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ムーンライダーズ / イスタンブール・マンボ

2008-09-12 14:18:20
鈴木慶一さんのソロが思いのほか良かったので、昔のムーンライダーズも聞いてみたくなり購入しました。なにかの雑誌で、曽我部くんがこのアルバムを持って映っている写真を見た事があるような気がしてこれにしました。1977年のアルバムらしいですので、僕は12歳。リアルタイムに聞いていてもおかしくない年頃ですが、残念ながら今回初めて聞きました。

これがけっこういいんですよね。前に他のアルバムを聴いた時とぜんぜん印象が違います。やっぱり子どもにはわからんだろうかもなー。クレジットを見るとこの時期はけっこう岡田徹さんの曲がフューチャーされており、慶一さんの作詞作曲ってのは1曲だけ。橿渕さんもこのころからいい味出してたんだなー。

「イスタンブール・マンボ」とタイトルにあるように後半は中近東風味の展開なんですが、そこはムーンライダーズで、フェイクな感じ。表現的に今はオリエンタルな感じがおしゃれといった使い方か。なんでも流行を取り入れる歌謡曲的っていうんですかね。細野さんのエキゾチック指向とはちょっと違います。

で、1曲は「さよならは夜明けの夢に」です。この歌はこのアルバムを聴く前から知っていました。長いムーンライダーズ史上でも屈指の名曲じゃないでしょうか。

鈴木慶一 / ヘイト船長とラヴ航海士

2008-09-11 17:41:30
鈴木慶一さんの久々のソロアルバムです。「鈴木白書」から17年とありますが、僕は聞いた事ありません。久々っていうのも話題ですが、今回の最も話題なポイントは曽我部恵一プロデュースっていう点でしょう。

奇しくも同じ名前「KeiichiからKeiichiへ」ってな曲も入ってるように、まるで時代の橋渡し。遺言状の手渡しのようなアルバムになっております。糖尿病って聞いておりますし、ちょっと死を近くに感じてらっしゃるのかなー、なんて思ったりして…。

特にムーンライダーズの熱心なファンだったってこともないのですが、世代的には「青空百景」以降、「アマチュア・アカデミー 」「アニマル・インデックス」「DON'T TRUST OVER THIRTY」などはよく聞いていました。当時カセットブックっていう形態でリリースされたものも買いましたねー。そんで、昔のも調子に乗って聞いてみたのですが若い僕にははまり良さがわかりませんでした。活動再開ライブみたいなのも行ったなー。結構ファンだったのかなー。

個性豊かなバンドのメンツのなかでも鈴木慶一さんが一番好きだった。

今回曽我部くんのプロデュースと聞き、少々違和感がありました。曽我部くんってどっちかっていうと「はっぴいえんど派」だったんじゃなかったんだっけと…。名前が一緒っていうキャッチーな部分はあるにしろいつのまにそんなに仲良くなったんでしょうね。

しかし、今回の中身はバツグンです。ホントにちょっと遺書的な内容の曲も多いし、コーラスアレンジがかなり幽霊コーラスなので、ますますそんな雰囲気を盛り上げています。過去の名曲「すかんぴん」の再演「Skanpin Again」も入ってるしねー。

ムーンライダーズももう解散したんだかなんだかわかんない状態なので、今後の慶一さんの音楽活動はいったいどうなってしまうのでしょうか?CMや、プロデュースはやってらっしゃるみたいですけどね。

で、1曲はやっぱその「Skanpin Again」ですね。「煙草一箱ほどの人生だったかな」と人生を振り返っておられます。これはー、マジか?ギャグか?演出か?

