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松岡康史のワールドミュージック短信

ノンジャンルな我的音楽記録

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The Limits of Control
thelimitsofcontrolpf2.jpgthelimitsofcontrolpf.jpg我らがジム・ジャームッシュ監督作品最新作「ザ・リミッツ・オブ・コントロール」を見ました。そしてサントラも買いました。映画は有楽町のシネカノンで見ました。今まで入った事のない小さい方のスクリーンでの上映。まだシネパトスとかじゃないだけましかもしれませんが…。ジム様の人気も落ちたものです。悲しいかな時代の変化を感じます。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「ナイト・オン・ザ・プラネット」のころは大混雑しておったんですがね…。

で、映画。舞台はスペイン。謎の指令を受けた主人公がスペインの街を彷徨いながら、次々と現れる人物と謎の会話を交わしながら指令を遂行するといったストーリー。謎が謎のまま進むので、ちょっと途中リンチ的な感じもしますがやっぱりジャームッシュでした。パンフやチラシに使われているギターケースと鞄をもって彷徨う主人公の絵はあの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の冒頭、田舎から出てきた女子がラジカセをもってスクリーミン・ジェイ・ホーキンスを爆音でかけながら彷徨うシーンとタブって見えました。かっこいい!やっぱりジャームッシュはかっこいいね!素晴らしい映画でした。

で、サントラ。なんとビックリ!今回は日本人のバンド「ボリス」が大々的にフューチャーされています。「ボリス」…。知りません。映画で使われている曲を聞くかぎりけっこうノイジーなロックって感じかな。もう一つのバンドBad Rabbitもそんな感じ。それがけっこう映画の不穏な空気をもり立てます。舞台がスペインなのでフラメンコな曲も途中で使われたりしていてこれがまたカッコいいです。

しかし、ジャームッシュさんはよくもまあこんな日本人でも知らないようなバンド見つけてきますねー。やっぱりただものではない音楽マニアなんでしょう。日本好きでもあるんでしょう。ひょっとして僕が知らないだけか?

ジャームッシュさんもそうですが、ソニック・ユースの面々やヨ・ラ・テンゴのみなさん、日本に住んでしまったジム・オルークさん…。アメリカの、ニューヨーク近辺のそいうったアーティストたちはけっこう日本好きの方が多いですよね?やっぱりこういったアンダーグランドな世界の方々にはマッチョなアメリカは生きにくい国なのかもなんて思ったりもします。

いつもジャームッシュに影響されやすいミーハーな我的には、これをきっかけにボリスを買ってみたりするところですが今回は…。ちょっとネットで調べてみたりしたんですがちょっと苦手なジャンルの方々かなーと思っております。サントラは最高にカッコいいんですがね。

で、1曲は「Fuzzy Reactor」です。ボリスの曲です。テーマ曲のような扱いかな。ちょっとだけ声が入ってますが言語は不明。ボリスって普段は日本語で歌ってるみたいですがそれがちょっと僕的には入り込めない要因かな。インストバンドにすればいいのに。

ちなみに写真は左がパンフレット、右がサントラジャケです。基本的には同じデザインです。このジャケットもジャームッシュぽくって大好きです。


2009年10月5日(月) 13:39 [ サントラ ]
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My Blueberry Nights
ウォン・カーワイ監督作品「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のサントラです。CDは2007年に発売されています。映画は今年公開だったような…。映画を見た時点で購入はしていたのですがご紹介が遅れてしまいました。

この映画、ウォン・カーワイさん初のアジア人以外がメインの作品として、また主演にあのノラ・ジョーンズさんを起用するということで話題な映画でしたね。見る前は話題ばかりが先行して内容自体を危うんでいたように思いますが、なかなかキュートな好感の持てる作品でした。さすが。

