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細野晴臣 / トロピカル・ダンディー

2008-02-21 12:30:13
「松岡康史の50枚」第33弾!

また細野さんのソロアルバムの登場です。トロピカル3部作はこのアルバムから始まりました。1975年の作品ですので僕は10歳。これもまた後追いで聞きました。我が家にはなぜか3枚あります。

A面がそれこそトロピカルなごちゃ混ぜサウンドで、B面は細野さんのそれまでの流れを残したアメリカンな感じで構成されています。発売当初はA面のような新しい方向よりはB面のようないままでの流れの方がウケが良かったみたいですね。

僕が初めて聞いた時はそんなA面、B面の違いは感じられず、ただただ派手なA面のほうを好んで聞いていました。しかし、B面も「ハニー・ムーン」って曲は大好きですね。

この次の「泰安洋行」が細野トロピカルの完成品だとすれば、このアルバムはやや昔の細野さん「ホソノハウス」の名残もあって過渡期的なニュアンスもあります。本人曰く「まだこのアルバムはロックアルバムで、「泰安洋行」はロックじゃない」と言っておられるのも理解出来ます。

しかしまあ、そんなことでアルバムとしてのまとまりには欠けるような感じもしますが、1曲1曲がとんでもなく素晴らしいので、やはり名盤なのであります。

そして1曲は「ハニー・ムーン」です。僕にとってはこの曲は徹夜だろうの日の深夜2時3時あたりに聴く曲です。深夜にこの曲を聞くとなんだかとても穏やかな気分になって涙が出ます。そして「文化は夜つくられる」なんてつぶやいたりします。夜な感じが好きなんですかね。

細野晴臣 / 泰安洋行

2008-02-19 01:03:12
「松岡康史の50枚」第32弾!

いよいよ細野さんの偉大な名盤の登場です。1976年の作品らしいので僕は11歳。これまた残念ながらリアルでは聞いておりません。細野さんを初めて認識したのはYMOであります。ティン・パンもハッピーエンドも、クラウン時代も全て後追いです。ああ、悲しい。

最近の新譜やトリビュート版、伝説の中華街ライブも入っているボックスセットの発売やらで、我が家ではもう何度目かの細野さんブームであるってことは前にもお伝えしましたが、なかなかブームは去りません。YMOもCDで買いなおそうかと考えてしまっています。

なんといっても僕はまさにYMO世代で、YMOに影響を受けたおかげでこんな人間になってしまったといっても過言ではありません。僕ら世代はそんな人がたくさんいると思います。
初め、YMOでの細野さんの曲はあまり好きにはなれませんでした。細野さんが好きになったのはトロピカル3部作や「フィルハーモニー」といったソロ作品を聞いてからです。で、今となっては音楽的師匠、いや、人生の師匠として崇めております。もう大好きなんですよね。

特にこのアルバムは通称「トロピカル3部作」の中核をなす、当時としては一番ヘンテコなアルバムだったそうです。ハッピーエンドの流れで、アメリカンロックを細野さんに期待するファンには特にそういう感じだったようですね。

あまり細野さんの音楽的流れを幸い知らなかった僕にはただ単に「衝撃」の音楽でした。このアルバムのおかげで、僕の音楽趣味、いや、僕の人生さえもかなり開かれたものになったと思うんですよ、今となってはね。

今聞いてもホント、不思議な魅力のアルバムです。細野さんの人間力ですね、この魅力は。
ドクター・ジョンの「ガンボ」、アラン・トゥーサンの「サザン・ナイツ」とこのアルバムは、どこか似ている雰囲気の心躍る名盤3枚としてなにか特別なオーラがあります。

地球の皆さんにぜひ聞いていただきたいですねー。

そして1曲は「Exotica Lullaby」としておきますが、このアルバムこそ全曲すばらしいっていうかアルバム単位で1曲って感じですかね。収録時間も短いですし。

Joao Gilberto / Joao Gilberto

2008-02-14 17:46:37
「松岡康史の50枚」第31弾!

