
マリア・リタの新譜です。これも去年の発売です。秋ぐらいだったでしょうか?もう発売時は各所でプッシュされていたのでっていうか日本でもすでに人気の高い彼女なのでみなさん聴いてますよね?
僕は未だに前作にあたる「Samba Meu」しか実は聴いたことがありません。あのアルバムでサンバに目覚め、曲を提供していたアルリンド・クルズを知ったわけです。今でもけっこう聴く大好きなアルバムです。その前の2枚はなんだか変にオシャレな方向で流行っていたのでちょっと買うのをためらっていたのです。
で、今作。僕が望んでいたのはもちろん前作「Samba Meu」路線なのですが、そうではありませんでした。事前情報で知ってはいたので聴いても違和感はないと思っていたのですが僕が思っていた音楽よりももっとシャープで大人なカッコいい音に仕上がっております。
基本的にはバンドがトリオ編成でピアノを中心としたキーボードとアコースティック・ベース、それにドラム&パーカッションです。いわゆるピアノトリオですね。ジャズですな。基本僕的には苦手な編成なのですがここでのバンドはなかなか聴かせます。音がなんだか固くてドラムもリズム的に派手だし好きです。まあ、なんといってももう存在感バツグンのマリア・ヒタの歌がそれに乗るわけですから全体的には余裕というか貫禄がある感じです。
選曲的には知らない曲がほとんどですが、知ってる曲も数曲ありうれしいところ。知ってる曲の1曲はカエターノですが、これがまたなかなかしっとりしたアレンジで聴かせますねー。マルセロ・カメロやヒタ・リー、ジャヴァン、そしてもう一人のマリア(ガドゥ)も歌っていたエドゥ・ロボ&シコ・ブアルキの曲も…。
一聴は僕的には二枚目っていうか大人過ぎて少々入り込めない感じがしていたのですが、聴くうちにいつものようにアルバムの全体像が把握出来るようになりました。去年のベストテンアルバムに選出されてらっしゃる方が多いのも頷けます。でもね…。ラストにボーナストラック扱いでサンバな曲が1曲入っています。本当は僕的にはその曲が一番好きだったりしてしまうんですけどね。
アルバム的には4作目だと思いますが最早ブラジル音楽界をリードするような存在。もしかしたらこのアルバムをきっかけにちょっと大人なピアノトリオをバックに歌う女性歌手が出てきたりするんでしょうかね?
で、1曲はやっぱりカエターノの「Menino Do Rio」にしておきます。たぶんアルバム的にはハイライトではないと思います。他もいい曲ばかりなのですがやっぱりよく知っている曲なんでねちょっと贔屓が入るものです。また、サンバなアルバム出して欲しいな〜。