決勝戦の見どころ… | 決勝戦の見どころ…-ワールドカップ特別企画 FUN!TASISTA

  決勝戦の見どころ… [2006年07月07日(金)]
さぁ困った、決勝のカードはイタリアvsフランス。
イタリアは予想の範疇だったのだがまさかフランスが勝ちあがってくるとは予想していなかった。
何が困ったかって?
この対戦、サッカーを見慣れている上級者、マニア、自称評論家...etcの方々にとっては見どころ満載のカードである。

代表的なマッチアップだけでも、トッティ対マケレレ&テュラム。ジダン対ガットゥーゾ&カンナバーロ。確かに玄人好みのワクワクさせられる対戦だがサッカーを見始めてそんなに時間の経っていないサポーターの方々にとっては「何がスゴイの?」って感じだろう。

奇しくも似たもの同士となった決勝戦。イタリアもフランスもチームを支えているのは派手な攻撃陣ではなく、地味ながらも相手のエースに仕事をさせない守備陣なのだ。

こうなってくるとなかなかマケレレやガットゥーゾの凄さを端的に表現するのは難しい。攻撃的なチームなら、あの選手のシュートがパワフルだとか、あの選手のパスが見事だとか説明のしようがあるが、マケレレやガットゥーゾの場合、決してそういった派手さがないために特定の一つのプレーに注目して下さいという訳にはいかないのである。

しかし、この決勝戦。サッカー観戦初心者にこそぜひ見てもらいたいと思う。
特に日本代表が強いと思っていたのにフタを開けてみた現実に愕然としたそこの貴方。
この決勝戦を見ればイタリアのガットゥーゾ、カンナバーロ、フランスのマケレレ、テュラムが日本の福西、宮本とは大きく違うという事がよく理解できると思う。

彼らは90分間ボールのない所でも相手のエースを追い回して、相手に攻撃のきっかけを与えない。その落ちない体力も凄いが、もっと凄いのが激しい当たりの中で常に先を読んで相手の攻撃の芽をいち早く摘み取る戦術眼である。
惜しいかな日本にはこの戦術眼が全くと言っていいほど備わっていない。

「比べるのは可哀相だ」という声も聞こえてきそうだが、この先、日本におけるサッカーのサポーターの目がどんどん世界レベルで肥えていかない限り、日本のプロ選手が世界に通じる選手として成長するのは非常に困難であると思うのである。

そういう意味でも決勝戦は多くの人に見てもらいたい。
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Eddie Natchel
(エディ・ナッチェル)


スポーツコメンテーター
日本生まれ、L.A.育ち。
欧州サッカーからアメリカ4大スポーツまで、様々なスポーツのコメンタリーを得意の関西弁と英語を駆使してつとめる。

他ブログで、スポーツ全般の話題を取り上げる「スポタメ!」も執筆中。
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