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Keren Ann / Keren Ann

2008-10-31 16:35:26
ケレン・アンの去年出た今のところの最新作です。シャルロット・ゲンズブール、フェイスト、カーラ・ブルーニ等々、僕の中でフランス女子がけっこう盛り上がっていたころにリリースされ気になっていたところ、そんな話しを妻にすると途端に買われてしまいました。

この人、芸歴は結構古く1999年頃からソロとして作品を発表されていたそうです。なるほど…、と昔のアルバムのジャケットを見てみると見覚えのあるものばかりです。しかし、昔はそれほどフランス女子かぶれではなかったのでスルーしてましたね。

これがね、かなりいいんですよ!1曲だけ過去のパートナーと共作しているようですが、他の全ての作詞作曲は彼女自身。そしてセルフプロデュースであります。過去のアルバムも聞いたので後日ご紹介させていただきますが、このアルバムがダントツにいい。明るい。前向き。

ギターやベース、キーボード類にハーモニカなどいろんな楽器を演奏されている感じを見ると単なる歌姫って感じじゃなく、音楽制作におけるセンスの良さも感じます。このアルバムのいいところは、なんといってもそのヴィンテージな音作りにあるんじゃないでしょうか。決して懐古的ではなく響くところがまたいいんです。全編英語で歌われているんですがなぜかフランス語っぽいところも不思議な魅力。この英語がいいんだろうなー。でも、これからはフランス語の歌も聴いてみたい。

どうも、ソロデビュー当時からの根暗そうなパートナーと前々作あたりで袂を分かち、自分でやりだしたのが良かったんでしょうね。いろいろ学び吸収した結果、才能全快!ってなかんじですかね。これからが楽しみな人であります。

そして、 1曲は「Lay Your Head Down」です。他の曲も素晴らしいですが、一番キャッチーでポップな曲。シングルなのかな?

Van Dyke Parks / Tokyo Rose

2008-10-29 18:30:12
ヴァン・ダイク・パークス紙ジャケ再発特集第3弾!今回の再発で買ったのは以上の3枚です。このアルバムは1989年発売です。僕は24歳。まだ大学生かなー。発売当時、CDショップで試聴した覚えがありますが買うのは今回が初めてです。

このアルバムの発売される頃には日本でも細野さんの影響やらなんやらで、すでに有名になっていたと思う彼なので新譜のリリースというニュースに心躍る人たちもけっこういたと思います。が、が、なんとテーマ的には日本…。日本人らしき女性がクジラを捕獲せんと槍一本で格闘するジャケ写真、よく知らない日本人参加メンバー、日本語で歌われている曲…。うーん、ヴァン・ダイクさんなんだか浅い日本感だなー。ちょっとなー、キツいなー…。と試聴しながら正直がっかりして買わなかったんです。

で、まあ僕も年をとり、けっこうな音楽を受け入れる事が出来るようになった今、再び挑戦せねばと思い買ってみたのです。

名盤の誉れ高き「ソング・サイクル」や「ディスカヴァー・アメリカ」のころのヴァン・ダイクさんとはちょっと違ってこのアルバムはちょっと頭でっかちな印象をうけます。同じ頃発売されたブライアン・ウィルソンのソロもあまり芳しくなかったので、僕の中ではこの2枚はセットなイメージだったですね。

しかし、今回あらためて聞くと、発売当初聞いた印象と変わらない部分は多々あるのですが、このちょっと作られた感のある日本のイメージも案外悪くないと思う事が出来ました。しかもラストの日本語まじりの曲もなかなかいい曲なんですよねー、これがまた。

まあ、ヴァン・ダイクのキャリアの中ではやはり珍作に上げられてしまうでしょうね。まあしょうがないでしょう。僕もたぶん好んで繰り返しは聞かないだろうなー。

で、1曲はそのラストの「One Home Run」です。なにも日本語で歌わなくてもいいとも思ったりもしますが…。

Van Dyke Parks / Clang of The Yankee Reaper

2008-10-27 19:01:43
ヴァン・ダイク・パークス紙ジャケ再発特集第2弾!これは以前も聞いた事のある1975年発売のアルバムです。僕は10歳。たぶん高校生か浪人生の頃に聞いたんだろうなー。浪人って暇ですもんね。

