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松岡康史のワールドミュージック短信

ノンジャンルな我的音楽記録

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松岡康史
Djavan / Aria Ao Vivo (02/29)
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Djavan / Aria Ao Vivo (02/29)
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Djavan / Aria Ao Vivo
djavanariaaovivo.jpg去年発売されたジャヴァンのライブアルバムです。ジャヴァンの前作「Aria」というカヴァーアルバムのツアーの模様が収められたものってことですかね?僕はその「Aria」は聴いてませんが、このライブアルバムは鎌倉はディモンシュの堀内さんがラティーナ誌上での2011年ベストテンアルバムに選ばれておったので購入してみました。うん、なかなか侮れない素晴らしいライブアルバムです。

中身的には「Aria」のライブ盤かというとそういった面もあり、そのアルバムにも収録されていたカヴァー曲も数曲演奏されています。が、このライブはジャヴァンのデヴュー35周年を記念して、ベロリゾンチで行われたライブの模様らしく35年に及ぶ彼のキャリアの集大成的中身となっております。なので彼の代表曲であろうメジャー曲も多く収録されており、あまり知らない僕でも非常に興奮し楽しめたりするものです。

僕の知ってるカヴァー曲は、カエターノの「Oracao Ao Tempo」カルトゥーラの「Disfarca E Chora」トム・ジョビン&ヴィニシウスの「Brigas Nunca Mais」バート・ハワード作の「Fiy Me To The Moon」あとはジルベルト・ジルの「Palco」くらいです。カエターノやカルトゥーラも燃えるんですが、ジルベルト・ジルの「Palco」がねー!ちょっとミドルテンポで大人なアレンジ&演奏ながら「この曲、やっぱりいい曲だねー!うーん!」といたく感動いたしました。

で、ジャヴァンの曲。僕は残念ながら今までジャヴァンのアルバムはデヴューアルバムしか聴いたことがありません。しかもついこの前。でも、僕でも知ってる曲が数曲。まずは「Flor De Lis」。これはそのデヴューアルバムに収録のまさに彼の出世曲&代表曲ですね。観客も大層盛り上がっております。あとは「Samurai」。この曲はけっこう有名ですよね。僕でも知ってます。で「Sina」。この曲はカエターノのアルバムで知りました。実は最近僕はこの曲にゾッコンで、カエターノのヴァージョンとこのアルバムのライブヴァージョンを交互に聴いたりして勝手に盛り上がっております。素晴らしい曲ですね。スタジオアルバムでいうとあの有名な「ルース」に入っておるようなのでやはり買わなければいけませんね。

バックをつとめるのはマルコス・スザーノ(perc)、トゥルクアート・マリアーノ(g)、アンドレ・ヴァスコンセロス(b)の3人。ジャヴァンとあわせて計4人のアンサンブルなのですがコレがとても4人とは思えない強靭アンサンブルで見事です。メチャクチャかっこいいです。観客も後半にかけ大層盛り上がってる様子…。そりゃそうですね。細身のスーツでバッチリきめたジャバンのお姿にもホレボレします。一時代のブラジル音楽シーンのイメージリーダーだったジャヴァン。やっぱりこれから過去のアルバムを聴いていこうと心に決めました。

で、1曲は「Sina」ですね。ぜひジャヴァンのオリジナルスタジオ録音ヴァージョンを聴かなくては!ブラジル音楽ファンにとっては今さらでしょうけどね…。お許し下さい。
2012年2月28日(火) 17:09 [ 南米音楽 A〜N ]
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Adriana Calcanhotto / A Fabrica Do Poema
adrianacalcanhotoafabricadopoema.jpgアドリアーナ・カルカニョットの旧譜を妻が買いました。実は昨年の来日公演時に会場での購入です。以前、このアルバムが発売された頃、ちょっと話題になったような気もあり、妻も僕もあまり情報がないままこのジャケットにひかれ一度は購入していたのですがあまりピンと来ず売却してしまったものを再び買い戻したってわけです。1994年発売、サードアルバムのようです。

