日本 1−3 オーストラリア
【得点経過】

前半)26分:
中村俊輔

後半)84分:ケーヒル

後半)89分:ケーヒル

後半)92分:アロイージ
●試合経過(前半)
日本のキックオフで試合開始。

開始早々の1分、ゴール左サイドに切り込んだ日本はペナルティエリア外45度の位置からFKを獲得。中村俊輔が狙うも壁にはね返される。
試合開始早々のボールキープは日本。
前線からの速いプレッシャーをもってオーストラリアにスペースを与えない。
前半5分、オーストラリアの攻撃。
左サイドから展開したオーストラリアはビドゥカが2度、3度と至近距離からシュート。
ひやりとさせられた攻撃だったがGK川口がファインセーブをもってこれを阻止。
ゴールを死守する。
後方から、ビドゥカに当てて攻撃を組み立てるオーストラリア。
何とかビドゥカへのパスコースを消したい日本DFだが速いパス回しにボールを奪い返せない。序盤の主導権を取ったのはオーストラリア。
前半20分すぎ、久々にいい形を作った日本は三都主の持ち上がりから高原がフェイントをかけてシュートを狙うもボールは惜しくもゴール左ポストをわずかに外れる。日本先制点はならず。
26分、思わぬ形で先制点が日本に転がり込む。
右サイドでボールをキープした中村俊輔がゴール前にクロス。
高原、柳沢と競り合うべく前に出たGKシュワルツァーだが思ったより伸びたボールにシュワルツァーは完全に目測を誤り、そのままボールはゴールマウスの中へと転がり込む。
思わぬ幸運が日本に先制点をもたらした。
1点を先制したことにより動きの良くなった日本。
前線からのフォアチェックが有効に機能しはじめ、高原、柳沢ら日本のFW陣がチャンスを掴みかけるもシュートまでには至らない。
一方のオーストラリア。
日本に先制されてからというもの単発での攻撃はあるが序盤のような波状攻撃は見られない。攻撃は相変わらずビドゥカ頼み。
前半終了。
●前半総括
前半20分までは主導権を握られた日本だが、ラッキーな先制点を得たことで一気に流れを取り戻した日本。運にも恵まれた得点を後半にも活かしたいところだ。守備ではGK川口が好セーブを連発。前半のMVPと言っても良いだろう。
但し、ビドゥカに面白いようにポストプレーをされているのは後半に向けてやや不安がよぎる。マッチアップの中沢の厳しい密着マークに期待したいところだ。
●試合経過(後半)
オーストラリアのキックオフで後半開始。
後半序盤、日本代表は坪井が足を痛めて途中退場。茂庭が交代出場。
後半運動量が明らかに落ちたオーストラリアは前半のようなスピードに乗った組み立てが出来ない。単調なロングボールから前線のビドゥカ、途中出場のケネディにボールを集める展開だが集中力が落ちない日本はシュートチャンスを与えない。
後半23分すぎ、オーストラリアの攻撃。
キューウェルからケネディに出たボールに茂庭がペナルティエリアぎりぎりでファウル。
FKを得たオーストラリアはゴール中央やや右よりビドゥカが火の出るような当たり。
一瞬同点ゴールかと思われたが、GK川口が神がかり的なセーブを見せる。
後半30分、日本に来たビッグチャンス。
高原がオーストラリア中盤のボールをカット。
相手と2対1の局面を作るも、ラストパスを受けた柳沢のシュートが合わずに緩い当たりになってしまう。駄目押し点ならず。
後半33分、日本代表は柳沢に代わって小野を投入。
1−0で逃げ切れるかと思った日本に落とし穴が待っていた。
終了6分前、ゴール左サイドからのロングスロー。
これにGK川口が飛び出すが、オーストラリアFWと競ったボールはこぼれてゴール正面のキューウェルへ、一旦は身体を張って守った日本DF陣だが、横にこぼれたボール前にいたのはケーヒル。これで同点。
一気に流れを取り戻したオーストラリアは、更に終了1分前、ゴール前の展開からケーヒルが強烈なミドルシュート。ゴール左ポストに当ったボールはそのまま跳ね返りゴールネットを揺らす。あっという間の逆転劇。
終盤追い込まれた日本は大黒を投入。同点を狙うが、落とし穴はもう一つ存在した。
後半ロスタイム、アロイージに突破されて駄目押しの3点目。
終盤8分間で3点取られるという信じられない展開であまりにも痛い敗戦となった。
●後半総括
こんな事があっていいのか?
それともこれが実力か?
あまりにもショッキングな敗戦だ。
攻められながらも終始良い守りを見せ、1−0の勝利を信じた日本代表。
少なくとも後半84分までは勝てる流れだった。
ところが、終盤怒涛の3失点。
結局、後半攻撃的な選手をどんどん投入したオーストラリアのヒディンクマジックの餌食となる結果になってしまった。
