
プリンスの新譜が突然CD屋にならんでました。なんの情報もなかったので、日本盤も当然出るだろうと待っていたのですがなかなか情報が無い…。ちょっとあせって調べてみると、なんとアメリカのディスカウント・ストア系の店でしか販売しないという事実を知り、あわてて買いました。安定して輸入盤が日本に入ってくるかも疑問ですしね。しかし、何故?プリンス…何考えているかさっぱりわかりません。
で、中身。これまた何考えてんの?的な3枚組。うち2枚はプリンス名義のもの。それぞれ「Lotusflow3r」と「MPLSOUND」というそれぞれのタイトルがついています。で、あと1枚はBria Valenteという女性の「Elixer」というアルバム。という3枚構成になっております。
まずは「Lotusflow3r」。音的にはプリンスがギターを弾きまくるロック色の強いものになっております。
プリンスが新譜を出すたびにみんな期待するのは「あのころのプリンス」なんですがそんな期待に答えるような「あのころのプリンス」的音全開です。最近わりと大作チックな作品が続いていただけにこの粗雑なパワーはなかなか意外でした。もしかして「あのころ」に録り貯めた音源なんじゃないか?ってほどです。
特にそれは「MPLSOUND」の方にも顕著でして、こちらはもう「あのころ」と比べても何の遜色も無いファンクナンバー全開です。っていうか「パープル・レイン」以前のプリンスっぽい。
凄すぎてちょっと笑える「志村けんスタイル」のヴォイス・エフェクトに、あのプリンスの音の代名詞のようなスネアの音…。ウォーっと盛り上がります。ちょっとうれしいような今さらのような感情がこみ上げてはきますが…。
2枚総じて、みんなが期待している「あのころのプリンス」復活といってもいいようなアルバムではあります。なかなかいいです。しかし、こうして難なく音的には復活を果たしてしまったプリンスですが、復活して思うのは、やっぱりいくら音的に復活してもあのころとは違う、という事です。当たり前なんですけどね。
しかし、この音、プリンスは本気なのか…。未だに疑問が残ります。もしかしてやっぱりこのアルバムは以前の音源の寄せ集め?とかね。クレジットもなにもないのでブートっぽいんですよ。次作もこんな感じだったら信用して盛りあがれるかもなー。
で、もう1枚のBria Valenteさんのアルバム。これもクレジットとか何も無いのでよくわかりませんが多分プリンスがプロデュース、作詞?作曲は?って感じのプリンス色を感じるブラック・コンテンポラリーな内容。「おまけのわりにけっこういいじゃん」という評判もありますが、僕には理解不能。というか縁遠い音楽でした。
で、1曲は「Lotusflow3r」から「Crimson And Clover」のカヴァーです。カヴァーですがプリンスの曲のようです。時代錯誤も甚だしいプロモビデオもトホホでなかなかです。