当時はどんな音楽に興味があったのかもはや忘れてしまいましたが、アドリアーナに夢中になっている今聴き返すとやっぱりいいアルバムですよねー!コレより前のファーストとセカンドはサウンドがやや80年代な感じという噂もありまだ聴いていないのでなんとも言えませんが、このアルバムは現在のアドリアーナと比較してもあまり違和感のない独自に凛とした佇まいのサウンドです。ファースト、セカンドと金髪だった髪の毛も黒くなってますし…。

いきなりサンバなリズムに中南米チックなフルートが斬新な始まりと思いきや後半のビリンバウの乱れ打ちに驚く1曲目、2曲目ではなんとジャキス・モレレンバウムの華麗な弦楽器アレンジ、そして4曲目のしっとりしたバラードは当時TVドラマの主題歌かなんかに使われたらしくヒットしたらしい…ふーん…いい曲…。など当時はまったく耳に入ってこなかったそれぞれの曲がまるで初めて聴く曲のごとく新鮮に体に入っていきます。マルセロ・コスタの操る打楽器類がやっぱり強烈です。アドリアーナは現在より18歳も若いはず。でもね、声の印象は不思議と現在とそう変わらないです。後半やけにジャズな感じにしっとりしますがそれもまた良しです。

僕は当時このアルバムの何を聴いていたのか??まあ音楽との出会いはタイミングも重要なのであの時はまだこのアルバムを聴くタイミングじゃなかったってことですね。

これで聴いていないアドリアーナのアルバムはそのファーストとセカンドとベストだけとなりました。たぶんその2枚も80年代的なサウンドとはいえ、今聴けばちゃんと聴こえてくるアルバムなのでしょう。そのうち聴かねばなりませんね。もはや独自のポジションを確立した感のあるアドリアーナ。今後も末永く僕らを楽しませていただける事でしょう。1965年生まれの今年47歳。僕と同い年です。あと20年は音楽活動を続けて欲しい…。たぶん僕の方が早く死んでしまうと思いますが爺さんになっても新譜を聴き続けられると思うと僕の老後も明るいな…。

で、1曲は「Metade」にしておきます。オープニング曲も衝撃的ですが、「Metade」のようなバラードちっくな曲がやっぱり好きかも。
2012年2月21日(火) 12:58 [ 南米音楽 A〜N ]
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Kassin / Sonhando Devagar
kassinsonhandodevagar.jpg+2トリオの一人、カシンのセカンドソロがリリースされております。ファーストは日本盤もリリースされ、+2トリオの来日などもあり盛り上がっておりましたがこのセカンドはなぜかひっそりとここ日本に出まわっておりました。去年の夏頃のリリースだったのになかなか手に入らず、結局買ったのは12月になってからだったかな?+2トリオのもう一人、ドメニコの傑作セカンドソロも去年リリースされ、もうすぐモレーノのセカンド(スタジオ盤としては)ももうすぐ発売になるはず…。うーん、再び+2旋風か…!

この+2トリオの中でたぶん中心的な存在、アイデアの源的人物であろうと勝手に思っているカシンですが、実際、アドリアーナの初来日公演や+2での来日公演、そしてカシン+2のアルバム及び彼がプロデュースする作品等に触れるにつけ、少々遊び心が鼻につくところがあるな〜と思っておったものです。やり過ぎといいますか…。たぶんアイデア豊富で音楽好き、バイタリティーあふれる人物なのでしょうが、ちょっとねー遊び過ぎかなーと。でもね、この初めてのソロ名義のアルバム、なかなかその辺のバランスがとってもよい、非常に楽しくエレガントな作品となっております。やっぱり才能豊かな方なんでしょうね。

Stephan San Juanとこの前のアドリアーナの来日公演でもベースを弾いていたAlberto Continetino、そしてジョアン・ドナートの息子Donatinhoが主なメンツで曲によってはホーン部隊などいろんな人が参加されています。1曲はモレーノ、ドメニコと+2トリオが揃う曲もありますね。ん?この曲、ドメニコ+2に入っていた曲のリメイクかな?そして1曲はハイラマズのショーン・オヘイガンと共作の曲も!ドメニコの傑作ソロアルバムと同様、様々なムードの曲が入っていて楽しいですし、アルバムとしても不思議にまとまっています。ホンと、ドメニコのアルバムと雰囲気はよく似てます。