アナログ盤はもう売ってしまっていて、印象もあまりなかったので今回あらためて買い直し聞いてみました。1曲目のタイトルトラック「Clang of The Yankee Reaper」は聞き覚えがありました。初めて聞いた当時も「ヴァン・ダイクにしてはまともなポップソング」と思ったものです。

あらためて聞き直してみて、このアルバムはこれまでの「アメリカ再発見」の旅の続きの中で、カリブ海方面に足をのばして行ってみたアルバムってことがわかりました。タイトルトラック以外はもうほぼカリプソマナーです!

ワールド・ミュージックに身を染めて以来、所謂カリプソも聞くようになりましたがそれ以前は「デーヨ、イデーーヨ、イデデ、イデデ、イデデ〜ヨ…」などど日本でも替歌になるほど有名なハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート・ソング」しか知らなかったのでこれまた若輩ロック少年にはかなり興味薄の音楽だったような気がします。

今聞いてもバツグンにポップなタイトル曲以外はやはりあまりグッとくるものはありませんでした。ラストのインスト曲は素晴らしいですけどね。

僕の知り合いに「このアルバムがヴァン・ダイクのベストだ!」という人がいますがどうでしょう?なかなか変わった人ですよね。

で、1曲はやはり「Clang of The Yankee Reaper」です。この曲だけがオリジナル曲で、後に「Junp!」でタッグを組むマーティン・カービーとトレヴァー・ローレンスとヴァン・ダイクの共作です。

Van Dyke Parks / Jump!

2008-10-27 16:52:19
ヴァン・ダイク・パークスさん紙ジャケ再発特集第1弾!1984年のアルバムですので僕は19歳。浪人していた頃ですね。ヴァン・ダイクさんのアルバムはあの「ディスカヴァー・アメリカ」と「ソング・サイクル」「ヤンキー・リーパー」しか聞いた事なかったので、このアルバムは今回初めて聞きました。ジャケットも見覚えがない。

しかし、なぜか2曲目の「Opportunity for Two」は聞き覚えがあるんです。なぜだろう?もしかして聞いた事あるかなー?覚えがありません。

このアルバムはアメリカ南部の民話「アンクル・リーマス」をテーマに制作されています。っていうかそんなことはさておき、僕はヴァン・ダイクのアルバムの中でこれが一番好きです。民話をテーマにしているっていう関係からかミュージカル仕立てなアルバムになっておりますが、それぞれの曲が際立って素晴らしい。もう出だしからわくわくします。

「ディスカヴァー・アメリカ」の評判を聞いてヴァン・ダイクに興味を持った僕ですが、正直若かりし僕にはよく理解できませんでした。「譜面に出来ないジェットコースターのような奇抜なストリングスアレンジが…」とかいわれると、なるほどと思いはすれど今一歩踏み込むに至らずで…。

今回の紙ジャケ再発や、細野さんトリービュート盤への参加などをきっかけにまたヴァン・ダイクさんを聞いてみるとこれがなんとすんなり虜になってしまいました。やはりこの音楽もロック少年にはわかりにくいのかもなー。10代とかでこんなのにのめり込んでいてもちょっと怖いもんねー。

