
前作より5年ぶり、4枚目となるロキア・トラオレさんの新譜です。といっても半年ほど前のリリースです。僕は彼女のアルバムを初めて買いました。名前は聞いた事ありましたが、どんな音楽か?イメージすらありませんでした。
マリ出身ということもあってそれっぽい音をそれとなく想像していましたが全然違いました。彼女の弾く奇麗なギターと歌が中心の音数の少ないなんともストイックでスピリチュアルな世界。いわゆる伝統的なアフリカン・ミュージックではありませんね。こんな方もいるんですねー。ちょっと驚きです。ワールドミュージックという枠にはない音楽です。
CD屋に行くともちろんアフリカのコーナーにおいてあるんですが、たまにフランスのコーナーで見かける事もあります。フランス語の曲も入っているしって事だけじゃなくフランスで活躍されている、もしくは売れているって感じなんでしょうか?なるほどねー。なんとなく納得できます。パリあたりではハマって響くんだろうなー。
全体的にはまるで僧侶のようなストイックな曲が並んでいますが、ヒューマン・ビート・ボクサーのスライ・ジョンソンが参加した曲があったり、ビリー・ホリデイの歌った曲のカヴァーありで、なかなか楽しかったりもします。
アフリカのミュージシャンにしては歌があんまりうまくない。なんていうとひどいかもしれませんが、しかし、かえってそれが彼女の魅力に繋がっているんじゃないでしょうか。トラディショナルな感じがしなくてね。
で、1曲はタイトルトラック「Tchamantche」ですね。ロキア・トラオレとスライ・ジョンソンの対比がエモーショナル。