"daisy holiday" presented by haruomi hosono

2008-09-11 13:35:20
デイジーワールド再開を告げる、所属アーティストのオムニバス盤です。昔に比べるとアーティストが増えたような…。みんな細野さんをリスペクトしてるんでしょうね。

日本人のアーティストは、コシミハルさん、ビューティフルハミングバード、テイ・トウワさん(友情出演?)高田漣さん、ハミングキッチン、青柳拓次さん、TIN PAN、ワールドスタンダード、キセル、星野源さんといった強者ぞろい。外国からはThe Beau Hunks Sextetteが楽曲を提供されています。

昔はアトム・ハートさんなどに代表されるアンビエントなレーベルカラーだったように思っていたのですが、だいぶレーベルのキャラが変わったようですね。あっ、そんなでもないかなー。

YMOの時にも入っていたコント(当時はスネークマン・ショー)みたいなのが相変わらずです。好きなんですね、細野さんって。そんで、そのコントにティン・パン・アレー時代の名曲「アヤのバラード」に歌われる娘さんのアヤさんが参加されている模様です。クレジットにのっているんですがにわかに信じられません…。ホントかなぁ?

細野さんの曲も2曲入っています。1曲はこの前紹介させていただいた細野晴臣アーカイブスVol.1に入っていた昔のフォークソング。で、で、なんともう1曲があの「香港ブルース」なんですよ!細野晴臣&ザ・ワールド・シャイネス名義になっております。この曲、最初のレコーディングは「泰安洋行」だと思うのですが、あの伝説の横浜中華街ライブでも演奏されていますし、最近もテレビ番組(ニュース23?)で演奏されているのも見ましたし…もう細野さんの曲のようですよね。

で、1曲はその「香港ブルース」ですね。ザ・ワールド・シャイネスでのライブリハーサル一発録音らしいです。ああ、素晴らしい!!

原田知世 / Music & Me

2008-09-09 17:00:34
原田知世さんの新譜を買ってみました。きっかけはNHKの番組で鈴木慶一さんと伊藤ゴローさんとドライブみたいな番組&ライブを見たってことですね。

このアルバムは彼女のデビュー25周年を記念したアニバーサリー・アルバムっていうことらしいです。そんで、参加メンバーがいつになく豪華です。長年の音楽的なパートナー鈴木慶一さんをはじめ、大貫妙子さん、高橋幸宏さん、高木正勝さん、キセルのお二人、あとオニキユウジさんっていう僕は知らなかった方なんかが参加されています。で、プロデュースは最近のパートナー、伊藤ゴローさんとなっております。

これが、けっこう興奮する内容でしてね…、まずは大貫妙子さんの名曲「色彩都市」!僕ら世代には懐かしの名曲ですが、知世さんが歌った方がいいんじゃないかと思うほど見事にカヴァーされています。知世さんのセルフかヴァー「シンシア」もまた素晴らしいし、鈴木慶一さんの曲(僕は知らなかった。ムーンライダーズかな?)「菩提樹の家」もたぶん慶一さんが歌うよりいいんじゃないでしょうか?キセルのお二人との曲も知世さんの曲のようで、普段キセルはあまり好きじゃないって思っていたイメージを覆しました。そして「時をかける少女」の再演。アニバーサリーらしい選曲ですね。ボサノヴァバージョン的ですがなかなかよろしいかと。この曲松任谷由実さんの曲だったんですね。忘れてました。

いやー、知世さん!こんなに素晴らしい歌手になるなんてちょっと感慨深いですよね。決して凄く歌がうまいってわけでもないし、声がそれほど魅力的ってほどでもないのにこの歌の存在感。今の日本にはなかなか貴重な存在じゃないでしょうか?

年をとっても続けてほしいです。80歳位までね。しかし、スリーブの中の大貫さんとのツーショット写真が怖くて怖くて…。知世さんも大貫さんみたいになっていくのかなー?と考えると見たいような見たくないような…。

で、1曲は前記の大貫妙子さんの曲「色彩都市」ですね。正直、昔はこんなにいい曲だと気づかなかった。

beyond good and evil Hosono, Haruomi Archives, Vol.1

2008-09-08 12:54:20
ディジー・ワールド活動再開を告げる第1弾としてレーベルのオムニバスと同時期にリリースされたものです。細野さんの過去のレア作品を集めたもの+新曲1曲という構成です。

細野晴臣アーカイヴスVol.1ってことなんですが、いつものことながらVol.2って出るのかな?1987年〜2008年の作品です。インストものがほとんどで、細野さんの対談の本のおまけについていた曲ぐらいしか聞いた事があるのはなかったなー。

