イタリア優勝!表彰式! [2006年07月10日(月)]
120分の凄まじいドラマが終わった。今大会色んなジンクスが渦巻いたが最後にはイタリアがW杯のPK戦では勝てないというジンクスを打ち破って4度目の優勝!

今大会の中で最も凄い試合だった。
ジダンの退場も初めて見た。
あの沈着冷静なジダンが頭突きをするとは・・・。
サッカー人生の締めくくりは金色のトロフィーではなく、赤いカードを手にしてしまった将軍ジダン。

そして表彰式。

大会委員長のフランツ・ベッケンバウアー氏が表彰台の中央で笑顔で選手たちを迎える。
先に準優勝のフランスの選手たちがメダルを受け取る。

そして、24年ぶりの栄冠に輝いたアズーリ。
金メダルをかけられる選手たち。そして表彰台中央には金色に輝く黄金のトロフィー。

全ての選手にメダルが渡されたあと、クライマックスは主将カンナバーロが高々と掲げたワールドカップ!

おめでとう!イタリア!!
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  決勝戦:イタリアvsフランス [2006年07月10日(月)]
  イタリア 1−1(PK5-3) フランス  

【得点経過】

前半)7分:ジダン(PK)
前半)19分:マテラッツィ


●試合経過(前半)

いよいよ始まった決勝戦。
緊張感一杯の中、イタリアのキックオフで試合開始。

試合開始早々、フランスのアンリがイタリアのカンナバーロと激突して軽い脳震盪状態。
いきなりフランスファンをヒヤリとさせたが、一旦ピッチの外に出たアンリはその後何事もなくピッチに戻ってくる。

そしていきなり開始5分、マテラッツィとカンナバーロがマルーダを挟む形でディフェンス。
ペナルティエリア内で倒されたマルーダに対して主審は反則の笛。開始5分にして早くもフランス先制のチャンス。これをジダンがGKの逆を突く緩いボールをゴール右上に決めて先制。
フランスが早くも1点をリードする。

ややアンラッキーな形で先制を許したイタリア。
前半13分すぎゴール右サイドで得たFKのチャンスをピルロがゴール前に速く低いクロスボールを入れるもテュラムのクリアで間一髪ピンチを逃れるフランス。
しかし先制されたことが返ってイタリアの攻撃陣に刺激を与えたのか、その後もイタリアがピルロを起点に攻撃のリズムを掴む。

そして前半19分、ゴール右サイドで得たイタリアのCK。ピルロの足から放たれたボールはマテラッツィの頭のドンピシャ。マテラッツィのヘディングシュートが見事に決まり1−1の同点に追い付くイタリア。

試合前、守備を特徴とする両チームだけに静かな立ち上がりかと思われたが、予想を覆すゴール合戦がいきなり展開。久しぶりにスペクタクルな決勝戦を予感させる。

ジダンを経由して攻撃を組み立てるフランス、ピルロを起点に攻撃を展開するイタリア。
フランスは前線でアンリが強さを見せれば、イタリアはセットプレーからマテラッツィ、トーニあたりがあわや追加点か?という惜しいヘディングシュートを放つ。
これが世界トップクラスの一進一退の攻防。

ややイタリアが押す形で前半終了。

●前半総括

両チームとも高いレベルのサッカーを展開した前半。
フランスが先制した時はフランスペースで試合が進むかに思われたが、1点を取られてからイタリアの選手の動きが見違える程良くなった。前半は60%-40%でイタリアペース。
特にピルロの運動量、キレが素晴らしい。
逆にフランスにとってはセットプレー時のDFに気を付けたいところ。


●試合経過(後半)

後半フランスボールで開始。
フランスは後半開始11分すぎ、中盤のビエラが左太ももの裏を痛めてディアラと交代する。
一方のイタリアも、ペロッタに代わってイアキンタ。トッティに代わってデ ロッシを投入する。

選手交代直後の後半16分すぎ、ゴール前左サイドで得たFKから入ったばかりのデ ロッシが頭で合わせ勝ち越し追加点かと思われたが、このゴールは惜しくもオフサイド。
追加点には至らない。

