
ヴォルケーノ・クワイアというバンドのアルバムを買ってみました。正体はレッド・ホットのオムニバス「Dark was The Night」にも参加していたボン・イヴェールことジャスティン・バーノンと、ポスト・ロック・バンドのCollections of Colonies of Bees(僕は知りません)が組んだユニットらしいです。継続するのか?単発なのか?
これがねーなかなかいいです。ジャケット写真同様、ピンと張りつめた冷たい空気感を感じる音楽。なかなか気持ちいいです。
全体的な印象はミニマルなアコースティックサウンドなんですが、アコースティックな音を素材に編集が入ったような音作り。この編集感がたまらんのですよ。そのうえ歌もコーラスを中心としたものながらちゃんと歌として聞こえてくる感じ。うーん、気持ちいい。
僕はこの2組のアルバムを持っていません。ボン・イヴェールについてはその「Dark was The Night」でしか知りませんでしたが「For Emma, Forever Ago」というアルバムがかなり世界的なロングセラーになっているらしいですね。Collections of Colonies of Beesにいたってはこのアルバムで初めて知りましたが、いまのところどんな音楽を奏でていらっしゃるバンドなのか知りません。このアルバムの空気感はそのCollections of Colonies of Beesが持っている空気感なのでしょうか?ああ、またまた興味のわくバンドが出現してしまいました。
妻がジャケットを見て「怖い」と言っていましたが、音楽的にはまったく怖さはなくっていうかむしろ温もりを感じる音楽です。空気感は非常に冷たいですが例えて言えば冬山の焚き火のような暖かさ。やさしい音楽です。声がそのやさしい雰囲気を醸し出しています。そのへんもいい感じなんですよね。
最近はこの「火山聖歌隊」のように森の奥へ奥へと向かうミュージシャンが増えているように思います。一つの傾向なのでしょうか?もうアーバンな時代でもないだろうということなのか?まあそんな時代の雰囲気なんでしょうね。
で、1曲。「Island, Is」です。この曲を聴いてカール・ストーンの「Mom's」を思い出しました。このブツ切り編集のループ音楽はミニマルな現代音楽的な感じもします。が基本は歌もの。ポップです。素晴らしいです。何度も繰り返して聞いてしまいます。うーん、いいねー。
ちなみに僕はいつもの癖で日本盤を買ったのですが、ライナーノーツや訳詩が付いていません。残念です。まあ新譜の日本盤にしては安めの1980円でしたけど。
ともかくこのアルバムはかなりのおススメです。この冬、我が家ではよく聞くアルバムの1枚となるでしょう。