予選敗退に思うこと -日本代表のW杯終わる- | 予選敗退に思うこと -日本代表のW杯終わる--ワールドカップ特別企画 FUN!TASISTA

  予選敗退に思うこと -日本代表のW杯終わる- [2006年06月23日(金)]
日本代表のW杯が終了した。
予選リーグ敗退という現実。言葉にこそ出さなかったものの多くの国民が薄々感じていた日本代表の実力に対する思いが顕在化しただけのことだ。

しかし思うことがある。このままでいいのだろうか?
8年前、フランスW杯に初出場した日本代表は勝ち点を挙げる事なく3戦全敗で大会を去った。その時、多くの日本を応援するサポーター達は日本の実力不足という現実を目の前に突きつけられ危機感をもって日本代表に叱咤激励を送った。ところが4年前、日韓W杯で日本が決勝トーナメントに出場した事によってメディアを含め多くの日本代表を取り巻く環境が過保護に一変してしまった。

そして2006年、日本はなるべくして「予選リーグ」敗退。ましてや8年前から続く「決定力不足」は何一つ変わっていない。

さてこうした事態を考える時、今後の日本サッカー界はどこに進んでいくべきだろうか?実は今大会、日本代表の将来を考えるにあたって大きなヒントとなるチームが存在する。アメリカ代表である。

アメリカ代表の監督ブルース・アレーナ氏は既に代表監督を8年やっている。
つまり強化を目的にしたアメリカサッカー界は他の強豪国のようにW杯で負けた時点で監督の首を挿げ替える事なく、自らのアイディアと戦略をもってアメリカ代表をここまでアレーナ氏に預けてきた。

その結果、アメリカ代表は著しい進化を遂げ、今や強豪国を脅かす存在にまで成長した。(今大会では実力を発揮することなく日本同様に予選敗退を喫したが・・・)

だがよく考えてみよう。日本にJリーグが誕生したのは1993年、アメリカにメジャーリーグサッカー(通称:MLS)が登場したのはその後の1996年、つまり日本よりも遅く、本格的にサッカーの強化に取り組んだアメリカ代表が日本を追い抜いているという事が解る。

他の国のこういう事例を垣間見た時、日本代表はそれでも次の2010年W杯を目指して監督人事を進めるのだろうか?そしてまたもや2010年W杯でも予選リーグ敗退を繰り返すのだろうか?

かなり厳しい言い方だが、4年周期の監督人事では日本の課題である「決定力不足」は永遠に解消出来ないと思っている。アメリカの例とは対象的に日本と同じく4年周期で監督を代えるお隣の国韓国では日本より以前の1986年より6回連続でW杯本大会に出場しているが、未だ予選グループの壁は彼らの前に大きく立ちはだかっている。

日本がここから先、サッカー発展途上国からサッカー先進国に脱皮する為には、10年計画で代表を見れる監督が必要だと強く言及する。2010年のW杯は例え予選リーグで敗退しても監督交代なく持続できる監督にお願いしたい。そして重要なのは10年計画で強化をはかる日本代表を、1戦1戦で一喜一憂することなく長い目で評価、現実を見据えた上で応援していけるメディアとサポーターの環境を整える事かもしれない。

Posted at 06:23 | 日本代表 | この記事のURL | コメント(6) | トラックバック(4)
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見てるだけの、人は何とでも言えますが、当事者にしかわからない部分だって、あるだろうし、人生なんにしろ、こうしようと思ってもうまく行かないことはあります。。

もう、次に向けて始動していくしかありませんね。。
Posted by:hiroco  at 2006年06月23日(金) 21:19

全く同感です。トルシエの時にはユース、オリンピック、
W杯と係わってきて常に「解任」という批判の中で、成長してきましたよね。
そういう流れの中で、私達サポーター
との一体感も生まれていったと思います。

正直、今回のズイーコジャパンには
はじめから夢を見ることが無かったです。

次の監督選びに全てが掛かっていると
思います。これからもサッカーでワクワクしていきたい!
もうそれが私の人生の全てです
Posted by:ぬな  at 2006年06月23日(金) 15:00

その監督を決める協会に頑張ってもらいたいですね!
Posted by:のり@Er  at 2006年06月23日(金) 10:20

E.Natchelさん、ご丁寧な回答ありがとうございました!
じつは、私はフランスでバリバリゴールデンで見てました。
あまりの日本のふがいなさにフランスの解説者は「こりゃW杯じゃなくて親善試合だね」なんて言ってました。。。
今回のW杯けっこうちゃんと見ているのですが、
ガーナにしろ、オーストラリアにしろ、アメリカにしろ、いわゆる「強豪」とは言われてない所でも、きちんと相手にプレッシャーかけて必死に皆戦ってますよね。
日本みたいに相手をほっとく国って見ない!!のでとっても疑問に思ったのでした。

何か日本って監督とか采配とか戦略だの言う前に、体力づくりからやらんとダメじゃん・・・と思わされた、そんなW杯でした。
E.Natchelさんのブログこれからも楽しみにしてますよ〜
感動をくれたガーナに頑張って欲しいけど、イキナリブラジル・・・ファイト!
Posted by:もも  at 2006年06月23日(金) 08:34

> ももさん

おはようございます。朝早くから残念でしたね。
ももさんの素朴な疑問にお答えしましょう。

相手ボールになった時にボールを奪いに行かない理由ですが、ボールを奪いにいかないんじゃなくて、奪いに行けないんです。

理由は様々ですが、日本代表に関して言えば、組織力のレベルの差、組織力を活かす個人の技量の差、運動量(体力)の差、などなど総合的にレベルが未熟なんですね、残念ながら。

運動量に関して言えば、日本人の身体というのは欧米人に比べて身体の大きさに対する骨量の割合が20%足りないので、背格好は同じでもすぐバテルのです。

ま、そんな感じで、残念でした。
Posted by:E.Natchel  at 2006年06月23日(金) 08:08

サッカーしろうとの素朴な疑問です。
相手ボールになったときに、なぜボールを奪いに行かないのか、なぜプレッシャーをかけないのか、なぜほっておく!?

どぉしても理解できないです。
Posted by:もも  at 2006年06月23日(金) 07:53

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Eddie Natchel
(エディ・ナッチェル)


スポーツコメンテーター
日本生まれ、L.A.育ち。
欧州サッカーからアメリカ4大スポーツまで、様々なスポーツのコメンタリーを得意の関西弁と英語を駆使してつとめる。

他ブログで、スポーツ全般の話題を取り上げる「スポタメ!」も執筆中。
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