡馬入りしてたのか!
ではなぜ高岡師がシンガポールに移籍したのか。
それは現在の日本競馬の苦しい状況があるからです。
ご存じのように日本には地方と中央二つの競馬組織があります。
そして地方競馬は2000年を境に堰を切ったかのような勢いで次々と閉鎖されています。
地方競馬というのは日本競馬の底辺なのです。馬主になるのに高額の定期所得を必要とされる中央競馬と違い、成功したサラリーマンや地方公務員上級程度でも審査が通りますし、預託料も安い。もちろんそこで競争を行う馬たちも何千万円もする馬たちではなく、桁が二つほど低い馬たちばかり。そんな小さな規模の競馬が沢山あったんです。
日本にある多くの牧場がこういった「小さな規模の競馬」に競走馬を提供することによって生計を立てている小さな牧場です。その主要顧客である「小さな規模の競馬」がドンドン無くなっているのです。
そんなこと中央競馬とそこに多くのG1級の馬を送る大手牧場には関係ないと思われますか?
ところがさにあらず。
大手の牧場にとって大きな収入となっているのが種付け料収入です。
小さな牧場は通常自分が所有する牝馬に大きな牧場にいる「種付け料が安い種馬」を交配させて子供を作るのですが、この種付け料の収入が大きな牧場にとっても収入なのです。
「小さな規模の競馬」が無くなることは競馬界の底辺縮小を意味し、経済的規模を維持できない可能性が出てくるのです。
高岡師のシンガポール移籍には、廃止になった競馬場の馬と人の行き先を確保するという意味があります。
昨年は栃木宇都宮の元調教師仁岸進師がシンガポールで開業しました。馬も日本国内では売れなくなった安馬を持っていっています。
競馬場が無いなら、せめて牧場は残そう。馬主は残そう。調教師・厩務員・騎手は残そう。
日本に競馬を残そう!
僕は世界の馬と互角の勝負ができるようになった今だからこそ、痛切にそう思う。
将来コスモバルク産駒やシャドウゲイト産駒をシンガポール人が買いに来るようにしよう。
そしてシンガポールの日本人調教師が管理するコスモバルク産駒(セン馬)がジャパンカップに出走する日を見よう。
それが日本競馬の誇りだ!
Proud of Japan!だ!