ジョアンの名作。邦題は「三月の水」ってやつです。1973年発売ですので僕は8歳。残念ながらこれもリアルタイムには聞いておりません。

っていうか、つい最近までジョアンはあまり好きじゃないと思っていたのです。なぜならあまりにメジャーすぎて…、ってのが本当のところです。好きになったきっかけは、タワーレコードが発行している「bounce」誌上で僕の敬愛するアート・リンゼイさんが「癒されるギターアルバム」っだったかの括りでジミヘンなんかといしょにこのアルバムを紹介されていたので購入してみたってところです。

初めて買ったジョアンのアルバムはたぶんスタン・ゲッツと一緒にやっている超メジャー作だと思いますが、その後にもEMIの初期のアルバムをまとめたものも買って聞いたりもしました。しかし、若かったのかあまりにメジャー曲が多すぎたのかあまりのめり込めなかったのですね。

「三月の月」を聞いたのは、あの歴史的初来日公演のあった年ですから5年くらい前でしょうか?多少ロックの幻影も見えなくなっておっさんになった僕に突然、このアルバムが聞こえるようになったのです。

いきなり大音量で聞いたのがよかったのかものすごい緊張感のある音になんというか汗をかくほどに興奮しましたね。そして、タイミングよく素晴らしかった奇跡の初来日!メジャーを馬鹿にすべからずですよ、ホントに!

で、1曲は「E Preciso Perdoar」ですね。この曲を始めに知ったのはRed Hot のシリーズでサカモトさんとカエターノとセザリア・エヴォラさんでやっていたバージョンでしたが、
両方かっこいい。

Joni Mitchell / Court and Spark

2008-02-12 15:34:59
「松岡康史の50枚」第30弾!

ジョニ・ミッチェルさんの一番売れたらしいアルバムです。名盤「Blue」や「逃避行」よりも売れていたなんてちょっと不思議なかんじですね。1974年リリースなので僕は9歳。残念ながらリアルタイムには聞いておりません。

ジョニさんといえばジャコのいた頃と思っていた僕は、このアルバムを聞いて衝撃を受けました。いわゆるフォーク的な弾き語りの世界からジャズ傾倒にいたる過渡期的なアルバムですよね。バックがフュージョンっぽくって軽やかです。そんな明るさがヒットの原因のひとつでしょうか?抜群にポップな名曲も多く「Help Me」「Free Man in Paris」「Car on The Hill」なんてのはジョニの歴史の中でも名曲に挙げられるであろう傑作です。

昔、ジョニの来日公演を一度だけ目撃しております。奈良は東大寺で行われた「あおによし」っていうイベントがそれです。彼女の他にボブ・ディラン御大まで参加されたイベントす。ショーの後半、ジョニが登場し幻のようなステージを披露、そしてトリはディラン!と思っているとなんとその後にX-Japanが登場し…。あげくの果てにアンコールはX-Japanも含めた皆で「I Shall be Rereased」を合唱…。思い出しても悪夢です。人間、レベルを超えたいやな出来事は忘れてしまうっていいますが、本当にそうですね。あまり思い出せないんですよね。なので、せっかくのジョニのステージも色あせてしまって…。以来、野外のフェスのようなイベントは敬遠しております。

音楽活動も再開された事ですし、もう一度来日を希望してやまないアーティストの筆頭です。

で、1曲は「Free Man in Paris」です。鼻歌では歌えない難しい曲ですが大好きです。むりやり鼻歌で歌ってます。

ピピロッティ・リスト / からから

2008-02-12 14:04:53
原美術館で2月11日まで行われていた、ピピロッティ・リストの展覧会に妻と行ってきました。

最終日でなのかけっこうな混雑ぶり。原美術館に行ったのは何年ぶりだろうか?野口里佳さんの展覧会以来ですね、きっと。スイスの女流映像作家らしいのですが、僕はあまり知りませんでした。

なぜ興味を持ったかというと、ミュージックマガジンの2007ベスト特集号で、渡辺亨さんがソフト以外で良かったものとして、マイーザ・モンチやアドリアーナ・カルカニョットの来日公演とともにピピロッティの展覧会での音楽を挙げていらっしゃったので、気になっていたということです。

で、原美術館到着。いきなり映像作品やら、デカめのインスタレーション作品なんかを見て回るわけですが、原美術館ってご存知の通り「狭い」のですよ…。映像作品やインスタレーションは、やはりある程度の広さのあるところでゆっくり見ないと全貌がつかみにくく、魅力も半減って感じにいつもなるのですが、今回もまさにそんな感じ。おまけに結構な混雑ぶりだったのでその消化不良感に拍車をかけていました。