で、今回はそのサントラなんですがこれがまた話題満載の好盤です。まずはそのノラ・ジョーンズの書き下ろし曲「ザ・ストーリー」。ノラ・ジョーンズさん、やっぱりいいですよね。役者としても普通に見れたし最近では突出した才能豊かな女子ですね、やはり。それからキャット・パワー!昨今なにかとモテモテの彼女の曲が2曲。彼女のちょっと前の「ザ・グレイテスト」っていうアルバムからの曲です。

この3曲がこの映画、このサントラの中核を成しています。もっとこのお二人の曲を使ってもいいのになーと思ってしまいます。映画を見ても印象に残っている曲と言えばこのお二人の曲でした。

他にもライ・クーダーの書き下ろし曲や、メイヴィス・ステイプルズ、カサンドラ・ウイルソン…。ウォンさんのサントラ史上でも屈指の豪華さじゃないでしょうか。

我が師匠、ジム・ジャームッシュ氏、ヴェンダース氏もそうですがウォン・カーワイさんもやはり音楽使いの斬新な映画監督ですよね。古くは「欲望の翼」でのザビア・クガート楽団に鼻息を荒げ、「恋する惑星」のフェイ・ウォンの虜になり、「ブエノスアイレス」のカエターノに卒倒した僕としては今回のこのサントラにも大満足しました。

で、1曲はそのノラ・ジョーンズさんの「ザ・ストーリー」ですね。今更デビューアルバムとかは買う気はありませんが新譜とか出たなら買ってみようかな。
2008年12月16日(火) 12:35 [ サントラ ]
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I'm Not There / Soundtrack
i'mnotthere.jpgトッド・ヘインズ監督映画「アイム・ノット・ゼア」のサントラです。
今年の映画かなーと思っていたのですが、このサントラは2007年のリリースになっております。どうだったっけかな?映画は今年見たと思うんですけどね。

まあ、そんなことはさておき、このサントラはもはや映画のサウンドトラックという域を超えて、もはや素晴らしいボブ・ディランのカヴァーアルバムです。2枚組というボリュームもさることながら、参加メンバーがなんとも豪華!凄いですよ!

以下、参加メンバー:エディ・ヴェダー(パール・ジャム)、ソニック・ユース、キャレキシコ、リッチー・ヘヴンス、スティーヴン・マルクマス(元ペイヴメント)、キャット・パワー、ヨ・ラ・テンゴ、アイアン&ワイン、ロジャー・マッギン、ロス・ロボス、ジェフ・トゥイーディー(ウィルコ)、ウィリー・ネルソン、スフィアン・スティーヴンス、シャルロット・ゲンズブール、ジャック・ジョンソン、ランブリン・ジャック・エリオット、トム・ヴァーレイン、アントニー&ザ・ジョンソンズ…。うーん、痺れますよね。

そんで、なんとハウスバンド的に、キャレキシコとザ・ミリオンダラー・バッシャーズと名乗る濃い編成(リー・ラナルド、スティーヴン・シェリー、ネルス・クライン、トム・ヴァーレイン…)の2つのバンドが活躍していて、それがまた凄いことになっています。

僕の興味的には、ロジャー・マッギン&キャレキシコ、ウィリー・ネルソン&キャレキシコ、それにシャルロット・ゲンズブール&キャレキシコ!なんてのはもう夢のようなタッグですよね。それぞれの出来も素晴らしいし。

しかし、そんな素晴らしいアルバムもボブ・ディラン入門としてはどうですかねー。僕も最初は原曲を知らなさすぎたのでいまいち入り込めませんでした。聴こえてきたのは、何枚かのオリジナルアルバムを聴いたり、この映画を見てからですもんね。やはり、ちょっと詳しくないと楽しみにくいかもです。

で、1曲は、ジェフ・トゥイーディー(ウィルコ)の歌う「Simple Twist Of Fate」です。原曲は「血の轍」に入っています。選曲がバッチリはまっていて情けなくもかっこいい境地に達しています。
2008年8月5日(火) 16:57 [ サントラ ]
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