時間が経つにつれ、持ち前の堅いDF網が機能し始めたイタリア。
組織的に相手ペナルティエリア陣内に入ることが難しくなってきたフランスは、やや遠めの距離からシュートを狙う展開になってくる。
フランスにとってはセットプレー或いはロングボールからチャンスを掴みたいところ。

後半30分、イタリアのカモラネージのファールによりゴール左の位置から得たFK。
ジダンから供給されたクロスは精度を欠いてしまう。
逆にその1分後、イタリアはゴール正面やや左サイドで得たFKをピルロが直接狙うも放たれたボールは惜しくもゴールポスト左側外へ外れる。

後半30分すぎからペースを握ったフランスが後半ロスタイム近くまで主導権を握るもイタリアの守備網最終ラインを突破出来ない。
結局後半は両者得点なく延長戦に突入。

●後半総括

後半30分以降、イタリアのプレスが弱まりスペースが出来たおかげでボールを持てるようになったフランス。ジダン、アンリらがあと1歩まで迫ったもののカテナチオの壁を破ることは出来なかった。イタリアにとっては嫌な時間帯だっただけに延長戦に入る事で仕切り直しをしたいところだ。


●延長戦

延長前半9分、アンリとのワンツーリターンにて抜け出したリベリーがシュートを放つもボールは惜しくも枠の外。さらに13分右サイドの展開からサニョルのクロスにジダンが渾身のヘディングシュート。一瞬98年大会決勝戦でのゴールが頭をよぎった素晴らしいヘディングだったがイタリアGKブッフォンのファインセーブに阻まれる。後半の終盤から完全にペースを握ったフランスは次から次へと攻撃の手を緩めない。延長後半、フランスはアンリに代わってビルトールを投入。ところが延長後半、何があったのかボールの無いところでジダンが相手のマテラッツィに頭突き。これで一発レッドカード。場内が騒然とする中、これを最後に現役を去るジダンがピッチを去った。これで1人人数を欠いたフランスに対して攻勢を強めたいイタリアだが疲労からか動きが鈍いまま。120分戦って両者決め手なし。勝負はPK戦へ・・・。

●PK戦
とうとうPK戦に突入した決勝戦。先攻はイタリア。

1人目:  ピルロ − ビルトール 
2人目:  マテラッツィ − トレゼゲ 
3人目:  デ ロッシ − アビダル 
4人目:  デル ピエロ − サニョル 
5人目:  グロッソ

イタリア優勝
Posted at 02:41 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
  おめでとう!ドイツ3位! [2006年07月09日(日)]
大会前、多くのドイツ国民は我らがドイツ代表チームが
ここまで頑張ってくれるとは思っていなかっただろう。
クリンスマン代表監督への批判が渦巻き、更迭論まで噴出した開幕前。
日本と2−2で引き分けたテストマッチではクリンスマン監督への批判は頂点に達した。

しかし大会後、ドイツ代表チームは若き力を武器に快進撃。
スウェーデン、アルゼンチンと強豪を次々と撃破。
準決勝でイタリアには惜しくも敗退したもののドイツ国民からしてみれば3位という結果は賛辞に値するものだろう。

ポルトガルを3−1で降した後のドイツ代表選手の顔には笑顔がいっぱい溢れていた。

おめでとう、ドイツ3位獲得!
Posted at 12:01 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
  決勝はイタリアvsフランス [2006年07月06日(木)]
 フランス 1−0 ポルトガル 

決勝のカードが決まった
準決勝第2試合は、ジダンのPKによる1点をフランスが守りきって1−0でポルトガルを降した。

これで決勝のカードはイタリアvsフランス。

今大会、ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、イングランドと派手な攻撃陣を抱えるチームが優勝候補に挙げられたが、結果残った2チームは守備を重視して少ない得点で勝利を掴むチームだった。

両チームとも決してファンタジー溢れるサッカーをするチームではない。
しかし玄人好みのプレーは世界中のサッカーファンを唸らせるに違いない。

そして・・・

ジダンの引退試合はなんとW杯決勝。
W杯、欧州選手権、欧州CLとあらゆるタイトルを獲ったスーパースターの最後の舞台に相応しいステージだ。
Posted at 05:48 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)
  生きていたジンクス --PK戦まであと160秒でのドラマ [2006年07月05日(水)]
 ドイツ 0−2 イタリア 