体験型の作品で「トイレ」に入って体験する作品もあったようですが、人気ラーメン店の行列のごとく並んでいたのであきらめてしまいました。また、パンフレットも筒の中にポスターやらが入っている物で4500円!買いませんでした。もうちょっと期待してたんだけどなー。音楽もそれほど効果的だとは感じなかったなー。

もっと広い、例えば木場の美術館あたりでやっていればまた印象も違っただろうに…。残念です。原美術館は平面の作品が限度ですね。

Brian Eno / Before and After Science

2008-02-08 14:03:42
「松岡康史の50枚」第29弾!

イーノさんの環境音楽一歩前のアルバムです。1977年発売なので僕は12歳。ですが、リアルタイムでは聞いておりません。このアルバム以前、つまり、環境音楽以前のアルバムは全て後追いですね。

このアルバムは、レコードで言うとA面は今までのイーノさん的ロックな世界ですが、B面はがらっと趣が異なり、これ以降の環境音楽傾倒を感じさせるアンビエントな世界となっており、過渡期的アルバムとして認識されているようです。

このアルバムまでの3枚と比べると、やや評価が低い感じがするのもそんなことが関係しているのかも。僕も、初め聞いた時は「なんだか地味だな…」的印象だったのですが、ある時聞き返していると急にB面が聞こえてきたのです。

特に8曲目「By This River」!何度も繰り返し聞いておりました。そんな時、タイミングを同じくして「息子の部屋」っていう映画が公開され、なんとテーマ曲にこの「By This River」が使われていまして、しかもこのアルバムが映画の中に登場したんです。なんというタイミング!

なので、好きになったのは結構最近です。今ではA面も大好きになりました。で、今ではイーノさんのアルバムのなかでも1番いいんじゃないかと思っています。

結局、このアルバムを最後に彼はアンビエントの森に…。最新作ではまたそのへたくそな歌を披露されていますが、残念ながら、この頃の若くザラザラした感じはありませんでした。
ロキシー・ミュージック脱退後のソロ4作はホント奇跡的にも美しく若々しい魅力に溢れています。

で、1曲は「By This River」です。美しい曲です。

Carl Stone / Mom's

2008-02-04 16:15:34
「松岡康史の50枚」28弾!

カール・ストーンさんの名盤です。1992年発売なので僕は27歳。僕は岡山にいたかもしれません。彼を何のきっかけで知ったのかは良く覚えてません。坂本さんか細野さんが紹介されていたんだと思います。

ラップトップ・ミュージック。当時はそんな呼び方をされていましたが、ようはコンピューターを使ってベットルームで音楽を作る先駆け的アルバムだったんだと思います。

なかなか情報が少ないのでこの方のCDを探すのも一苦労です。このアルバムが出た頃は、渋谷のクワトロWAVEの2階や、六本木WAVEの最上階の本屋のわきのCDコーナー、または京都のMedia Shopなんかでこの手のノンジャンルな音楽を手に入れることができました。しかし今は…。どこに行けばいいんでしょうね?Media Shopは健在でなによりですが。メガストアのジァンル分けだとたぶん「ニューエイジ」ってところになるんでしょうけどね。もしくはクラシックフロアの片隅にある現代音楽のあたりか?

最近も活動してらっしゃるようなので新しいのが聞いてみたいなー。って売ってるの見た事ないしなー。どうすれば手に入るんでしょうか?僕が聞いたのはこのアルバムと、もう一枚、日本の紙幣がジャケットになっているもの。タイトルが「カミヤバー」だかなんだか忘れてしまいましたがそんなようなタイトルです。このアルバムでも矢野顕子さんの声がサンプリングされて使われていたりして、日本贔屓なんでしょうかね。

現代音楽的な難しい理論やらはあるのでしょうし、一般的には難解な音楽とされて敬遠されてしまいがちですが、まあ偏見なしに聞いてみて下さい。癒されます。やさしく開放的なコンピューター音楽のマスターピース!

で1曲は「Mom's」ブツ切れ早回しのような音源を見事にコラージュした心躍る名曲。ホルガー・シューカイ御大も真っ青です。
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