ワインを楽しむためのQ&Aサイトになればと思います。

ワインを楽しむためにどんなことを知っておけばよいのか、ワインの世界の常識、非常識を皆さんに知っていただけたら、、。

皆さんからの質問やコメントも待っていますね!

2007年07月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
wow gold
フィネス (08/18)
今井
ワインの抱えるリスク (02/07)
最新トラックバック
ブルゴーニュ赤の楽しみ方 [2007年07月04日(水)]
 
ブルゴーニュの赤と言えばピノ・ノワールとガメイ。ガメイはブルゴーニュ・パステゥグランかボジョレー地区のワイン。
メインの葡萄はやはりピノ・ノワールです。
1990年代中盤までは、古典的スタイルのワインも沢山あったのですが、時代の流れとともに新しい醸造学を取り入れた早熟な傾向のワインになりつつあります。
それ以前は、親から受け継いだ作り方をかたくなに守り、個性あふれる生産者が沢山いました。長熟で20年以上経ってもなかなか熟成してくれないワインから、リリースして1〜2年で美味しくなるワインまで様々。
全体的な傾向としては、熟成させるほどに美味しくなるワインが多かったような気がします。今のようにワインが全て売りきれてしまうことは稀で、売れ残ったワインをセラーにお保管しておくことが多く、自然に長熟に耐えられるワインが造られていたのかもしれません。
最近ではリリース直後から飲めるワインも多く、グランクリュの卓越した生産者のワイン以外は近寄りやすいワインが数多くあります。大口の市場であるアメリカなどの影響も大きく、早熟なワインでないと評価されにくいような地合もあります。

ピノ・ノワールは単一品種でありながら、ほとんどがブレンドされずに単一品種でリリースされる葡萄です。それにも関わらずこれだけ多種多様で個性にあふれたワインが出来ることを考えると、なんと魅力的な品種なのでしょう。
軽やかなボディーの中に秘められる、複雑な香りと味わいは私たちを魅力してやみません。ピノにはまってしまっている人も多いのではないでしょうか。

ピノ・ノワールを楽しむ際にまず必要なのはワイングラスです。リーデルのシリーズにも色々な種類がありますが、ピノ好きなら何種類かグラスを用意しておいてもいいと思います。グラスによる微妙な感じ方の差は、より魅力を引き立たせるために必要です。味わいは香りと味わいとのバランスなので、何でも大きなグラスで楽しめば言い訳ではありません。非常に素晴らしいピノ・ノワールでもソムリエシリーズのピノ・グラスで飲むよりもヴィノムの方が美味しく感じる場合もあるのです。大きなグラス神話は考えた方が良さそうです。

ピノに関してはまずある程度開いているものをいただくことが大切です。間違っても若いワインを開けてでキャンタージュをしてはいけません。ピノにデキャンターは無用なのです。魅力の多くが飛んでしまいますし、ピノはでキャンタージュしたからといって開かないものが多いのです。瓶熟させないと開かないものが多く、もし開きそうだったら抜栓してからそのまま置いておくか、コルクを締めて時間の経過を待ってください。

ブルゴーニュのピノに関しては基本的に儚いワインが多いと思ってください。若いワインですと抜栓して2〜3日伸びていくワインもありますが、間違ってもアメリカのピノのような変化は期待できません。アメリカのピノがグラスの中で時間の経過と中でびくともしないのと違ってブルゴーニュのピノはどんどん変化していきます。この変化がまさにブルゴーニュの魅力なのです。大きな意味で言えばフランスワインの魅力かもしれません。

古酒などは経験則で飲み終わるまでを計算すべきです。一定の時間が経つと落ちていくワインも多いのです。

今の現状で日本にあるピノノワールの多くは熱が入っています。本当にコンディションの良いワインは少ないのです。

ブルゴーニュ・ルージュや村名のワインなどは、単調になってしまっているワインが多く、たまたま美味しく飲める時期もありますが、かなり確率が低いのが現状です。ところがコンディションの良いワインは、非常に魅力的です。美味しさのレベルからいくと、けしてグランクリュに負けないのです。ポテンシャルの高さばかりが美味しく感じる要因ではありません。若い内は絶世の美女を求めるかもしれませんが、年を重ねるごとにあくの強い美女よりも純粋な女性に惹かれるように、ピノの美味しさにも幅があるのです。官能的なインパクトも熟成したピノの魅力ですが、ピノを長年飲んでいると綺麗なピノが好きになってきます。

こういった好みの変化もブルゴーニュを楽しむ上で面白い現象なのです。

生産者による差も大きく、熟成しないと良くならないワインから、早熟なワインまで幅があります。早熟なのに熟成しても美味しいワインもあれば、熟成させても美味しくならないワインもあります。ブルゴーニュを極めるには、生産者が持つ畑の特長と、熟成による変化を頭に入れておかなければなりません。

畑による違いで良く飲み比べをしている人を見かけますが、本来ブルゴーニュは生産者で把握すべきワインです。そちらの方が早く美味しいワインを見つけることが出来るのです。生産者によっては同じ地域の畑でも立地の差によってワインには大きな差が出ます。

でも立地が良いのに全く美味しくないワインもある。特に有名な畑ほどその傾向があります。これが生産者の差なのです。

こうやって考えていくとブルゴーニュは本当に難しい。でも、、それでもブルゴーニュにはまってしまうのはそれ以上の魅力があるからに他ならないのです。

ですから私は皆さんにまずコンディションの良いワインを飲んで欲しいのです。それこそが生産者の真意を知ることが出来るからです。生産者の顔の見えるワインとはコンディションの良いワインのことなのです。

プロフィール


ネットワーク

リンク集

http://www.cafeblo.com/wineholic-qa/index1_0.rdf






(c) 1999-2008 Cafeglobe.com All rights reserved