Mavis Staples / We'll Never Turn Back
2008-11-26 14:22:05
メイヴィス・ステイプルズの2007年のアルバムです。ピーター・バラカンさんがミュージック・マガジン誌誌上で2007年のベスト10アルバムにあげていらっしゃったので買ってみました。僕はザ・ステイプル・シンガーズもはっきり聞いた事がないのでよく知らないのですがそのメインヴォーカルだったんですね、彼女は。ちなみに前作もよく知らずに買いました。なんと、ライ・クーダー全面バックアップでした。ライさんのギターもキュインギュインとうなっている強力盤ですね。
最近、ボブ・ディランを聞くようになりその公民権運動の時期の様子などもおぼろげながら把握することができまして、ザ・ステイプル・シンガーズもその時期、ボブ・ディランやその他のプロテストソングを歌ってその一翼を担っていたと聞いております。
で、このアルバムもそんな時代のプロテストソングの数々が現代版にリメイクされ再演されているっていう内容。そう、今のアメリカの現状とその公民権運動の時代とをダブらせているのですよ、彼女は。2008年11月の現在ではオバマが黒人初のアメリカ大統領に決まりましたのてこのアルバムの発売当初とは若干アメリカの状況も変わりつつあるように見えますがこの前まではどん底でしたからね、アメリカは。
ディランやライ・クーダーもそうですがそんなアメリカの栄枯盛衰を生きてきたがゆえの力強い骨太なアルバムです。なので、多少重たい雰囲気はありますが、その、もう若くはない枯れた声から発せられるメッセージはバツグンの説得力です。
で、1曲は「My Own Eyes」です。「自分の目で全部見てきた…。」さすが68歳になる大ベテラン。しかもまだ現役。なかなか言えないことであります。そしてこの曲がこのアルバム唯一のオリジナル曲です。