そしておまけに3Dメガネがついていてそのメガネをかけてジャケットやブックレットを見ると立体に見えるという仕掛けも!いわゆる左右のレンズ部が赤青になっている懐かしのアレで効果のホドは…??ってな感じですが楽しいですね。

カシンさんの凝ったアレンジは基本レトロフューチャーっていうんですかね?ラウンジーなムード満載で好みはわかれるところだと思いますがこのアルバムはそんな部分もなんだか嫌みなくエレガントにまとまっています。かなり好きかもな!このアルバム。曲単位でも聴けるしね。DJ的にもいいんじゃないかなーと思ったりもします。

で、1曲は「Calca de Ginastica」です。80年代ディスコミュージック的な曲ですがなかなか意外にいいんですよねーこれが。まあ全曲いいですけどね。カシンさん、ちょっと見直しました。……と思っているとカシンが関わったはずのガル・コスタの新譜が!!!驚愕の内容でして…。詳細はまた後日。
2012年2月20日(月) 11:52 [ 南米音楽 A〜N ]
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Maria Rita / Elo
mariaritaelo.jpgマリア・リタの新譜です。これも去年の発売です。秋ぐらいだったでしょうか?もう発売時は各所でプッシュされていたのでっていうか日本でもすでに人気の高い彼女なのでみなさん聴いてますよね?

僕は未だに前作にあたる「Samba Meu」しか実は聴いたことがありません。あのアルバムでサンバに目覚め、曲を提供していたアルリンド・クルズを知ったわけです。今でもけっこう聴く大好きなアルバムです。その前の2枚はなんだか変にオシャレな方向で流行っていたのでちょっと買うのをためらっていたのです。

で、今作。僕が望んでいたのはもちろん前作「Samba Meu」路線なのですが、そうではありませんでした。事前情報で知ってはいたので聴いても違和感はないと思っていたのですが僕が思っていた音楽よりももっとシャープで大人なカッコいい音に仕上がっております。

基本的にはバンドがトリオ編成でピアノを中心としたキーボードとアコースティック・ベース、それにドラム&パーカッションです。いわゆるピアノトリオですね。ジャズですな。基本僕的には苦手な編成なのですがここでのバンドはなかなか聴かせます。音がなんだか固くてドラムもリズム的に派手だし好きです。まあ、なんといってももう存在感バツグンのマリア・ヒタの歌がそれに乗るわけですから全体的には余裕というか貫禄がある感じです。

選曲的には知らない曲がほとんどですが、知ってる曲も数曲ありうれしいところ。知ってる曲の1曲はカエターノですが、これがまたなかなかしっとりしたアレンジで聴かせますねー。マルセロ・カメロやヒタ・リー、ジャヴァン、そしてもう一人のマリア(ガドゥ)も歌っていたエドゥ・ロボ&シコ・ブアルキの曲も…。

一聴は僕的には二枚目っていうか大人過ぎて少々入り込めない感じがしていたのですが、聴くうちにいつものようにアルバムの全体像が把握出来るようになりました。去年のベストテンアルバムに選出されてらっしゃる方が多いのも頷けます。でもね…。ラストにボーナストラック扱いでサンバな曲が1曲入っています。本当は僕的にはその曲が一番好きだったりしてしまうんですけどね。

アルバム的には4作目だと思いますが最早ブラジル音楽界をリードするような存在。もしかしたらこのアルバムをきっかけにちょっと大人なピアノトリオをバックに歌う女性歌手が出てきたりするんでしょうかね?

で、1曲はやっぱりカエターノの「Menino Do Rio」にしておきます。たぶんアルバム的にはハイライトではないと思います。他もいい曲ばかりなのですがやっぱりよく知っている曲なんでねちょっと贔屓が入るものです。また、サンバなアルバム出して欲しいな〜。
2012年2月7日(火) 12:34 [ 南米音楽 A〜N ]
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