誰もがPK戦だと思った。ドイツはこれまでW杯でのPK戦無敗に対してイタリアはW杯でのPK戦に勝利なし。幾らW杯での対戦成績でイタリアが大きくドイツに勝ち越していようとPK戦になれば明らかにドイツに分があるのは明らか。イタリアもPK戦を見据えてか、セットプレーに強いトッティ、ピルロ、デルピエロと3人を同時にピッチに入れていた。

 響いたフリングスの不在 --ドイツ代表--

試合開始からドイツはいつものドイツではなかった。
今大会、FWだけでなく、中盤の選手が深い位置から強烈なミドルシュートを放つ事で相手のDFラインのマークを散漫にし、結果、前線のクローゼ、ポドルスキにスペースが出来る事で多彩な攻撃を可能にしていたドイツ。
ただこの日は先のアルゼンチン戦で相手選手との小競り合いにより1試合の出場停止処分を受けた中盤の底のフリングスが欠場。そして個人技を活かしてチャンスメークをするシュバインシュタイガーが疲労によるスタメン落ち。これにより中盤は実質バラック1枚になってしまうことで今までの分厚い組織的な攻撃力が鳴りを潜めた。
 大観衆を沈黙させたカテナチオ

この日のイタリアDFはいつもと同じようにドイツをカテナチオDFの渦の中に沈めていった。
ネスタこそ怪我で出場できないもののカンナバーロ、ザンブロッタ、ガットゥーゾらが相手にスペースを与えない動きでドイツの攻撃を封じる。
欧州チャンピオンズリーグなどの舞台でも度々見られる1−0を狙った戦い方にドイツは徐々に苛立ちを募らせていった。


 ゲルマン魂決壊ス
PK戦にさえ持ち込めば・・・。ドイツの選手たちはそう思っていた事だろう。
しかし、アルゼンチン戦も含め2試合連続で延長戦を戦っているドイツの選手たちは最後の最後に疲労からくる集中力の欠如でグロッソをフリーにしてしまった。
決壊したゲルマン魂。W杯でイタリアに勝てないというジンクスは生きていた。
Posted at 22:44 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
  ベスト4出揃う!-ブラジル敗退- [2006年07月02日(日)]
みなさん、こんにちわ。
W杯もいよいよ佳境、ベスト4が出揃いました。
昨日行われた準々決勝では、ブラジル、イングランドと優勝候補のNo.1、No.2が敗退するという波乱

ベスト4は全て欧州勢・・・欧州選手権さながらの顔ぶれになってしまいました。
準決勝の組み合わせは次のとおり。

ドイツ
イタリア

ポルトガル
フランス


ドイツが開催国の意地を見せて優勝をさらうのか?
イタリアが大会前のスキャンダルに発奮して1982年以来の優勝を成し遂げるか?

フィーゴ、ジダンと今大会が最後のW杯になるであろうスーパースター達の最後の輝きは?


Posted at 11:51 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(0)
  準々決勝:ドイツvsアルゼンチン [2006年07月01日(土)]
 ドイツ 1−1(PK 4-2) アルゼンチン 

ドイツ戦を前にしてアルゼンチンのペケルマン監督は「チェスのようになるだろう」と語ったそうだが、本当にチェスのような目まぐるしい攻防となった昨日のドイツvsアルゼンチン戦。
普段は試合を見ながら逐次原稿を書く筆者だが、さすがにこの試合は書く手が止まってしまった。
サッカーを見ているとたまにその緊張感から一瞬足りとも目が離せない試合がある。
1秒目を離しただけで決定的瞬間が訪れそうな試合…、昨日の試合はまさにそんな試合だった。

キックオフの笛から両軍はお互いの持ち味を潰すべく中盤で激しいプレス合戦を繰り広げる。
前線からのあまりにも速いプレスをかけるドイツにも驚いたが、それ以上に驚かされたのが、ドイツの激しいチェックにも関わらず、一切構わず個人技を発揮してボールをキープするアルゼンチン。
こいつら、体格は日本人と変わらないが、根本的に何かが違いすぎる。