もはやロックなんてジャンルでは語る事の出来ない豊かな音楽です。老若男女の皆様に聞いていただきたい傑作アルバムです。

で、1曲は「Opportunity for Two」です。心躍る名曲ですが、妻はなぜか笑います。

Carla Bruni / Carla Bruni

2008-10-23 14:55:00
なにかと噂のカーラ・ブルーニの新譜です。この新譜の発売関係で例の洞爺湖サミット来日はキャンセルされたようです。

スーパーモデルからアーティストに華麗に転身。ファーストアルバムでは、「ノラ・ジョーンズのメランコリーとレナード・コーエンの内省、ジョルジュ・ブラッサンスの自由さ、そしてセルジュ・ゲンスブールの孤独、の融合」と評され、なんとビデオクリップはレオス・カラックス監督作品。そして、セカンドは英米を代表する詩人による詩に曲をつけるという文学志向。彼女が選んだ詩人は、イエーツ、オーデン、クリスティーナ・ロセッティ、エミリー・ディキン ソン、ドロシー・パーカー…。僕もよくわかりません。そして1曲ルー・リードも参加し、詩の朗読をしていましたね。

ってなその美貌と美しいジャケットからは想像もつかないアート指向をのぞかせていて僕も好きだったんですよ。

それなのに、あぁ、それなのに…。ファースト・レディとなられ、サルコジの任期中はこのアルバムを最後に音楽活動を中断する、と発表されてしまいました。残念です。

まあ、音楽自体の話題になりにくい状況ではありますが、このサードアルバムは今までで一番力の抜けた、リラックスした内容なんじゃないでしょうか。音作りもちょっとレトロな感じがいい感じ。それは、プロデューサーにフランス音楽界の大ベテラン、ドミニク・ブラン=フランカールを起用したって事が大きいみたいです。

そして、このアルバムは一昨年に亡くなられたお兄さんに捧げられているらしいです。ジャケットの素晴らしく美しい写真もそのお兄さんが撮られた写真らしいです。そんなこともあって全体にプライヴェート感漂う落ち着いた出来上がりになったのかもね。

で、1曲は「ある島の可能性」ですね。この曲はフランスの作家ミシェル・ウエルベックの詩にカーラが曲をつけたものらしいです。涙が出るほど美しい曲であります。

また音楽活動を再開されることを期待しております。

Adriana Calcanhotto / Mare

2008-10-22 17:27:57
アドリアーナ特集第3弾!これが噂の新譜です。これはキャリア最高傑作!ではないか!今年、7月にもめでたく日本盤リリース。ちょっと日本盤発売のタイミングが遅れたため、僕は待ちきれず輸入盤を買ってしまいましたけどね。

まずは、プロデューサーにアート・リンゼイを迎えています!僕的にはそれだけでもう興奮です。アートさんは数々の功績をブラジル音楽界に刻まれてこられたので、これはもう品質保証的なものでしょう。アルバム全体を通してアートさんのシンプルながらもしなやかなサウンドデザインが感じられます。また彼自身も何曲かであの伝家の宝刀をぬいておられます。これがアドリアーナの世界観とマッチングーするんですねー。カッコいいですねー。

もう一つの話題。ブラジル音楽界の至宝、マイーザ・モンチがコーラスをとる曲が1曲入ってます!アドリアーナとマイーザ・モンチの競演!僕にとっては事件です。なにかのサイトか雑誌かでお互いをリスペクトするような記事を読んだ事があるのですが、その時はあまりの趣向の違いに「ホンマかいな?」と思っておったのですが、実現して嬉しいです。今回はコーラスなのでマイーザ・モンチの出番は少ないですが、これをきっかけにデュエットなんてどうでしょう?

そして次の話題。御大ジルベルト・ジルがラストの曲でギターを弾いておられます。ジルのギターにアドリアーナの歌というガチンコ対決曲!短い曲ですが緊張感ある仕上がりです。ちなみにドリヴァル・カイーミの曲です。

最近活動を共にしている+2トリオももちろん全面的に参加しています。

で、1曲は「Para La」ですね。アートさんのうすーいノイズギターが絶妙です。ポップとアートの2面融合に成功した彼女。これは確かにキャリア最高傑作と呼ぶにふさわしいでしょう。早くも次回作が待ち遠しいです。

