バルセロナ 2-1 アーセナル

(試合終了)
●試合経過(前半)
5月17日20:45(日本時間18日3:45)キックオフ。
バルセロナの前線はロナウジーニョ、エトー、ジュリが先発。

復帰が期待されたメッシはベンチ入りもせず。
試合開始早々ペースを握ったのはアーセナル。前半2分すぎ、エブウェからのショートクロスからワントラップで受けたアンリが一瞬にして相手DFを振り切ってシュートを放つもバルセロナGKのバルデスがファインセーブ。その後CKから得たチャンスをアンリが再びシュートを放つも、これもバルデスに止められる。
一方のバルサが最初にチャンスを迎えたのが前半8分、右サイドのジュリがシュートを放つもアーセナルのGKレーマンが冷静に対応し、ゴールには至らない。
そして、前半18分、大きなターニングポイントが訪れる。ロナウジーニョからのスルーパスを受けたエトーが抜け出すも、レーマンがペナルティエリア外で明らかなファウル。これに対して主審が一発
レッドカード
(退場)。
これによって一気にペースを掴んだのがバルセロナ。20分過ぎから1人多いバルサがボールをキープし始める。22分、28分とセットプレーからバルサがチャンスを迎えるもアーセナルの堅い守りを崩しきれない。
試合が動いたのは37分、エブウェが右サイドで得たFK。キッカーはアンリ。軽く放り込まれたボールがピンポイントでソル・キャンベルのヘディングシュートを呼び見事劣勢に追い込まれていたアーセナルが先制、1-0。
先制を許したバルセロナは前半ロスタイム、DFを背にボールを受けたエトーがこれぞワールドクラスという素早い反転からシュート。同点ゴールかと思われたがレーマンに代わって出場したGKアルムニアが素早い反応で何とか手に当て、コースが変わったボールはポストを直撃。同点には至らず・・・。
前半終了。
●前半総括
前半のボールポゼッションはアーセナルの41%に対してバルサは59%。
攻撃はいつもどおりのバルセロナだが、最終ラインのマークがずれているのか?非常にルーズなDF陣に不安。後半どうこれを立て直して反撃に出るかが後半のキーポイント。
一方のアーセナルはレーマンの退場で10人になった状態で後半ますます攻撃的になるであろうバルサの攻撃を食い止める事が出来るかが鍵。
又、後半のメンバー交代がこの試合の流れを左右しそうだ。
●試合経過(後半)
後半、バルセロナはエジミウソンに代わって、イニエスタを投入。
後半7分、バルサは後半から入ったイニエスタがシュートを試みるもGKの真正面へ・・・。
一方のアーセナルはメンバー交代はなく、後半を迎える。
後半20分すぎ、左サイドでボールを持ったアンリが抜け出すも、バルセロナGKバルデスの飛び出しが早く、シュートまでは持ち込めない。
試合の流れを左右したのはやはり選手交代だった。
後半15分すぎバルサはファン・ボメルに代わってラーションを投入。
この選手交代がそれまでのアーセナルのディフェンスを崩壊させる。
前線のポストプレーで攻撃にアクセントをつける事の出来るラーション。
そして、これが後半31分実を結ぶ。
2列目からの縦パスを受けたラーションは自らを壁にして左サイドから素早く走りこんできたエトーにパスを送る。これを受けたエトーがGKの動きを読み切り、ゴールニアサイドに同点弾を決める。
ようやくバルセロナが同点に追いついた。
こうなると10人のアーセナルに対して、11人のバルセロナの攻撃陣が復活。
エトーの同点弾から5分後、今度は右サイドの攻撃からやはりラーションが相手DFを引き付けてベレッチへと折り返し。中に入ってきたこのボールに右足を振りぬいたベレッチのシュートはGKアルムニアの足の間を抜けゴールネットを揺らす逆転弾、2-1と試合をひっくり返す


残り時間、約10分弱、何とか同点としたいアーセナルはフレプに代わってレジェスを投入するが、一旦バルサにペースを握られた展開はそうは簡単に動かない。
結局2-1で試合終了。
ラーションの投入によって息を吹き返したバルセロナが50年目記念の欧州CLを制した。
●後半総括
やはりこの大一番を動かしたのは経験のあるベテランの力だった。
前半ペースを握りつつも、アーセナルに先制を許したバルセロナだったが、後半ラーションの投入により、それまでロナウジーニョからエトーという単調な攻撃ラインがその間にラーションが入る事で一気に分厚くなりアーセナルの組織的なDFを引き裂いた形。
アーセナルにとっては同点とされた事でそれまでの連続無失点記録が途絶え、一気に意気消沈してしまったのが痛かった。前線からの積極的なプレスとカウンターがバルサに逆転されてからは殆ど見られなかったのは残念。

ラーションを投入して息を吹き返したバルサに対して、アーセナルはベテランのFWベルカンプを投入出来なかったのが悔いが残るか・・・?
結局、最後にはレーマンの試合開始早々の退場劇が大きな痛手となってしまった格好だ。