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決勝戦:イタリアvsフランス
  イタリア 1−1(PK5-3) フランス  

【得点経過】

前半)7分:ジダン(PK)
前半)19分:マテラッツィ


●試合経過(前半)

いよいよ始まった決勝戦。
緊張感一杯の中、イタリアのキックオフで試合開始。

試合開始早々、フランスのアンリがイタリアのカンナバーロと激突して軽い脳震盪状態。
いきなりフランスファンをヒヤリとさせたが、一旦ピッチの外に出たアンリはその後何事もなくピッチに戻ってくる。

そしていきなり開始5分、マテラッツィとカンナバーロがマルーダを挟む形でディフェンス。
ペナルティエリア内で倒されたマルーダに対して主審は反則の笛。開始5分にして早くもフランス先制のチャンス。これをジダンがGKの逆を突く緩いボールをゴール右上に決めて先制。
フランスが早くも1点をリードする。

ややアンラッキーな形で先制を許したイタリア。
前半13分すぎゴール右サイドで得たFKのチャンスをピルロがゴール前に速く低いクロスボールを入れるもテュラムのクリアで間一髪ピンチを逃れるフランス。
しかし先制されたことが返ってイタリアの攻撃陣に刺激を与えたのか、その後もイタリアがピルロを起点に攻撃のリズムを掴む。

そして前半19分、ゴール右サイドで得たイタリアのCK。ピルロの足から放たれたボールはマテラッツィの頭のドンピシャ。マテラッツィのヘディングシュートが見事に決まり1−1の同点に追い付くイタリア。

試合前、守備を特徴とする両チームだけに静かな立ち上がりかと思われたが、予想を覆すゴール合戦がいきなり展開。久しぶりにスペクタクルな決勝戦を予感させる。

ジダンを経由して攻撃を組み立てるフランス、ピルロを起点に攻撃を展開するイタリア。
フランスは前線でアンリが強さを見せれば、イタリアはセットプレーからマテラッツィ、トーニあたりがあわや追加点か?という惜しいヘディングシュートを放つ。
これが世界トップクラスの一進一退の攻防。

ややイタリアが押す形で前半終了。

●前半総括

両チームとも高いレベルのサッカーを展開した前半。
フランスが先制した時はフランスペースで試合が進むかに思われたが、1点を取られてからイタリアの選手の動きが見違える程良くなった。前半は60%-40%でイタリアペース。
特にピルロの運動量、キレが素晴らしい。
逆にフランスにとってはセットプレー時のDFに気を付けたいところ。


●試合経過(後半)

後半フランスボールで開始。
フランスは後半開始11分すぎ、中盤のビエラが左太ももの裏を痛めてディアラと交代する。
一方のイタリアも、ペロッタに代わってイアキンタ。トッティに代わってデ ロッシを投入する。

選手交代直後の後半16分すぎ、ゴール前左サイドで得たFKから入ったばかりのデ ロッシが頭で合わせ勝ち越し追加点かと思われたが、このゴールは惜しくもオフサイド。
追加点には至らない。

時間が経つにつれ、持ち前の堅いDF網が機能し始めたイタリア。
組織的に相手ペナルティエリア陣内に入ることが難しくなってきたフランスは、やや遠めの距離からシュートを狙う展開になってくる。
フランスにとってはセットプレー或いはロングボールからチャンスを掴みたいところ。

後半30分、イタリアのカモラネージのファールによりゴール左の位置から得たFK。
ジダンから供給されたクロスは精度を欠いてしまう。
逆にその1分後、イタリアはゴール正面やや左サイドで得たFKをピルロが直接狙うも放たれたボールは惜しくもゴールポスト左側外へ外れる。

後半30分すぎからペースを握ったフランスが後半ロスタイム近くまで主導権を握るもイタリアの守備網最終ラインを突破出来ない。
結局後半は両者得点なく延長戦に突入。

●後半総括

後半30分以降、イタリアのプレスが弱まりスペースが出来たおかげでボールを持てるようになったフランス。ジダン、アンリらがあと1歩まで迫ったもののカテナチオの壁を破ることは出来なかった。イタリアにとっては嫌な時間帯だっただけに延長戦に入る事で仕切り直しをしたいところだ。


●延長戦

延長前半9分、アンリとのワンツーリターンにて抜け出したリベリーがシュートを放つもボールは惜しくも枠の外。さらに13分右サイドの展開からサニョルのクロスにジダンが渾身のヘディングシュート。一瞬98年大会決勝戦でのゴールが頭をよぎった素晴らしいヘディングだったがイタリアGKブッフォンのファインセーブに阻まれる。後半の終盤から完全にペースを握ったフランスは次から次へと攻撃の手を緩めない。延長後半、フランスはアンリに代わってビルトールを投入。ところが延長後半、何があったのかボールの無いところでジダンが相手のマテラッツィに頭突き。これで一発レッドカード。場内が騒然とする中、これを最後に現役を去るジダンがピッチを去った。これで1人人数を欠いたフランスに対して攻勢を強めたいイタリアだが疲労からか動きが鈍いまま。120分戦って両者決め手なし。勝負はPK戦へ・・・。

●PK戦
とうとうPK戦に突入した決勝戦。先攻はイタリア。

1人目:  ピルロ − ビルトール 
2人目:  マテラッツィ − トレゼゲ 
3人目:  デ ロッシ − アビダル 
4人目:  デル ピエロ − サニョル 
5人目:  グロッソ

イタリア優勝
2006年7月10日(月) 02:41 [ 試合速報フラッシュ ]
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(エディ・ナッチェル)


スポーツコメンテーター
日本生まれ、L.A.育ち。
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