歌もの細野さんももちろん大好きですが、実はアンビエント細野さんも大好きなんですよ。僕が特に好きなのは「ウォーカーズ 迷子の大人たち」っていうNHKの番組用の作品(2006)と、「美と出会う」っていうNHK教育の番組用作品(2001)、矢作俊彦さんのウェブ小説「Jane Doe」のための作品(2000)ですね。その他にも懐かしのプロフェット5のみで即興的に作ったものなんかも入っています。昔の作品もけっこう多いので古くさく感じるかなーと思いきやそんな感じは全然ないです。ただ、さすがに1990年代に東京でなっていた音って感じの質感の曲もありますね。

そうなんですよ!昔、1990年代のかっこよかった東京はこのような音が街にあふれていたんですよ!今みたいに安易にボサノヴァやソフト・ロック(?)と違ってね!

新曲は今の細野さん的な歌もので、タイタニックのことを歌ったであろう昔のフォークソングのカヴァーです。これまたいいですよ。細野さんの祖父さんはタイタニック号の日本人唯一の生き残りです。知ってました?

で、1曲はその昔のフォークソングのカヴァー「It Was Sad When That Great Ships Went Down」です。ウディー・ガスリーなんかも歌っていた曲らしいです。

TOKYO!

2008-09-05 13:24:51
最近見た映画。渋谷シネマライズで「TOKYO!」を見ました。ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノの3人が東京をテーマに東京で撮影した3作品で構成されている作品です。いわゆるオムニバス形式です。それぞれの物語に関連はない模様。

もちろん目当てはカラックスの9年ぶりの新作!ってことで、見ずにはおれませんね。

蒼井優さんや加瀬亮さんなども出演されているので(カラックスのには出てません)混んでるかなーと思いきや空いてました。まあ、こんなもんでしょう。

で、そのカラックス作品「メルド」ですが…。ドゥニ・ラヴァンが凄いことになっています!「あの汚れた血の男の子がこんなになっちゃって…」と妻は嘆いています。かなりのメルド(糞)ぶりが恐ろしくもちょっと笑えます。また、音楽も「エエッ!」って感じで、ラストも「ウォォォ!!!」って感じになっております。凄いねカラックス!楽しませていただきました。多分小予算の作品ですが、肩の力が全然抜けない人ですね。

最近話題のミシェル・ゴンドリーさんの作品も楽しかったが、ポン・ジュノ作品はちょっとねーって感じでしたね。YMOのエンディングテーマがまったく印象薄くて残念です。っていうかなんでYMO?っていう感じですよね。まあ、単純に東京だからか?っていうかなんでこの3監督?って感じもありますが、カラックスの新作が見れたのでまあいいか。

今度は「ポーラX」以来の大作を期待しています。っていうか映画撮る気あるのかなー…。
ちょっとあきらめ気味ですが、ライ・クーダー復活の例もあるようにわかりませんからねー。また「汚れた血」のような傑作が見られることを期待して気長に待ちましょう。

Haruomi Hosono Strange Song Book - Tribute to Haruomi Hosono 2

2008-09-04 13:12:08
ちょっと前に出た細野さんトリビュートの第2弾です。前回の第1弾がかなり素晴らしい出来だったので第2弾なんて…。ネタがもつのかなーと思っておったのですがまずまずです。

第1弾は目玉としてはヴァン・ダイク・パークスによる「イエロー・マジック・カーニバル」があったのですが、第2弾の目玉は何かなー?ドクター・ジョンが参加しているっていうのも凄いけど曲がちょっとマイナーだしな…。ドクター・ジョンがクラウン時代の曲をやってくれればバッチリだったのになー。ハース・マルティネスwithヴァン・ダイクの「ろっかまいべいびい」もやや地味だしなー。以外と久保田麻琴さんのそのまんまな「ルーチュー・ガンボ」とかアン・サリー+Pan Cakeによるさわやかな「はらいそ」なんかのほうがいい感じかもね。そういえばオリジナル盤にはついていなかった「ルーチュー・ガンボ」の歌詞が今回はなぜかついていてうれしかったです。沖縄言葉も盛り込まれた歌詞がさっぱりわからずに悲しんだものですが、今回目から鱗です。セニュール・ココナッツことアトム・ハートさんの「東京ラッシュ」が、目玉といっていいほどにラテンないい感じかな。そして、今回はなんと映像作品が2つついています。両方かなりとんがったトリビュートぶりになっております。