前半20分頃まではお互い互角の展開を見せるも、20分すぎからは徐々にアルゼンチンがペースを握り始める。中盤でボールタッチの多いリケルメを起点に右からマキシ・ロドリゲス、左からカルロス・テベスが突破するアルゼンチンの攻撃にドイツはラインを下げられる事になる。

一瞬にして局面が変わる派手な攻防こそ無かったが、組織的に相手のフォーメーションを崩していく双方のサッカーはまさにチェス(日本では詰め将棋と言ったほうが解かり易いかも?)。玄人好みの好試合だ。

特に前半から目立っていたのがアルゼンチンのテベス。間違っても女性受けする外見ではないが、見たからに頑丈そうに出来ているこの男が繰り出すドリブル突破などの個人技は度々ドイツの右サイドバックを混乱に陥れた。

前半は両者とも無得点で終了。

そして後半以降、この試合は大きなドラマを生む事になる。

先に得点を入れたのはアルゼンチン。
後半に入った49分、右サイドで得たリケルメのCKにゴール前に飛び込んだアジャラが快心のヘディングシュート。これが見事にゴールネットを揺らしアルゼンチンが先制、1−0とリードを奪う。
今大会初めて先制を許したドイツはここから反撃を開始。
右サイドでテベスに手を焼いていたシュナイダーに代わって62分にはオドンコールを投入。一気に前掛りで同点ゴールを奪いにいく体制を整える。

しかし、ドイツが前掛りになったことで逆にドイツDFの裏にスペースが出来たアルゼンチンは守ってカウンターの展開から、マキシ・ロドリゲスあたりが惜しいシュートを放つも追加点は奪えない。

1−1になるのか?2−0になるのか?
到底この試合が1−0で終わる事など考えられなかった筆者は、ドイツが前掛りになる事で逆にアルゼンチンがカウンターから追加点を奪う可能性も有り得ると考えていた。
ペースはアルゼンチン、ドイツが攻めてはいるもののアルゼンチンDFがパニックに陥っているような状態ではなかった為、同じようなペースで守っていけばアルゼンチンに勝機があるとの印象だった。

ところが、後半72分、アルゼンチンのペケルマン監督は大黒柱のリケルメに代わって守備的MFのカンビアッソを投入する。これが試合の流れを大きく動かしてしまった。
確かに守備意識の低いリケルメをピッチに置いておくよりかは、カンビアッソを入れる事でチーム全体に1−0で逃げ切る意識統一を図り、守備意識を高める目的では良かったかも知れないが、相手のドイツからしてみればリケルメがピッチを去る事で決定的な場面を作る選手がいなくなってしまい安心して攻撃に専念できる事になってしまった。結果、アルゼンチンのDFラインは引き気味になり、後半80分にヘディングで繋いだボールをクローゼに決められる事になってしまう。

こうなってしまえば必然的に有利に立つのはホームのドイツ。
ましてやリケルメを失ったアルゼンチンは恐くないとばかり猛攻を仕掛けてくる。
しかしリケルメを失った後もアルゼンチンはよく頑張った。
途中出場のフリオ・クルスにボールを当てて、2列目からマキシ・ロドリゲスが狙う展開だ。
決してアルゼンチンの組み立てではなかったが、リケルメを欠いた後も何度かゴールチャンスを作り出したアルゼンチンに底力を見たような気がする。

そしてPK戦。これまでW杯のPK戦で負けた事にないドイツがましてやホームで負ける訳もなく4−2で勝利。

結局、「鼻の差」で大一番を制したドイツが準決勝に進出した訳だが、この試合の勝敗を最終的に分けたのは、途中足を痛めながらも最後まで大黒柱バラックを信じて使い続けたクリンスマン監督と、策士策に溺れてしまい途中で大黒柱のリケルメを交代させてしまったペケルマン監督の采配だったような気がする。

但し、ペケルマン監督が決して能力に欠けた監督ではないと思えるだけに、今回喫したたった1回のミスで監督を辞任することなく、次の南アフリカ大会に向けても監督業を持続してもらいたいと思う。
それほど今大会のアルゼンチンは素晴らしいチームであった。
Posted at 15:32 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
  決勝T:イタリアvsオーストラリア [2006年06月26日(月)]
 イタリア 1−0 オーストラリア 