Adriana Calcanhotto / Cantada

2008-10-21 20:33:28
アドリアーナ特集第2弾!これは2002年のアルバムですね。これも妻が買いました。

緊張感のあるジャケットから想像できるような緊張感のあるアルバムになっております。サウンドはかなりシンプル。間の多いサウンドデザインはちょっと東洋的な感じもあります。

これまた、ブラジル伝統のサンバ文脈からは離れた前衛的で現代的な曲が多く、ラップ的な演出、ドラムンベース的なリズム…。そしてなんとあのマドンナの前衛的なカヴァーも収録されていてビックリです。6年前のアルバムですがこのアルバムからMoreno+2とのタッグが1曲実現しています。モレーノ・ヴェローゾは何曲かでクレジットされています。

ブラジル音楽的にはかなり異質なアルバムなので、ブラジル音楽ファンにどれくらいアピールするのかよくわからないなー。正直、しんどいだろうなー。しかし、このアルバムは彼女にとっては結構転機となったアルバムではなかろうかと思うのです。ポップシンガーとしてヒットを狙う宿命を背負いながら、アーティスト的に独立したといいますか、周りに認められたといいますか…、なにか解き放たれた自由感を感じます。このアルバムの前に大ヒットを獲得したっていうのも大きいのかもしれません。

こうなったらいつかは「アドリアーナ、サンバを歌う」っていうアルバムをリリース!ってのもカッコいいかもなーって思ったりします。やらないかな?

で、1曲は「Justo Agora」ですね。ザ・アドリアーナな素敵な曲です。マドンナのカヴァー「Music / Impressive Instant」もなかなかカッコいいですよ。

Adriana Calcanhotto / Maritmo

2008-10-20 21:14:05
アドリアーナ・カルカニョット特集第1弾!最近新譜もリリースされたので、我が家ではアドリアーナ流行です。このアルバムは妻が買いました。っていうか、どっちかって言うとアドリアーナ関係は妻の方が買ってます。

最新作はめでたく日本盤がリリースされましたが、以前はこのアルバムだけが日本盤も発売されたと聞いております。何枚目のアルバムかわかりませんが1998年発売らしいです。

で、中身は…、これがまたちょっと古い感じのゴージャスサウンドになっております。昨今のブラジル音楽はシンプルなサウンド構築が主流となっておりますので、やはり少々古くささを感じてしまいます。しかし、曲自体はいい曲もいっぱい入っていて、一躍アドリアーナの評価を高めたアコースティックライブ盤でもこのアルバムから何曲か演奏されていてバツグンです。

しかしこの方、ブラジルのミュージシャンなのですがいわゆるサンバ、ボサノヴァ的なところに根ざしたアプローチをあまりしない感じが特徴的ですよね。どっちかっていうとラテンシンガーというか、普通に西欧世界的っていうか…。なかなか特殊な存在感かも知れません。「女カエターノ」っていわれているのもわかるぐらい前衛好きっぽいしね。

来日公演をきっかけに、日本では今までにない盛り上がりを見せるアドリアーナ。旧譜の日本盤リリースを希望します。

で、1曲は「Mais Feliz」です。ベベウ・ジルベルトの名前がクレジットにあります。彼女の曲なのかな?素敵な曲です。

僕らのミライへ逆回転

2008-10-14 14:20:25
最近見た映画。ミシェル・ゴンドリー監督作品「僕らのミライへ逆回転」を見ました。渋谷シネマライズです。ジャック・ブラック主演ってこともあってか笑えるコメディー作品になっております。ミシェル・ゴンドリー作品はけっこう見ているのですが、一番まともな感じの映画です。普通に笑って泣けます。ラストもハッピー(?)だしね。気楽に楽しめました。気楽な映画が見たい時におすすめです。しかしジャック・ブラックってなかなかのコメディアンですね。彼の作品は今まで「ハイ・フィデリティ」しか見た事ありませんが芸風はいつも同じみたいですね。主演を彼で、なにか「寅さん」のような息の長いシリーズ作でも撮ればけっこういいんじゃないでしょうか?
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