まあ、やっぱり第1弾の衝撃には及ばないもののこれまた名トリビュート盤で、2つセットでいい感じってことにしておきますかね。

で、1曲はさきほどの久保田麻琴さんの「ルーチュー・ガンボ」ですかね。歌詞がね…、衝撃的です。

The Band / The Band

2008-09-03 22:21:09
ザ・バンドのセカンドアルバムです。1969年発売なので僕は4歳。これもまた今回初めて買いました。

ザ・バンドは好きで、我が結婚式の2次会でも自ら「アイ・シャル・ビー・リリースト」熱唱するくらい好きだなーと思っていたのですが、アルバムはあの「ミュージック・フロム・ビック・ピンク」しか聞いたことがない事を最近あらためて確認しまして…。っていうか「ビック・ピンク」の他にこんなにアルバム出てたっけ?ってくらいのトボケたファンだったんですねー、これが。

で、細野さんも推薦されているセカンドを買ってみた次第であります。これがまた非常に素晴らしい!(今更ですが)「ビック・ピンク」と印象の違うところはいわゆる「アメリカ南部の香り」って事でしょうか?それと、遅れてきたメンバーのリヴォン・ヘルムさんの大活躍っていうところも見逃せませんね。

そんで、またまた確認したのは、このまぎれもなくザ・バンドなタイトな演奏にあって僕が好きなのはリヴォンさんがリードをとっている曲が多いなーってことですね。全然エコー感のないドタバタしたドラミングは彼ならではですよね。最高です。最近もソロを発表されていて、しかもグラミーだかなんだかの賞も取ったりして大変充実した老後(?)を過ごしていらっしゃるようで微笑ましいです。

「ビック・ピンク」も好きですけど、こっちの方が好きかもなー。ムッシュかまやつさんはまた違うアルバムがお気に入りみたいなので今度はそれを買ってみます。

で、1曲は有名曲「Up On Cripple Creek」です。ちなみにこの僕が買った紙ジャケのものはボーナス・トラックが7曲も入っていてお得です。

Bob Dylan / The Times They Are A-Changin'

2008-09-02 15:07:48
最近買ったボブ・ディラン第4弾!3枚目のアルバムですね。1964年発売なので、僕の生まれる1年前のアルバムですね。これまた、今回初めて買いました。

しかしまあ、このジャケットに映るディランは当時20代前半だと思いますが枯れ枯れのオッサンみたいですよね。ウディー・ガスリー意識なんでしょうか?ファースト、セカンドの陽気な感じとは違うので中身的にもなにか違うのか?と思いきや基本的には前作「フリー・ホイーリン」の延長線上ってとこでしょうか。

しかし、ある意味勢いで作られた感もある「フリー・ホイーリン」に比べると熟練度は増し、ギターも歌もわりと余裕のある自由な感じに展開されています。僕の思うフォークソングに一番近い感じ。UKのフォークミュージシャンっぽい感じも何故かあってなかなか味わい深いです。

よく考えてみるとこのアルバムと、前作がいわゆるプロテストシンガー時代のアルバムですよね。たったの2枚ですよ!所謂「フォークの人」的イメージからするともっとこの路線のアルバムを発表しててもおかしくないと思うのですがね。意外でした。

そして1曲は「Boots of Spanish Leather」です。これまた女々しいサイドのディランの曲
です。「フリー・ホイーリン」の彼女のことを歌った歌とされているようです。内容的には「木綿のハンカチーフ」みたいなもんで、「なにか送ってくれるなら、スペイン皮のブーツを下さい…」と歌っています。妻は「たかり」かと思っていたみたいです。
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