【得点経過】

後半)95分:トッティ(PK)


●試合経過(前半)

イタリアはトッティが先発を外れてデルピエロがスタメン出場。
一方、オーストラリアは試合前キューウェルが松葉杖で歩く痛々しい姿を晒し、攻撃の中核キューウェルがスタメンを外れる構成。

前半10分まではオーストラリアのペースだが、11分すぎイタリアの素早い展開からゴール正面でペロッタが受け、ルカ・トニへ。フリーでシュートを打つチャンスだったが、オーストラリアのチッパーフィールドが身体を張ったプレーでピンチを凌ぐ。

さらに前半20分前後、イタリアは前線のトニが落としたボールをジラルディーノがシュートするもオーストラリアGKのシュワルツァーがクリア。22分頃にも前線に残ったトニが反転しながらシュートを放つもシュワルツァーが今度は足でクリア。

一方のオーストラリアは、ボールを持たせられるもののイタリアの最終ラインを突破する事が出来ない。しかし前半30分、ようやく惜しいチャンスを掴んだオーストラリア。ゴール右サイドで得たFKから放り込まれたクロスボールが流れて走りこんできたチッパーフィールドがシュート。一瞬イタリアGKのブッフォンが弾きそうになるが、すぐに抑え込んでボールをセーブする。

前半33分、オーストラリアの攻撃をカットしたカンナバーロから速いカウンターを仕掛けるイタリア。FWのトニが2度3度とチャンスからシュートを放つもゴールをねじ開けるにはあと1歩足りず。

前半40分にもゴール左サイドからのFKを得たイタリアだが、ジラルディーノがシュートミス。
欲しい欲しい1点が奪えない。

オーストラリアも先制点を奪うべく前半終了間際にCKからチャンスを得るも得点には結びつかず。前半終了。

●前半総括

前半はイタリアペース。一見するとオーストラリアがボールを保持しているようだが、イタリア得意の守って素早いカウンターの戦法にまんまとはまっている感は否めない。
オーストラリアとしてはケーヒル、ブレッシアーノあたりが後半イタリアDFの裏を取る動きが出来ればアズーリをパニックに陥れる事が可能になるだろう。
イタリアとしてはもう少し中盤からの押し上げがあると前線のトニ、ジラルディーノの2枚がより生きてくるという感じだ。


●試合経過(後半)

後半、よりオーストラリアがペースを掴む。
後半5分、イタリアのマテラッツィがブレッシアーノを倒し1発レッドカードで退場。
イタリアは10人となり、劣勢に立たされる。

その後、数的優位を得たオーストラリアはじわじわとイタリアを追い込み始める。
後半14分にはチッパーフィールド、後半33分にはブレッシアーノがイタリアゴールを脅かすもイタリアGKのブッフォンが好セーブで得点を許さない。

そしてオーストラリア優位のまま延長戦突入かと思われた後半ロスタイム。
左サイドから切り込んだグロッソが倒されて起死回生のPK獲得。
これをトッティが決めて1−0。そのまま試合が終了。

内容はともかく、結果的にはイタリアがイタリアらしさを見せて1−0で薄氷の勝利を得た。

●後半総括

決して誉められた試合内容ではなかったイタリア。
しかし劣勢に立ちながらも相手に最後まで得点を許さなかった点はさすがの一言。
イタリアらしい勝ち方でベスト8に駒を進めた。
Posted at 23:33 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(2) | トラックバック(1)
  決勝T:イングランドvsエクアドル [2006年06月25日(日)]
 イングランド 1−0 エクアドル 

【得点経過】

後半)60分:ベッカム


●試合経過(前半)

エクアドルのキックオフで試合開始。
イングランドは前線にルーニーを1枚残す4-1-4-1のフォーメーション、エクアドルはデルガド、C.テノリオのお馴染みの2トップ。

双方とも様子を見る形で静かにスタートしたこの試合。
先に決定機を取ったのはエクアドル。
前半10分、イングランドのDFジョン・テリーが自らのボールの処理をミス、ヘディングで後ろに逸らしたボールを受けたのはエクアドルのC.テノリオ。GKと1対1の決定機を掴むもシュートまでやや時間を費やした事で、イングランドDFのリオ・ファーディナンドが脚を伸ばしシュートをカット、窮地を救う。

その後もDFラインにやや集中力の欠いたプレー見られるイングランド。
前半20分弱にバックラインでのボールの処理に失敗してエクアドルにゴール左サイドでのFKを献上するが先制点は許さない。

一方のイングランドの攻撃だが、ここまで全体的に押し込んではいるものの決定的なシュートを打つまでは至らない。イングランド得意の速い展開がなかなか見られない試合展開、ここまではエクアドルが得意とするリズムで試合が進んでいるようだ。

前半30分前後はエクアドルが流れを掴む。
ゴール左サイドからメンデスのFKや右サイドの裏に抜け出したデルガドがチャンスを掴むもイングランドDFを完全に打ち破る事は出来ない。

結局前半は両者決め手なく0−0で終了。

●前半総括

前半は両チームとも集中力に欠けるプレーが目立ったこの試合。
予選グループの戦いから相変わらず決め手に欠くイングランド。
どうしてもベッカム、ジェラード、ランパードの中盤に頼りがちなイングランドだが、前線でのポストプレーが機能しなければイングランド得意の2列目からの押し上げは見られないだろう。
一方のエクアドルはと言えば、前線のFW2人にボールを当てて展開するというゲームプラン通り前半は惜しいチャンスも見られたという点でどちらかと言えばエクアドルペース。
もしエクアドルがこの試合、先制点を挙げる事にでもなれば、イングランドにとっては一転緊急事態となる。


●試合経過(後半)

イングランドボールで後半開始。

後半4分、この試合で初めてイングランドらしい展開を見せる。
中盤で2〜3本速いパスを繋いだ後、左サイドからジェラードが中央のルーニーに低く速いクロス。これにルーニーがやや合わずチャンスにはならず。

一方、先制点が欲しいエクアドルは後半7分と9分に理想的な展開を見せるもフィニッシュまでは持っていけない。

重苦しい試合を大きく動かしたのはスーパースターだった。後半13分、ゴール左サイドで得たイングランドのFK。これを蹴ったベッカムが直接ゴールを狙う。大きくカーブを描いたシュートは急激に曲がり落ちながらニアポスト内側へ吸い込まれる。イングランド先制。1−0とリードする。

1点をリードされたエクアドルは後半20分、ルイス・バレンシアが左サイドから強烈なミドルシュートを放つもイングランドGKのロビンソンにセーブされ同点ゴールを奪えない。

追加点を狙うイングランドは後半27分、左サイドをルーニーが個人技で突破。走りこんできたランパードに折り返すもランパードのシュートはゴール上方へ吹かしてしまい2点目を取る事は出来ない。

何とか同点にしたいエクアドルは1点を失った後も、バイタルエリアまではボールを持ち込むもののシュートに精度を欠いてゴールを奪えない。

結局、ベッカムのFKで取ったFKの1点を守りきったイングランドが1−0で勝利した。

●後半総括

面白みに欠けたこの試合を分けたのは、決定力を持つ絶対的な存在だった。
予選リーグから続く低調なイングランドの攻撃、本来のスピードとキレが戻るのはいつだろうか?ベスト8に駒を進めたものの、次の相手はポルトガルかオランダ。今までのようにはいかない相手だけにイングランド本来の調子が戻らないと苦戦に陥りそうだ。
Posted at 23:39 | 試合速報フラッシュ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
  決勝T:アルゼンチンvsメキシコ [2006年06月25日(日)]
 アルゼンチン 2−1 メキシコ 

【得点経過】

前半)6分:マルケス
前半)10分:クレスポ
延長前半)98分:マキシ・ロドリゲス


●試合経過(前半)

メキシコボールで試合開始。

試合開始早々いきなりCKを掴んだメキシコ。
ボルヘッティがヘディングを狙うがやや合わずにゴールマウスを捉えることが出来ない。

序盤ペースを掴んだのはメキシコ。
前半5分、ゴール右サイドのFKからファーサイドに抜けたマルケスがエインセを振り切ってスライディングしながらシュート。これが見事に決まってメキシコ先制。1−0とリードを奪う。

いきなりペースを奪われたアルゼンチンだが、あっという間に取り返す。
前半10分、右サイドのCKからのボールにクレスポが飛び込む。一瞬クレスポと競り合ったボルヘッティの頭に当たりゴールに入った為、自殺点かと思われたが記録はクレスポの得点。
アルゼンチンが同点に追い付く。

一進一退の攻防見せるこの試合、メキシコがサイド攻撃を主体に攻めるのに対して、アルゼンチンはリケルメを中心にした組み立て。

決勝トーナメント独特の緊張感からか動きに精彩を欠くアルゼンチン。
前半終了間際、エインセのトラップミスによって相手にボールを奪われ、危うくGKと1対1の決定的なシーンを招く事に・・・。何とかファールで止めたエインセだが、限りなくレッドカードに近いイエローカード。ゴール前右サイドで得たFKをマルケスが蹴るも壁に当たり勝ち越し点には至らない。

ここで前半終了。


●前半総括

前半はメキシコペース。
アルゼンチンは得意のショートパスが通らず、攻撃時も後方からの押し上げが無い為、前線が孤立する展開。一方のメキシコはカウンターからの展開が良く機能しており追加点に近いのはメキシコか?後半、先にペースを握った方が追加点を奪うだろう。


●試合経過(後半)

アルゼンチンボールで後半開始。

後半に入ってもメキシコ優位の展開は変わらない。
後半8分、左サイドのロングクロスボールからファーサイドにいたボルヘッティがフリーでボールを受け決定機を作るもGKアボンダンシエリがかろうじて防いでピンチを凌ぐ。

アルゼンチンは後半10分すぎ、右サイドで得たFKをリケルメが逆サイドにいたマキシ・ロドリゲスに合わせるもタイミングが合わず。シュートがヒットせず得点には至らない。

その後、両者とも中盤での潰しあいが続く。

重苦しい展開が続くこの試合、メキシコは後半途中から入ったシーニャ、アルゼンチンは途中からテベス、メッシを投入するが決定機が作れず後半終了。
1対1のまま延長戦に突入する。

●後半総括

双方ともに疲労が影響しているのか動きが鈍い両チーム。
特にアルゼンチンの出来の悪さはこれまでの予選リーグの戦いからは想像出来なかったものだ。メキシコは想像以上の健闘ぶりが目立つ。延長戦、この試合、ずっと優位に試合を展開しているメキシコがやや有利か。

★延長戦

●試合経過(延長前半)

延長前半8分、左サイドのソリンから振ったボールが右サイドのマキシ・ロドリゲスへ。
これを受けたマキシ・ロドリゲスが胸でワントラップ後、左脚でボレーシュート。
これが見事にゴール左隅に決まり待望の勝ち越し点を決める。
1点リードを奪ったアルゼンチンは守備を固めて逃げ切りに入る。これに対してメキシコは攻め手を失い延長前半終了。

●試合経過(延長後半)

延長後半2分、同点としたいメキシコは左サイドをドリブルで抜けたシーニャがそのまま走りながらシュートを放つもボールはポスト外へと外れてしまい同点には追いつけない。完全に疲労から足の止まった両チームあと1歩がなかなか出ず決め手が掴めない。
延長後半7分、さらにメキシコはゴール右サイドでのFK。セットプレーから空中戦を挑むメキシコだがアルゼンチン必死のクリアでピンチを凌ぐ。

その後、動きの無くなった両雄。結局、延長前半マキシ・ロドリゲスのミドルシュートが決勝点となり、アルゼンチンがかろうじてベスト8へ駒を進めた。

●延長戦総括

かなり苦しんだアルゼンチンを最後に救ったのはやはり個人技だった。
中2日という過酷なスケジュールもあったのだろう。この日のアルゼンチンはいつものパスワーク、スピードが全く無かっただけに、命拾いした試合と言ってもいいだろう。
内容はメキシコだったが、勝敗はアルゼンチンという試合だった。

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Eddie Natchel
(エディ・ナッチェル)


スポーツコメンテーター
日本生まれ、L.A.育ち。
欧州サッカーからアメリカ4大スポーツまで、様々なスポーツのコメンタリーを得意の関西弁と英語を駆使してつとめる。

他ブログで、スポーツ全般の話題を取り上げる「スポタメ!」も執筆中。
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