コンディションの良いワインが作り出す新しい常識 [2007年06月28日(木)]
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もしあなたがコンディションの良いワインだけを楽しめるようになったのならば、あなたのワインに対する常識は大きく変わるはずです。
まず、リーズナブルなワインに対する感覚。今までは家飲みだからこんなもんかな、、な〜んてちょっと諦めていませんでしたか? 安いワインから当たりを探すような感覚で、かなり確率が悪かったこともあるのではないでしょうか。 コンディションが良いと大きく変わってきます。 リーズナブルなワインでも幸せになれるような美味しさがあるんです。 特に家での普段楽しむワインということになると、こういったリーズナブルなワインが主流になるでしょう。リーズナブルといってもさすがに3桁で探すのは至難の業ですが、1000〜2000円台だと結構あるんですよ。 コンディションがよく細かい要素が壊れていなければ、細かいニュアンスがよく分かり、自然で心洗われるようなワインに出会えるんです。 でも本当にそういったワインが少ないんです。安いワインにはコストをかけないという業界の常識という非常識がある訳です。でも私たちはこういったワインを沢山揃えられます。 ブルゴーニュのワインだったら皆さんどのようなワインを選びますか。コンディションが良いとブルゴーニュ・ルージュや村名ワインのなかに驚くほど美味しくいただけるワインが山のようにあるのです。熱が入ると、すぐ要素が飛んでしまいますが、状態がいいと本当に細かい要素がよく分かるんです。そういったワインを是非経験していただきたいと思っています。 人気のある畑だけではなくそれほど人気の高くない、モンテリーやサヴィニー・レ・ボーヌ、フィクサン、モレ・サン・ドニなどの畑でも生産者を選び、コンディションさえ良ければ驚くほど美味しいワインが沢山あります。 逆に高価なグランクリュなどは、「え?」っと思うほどしっかりしています。熱が入っていないと、柔らかい密度の高いボディーであることに気がつきます。今までいかに熱の入ったワインを飲んできたか愕然とするでしょう。それがいい悪いは皆さんの判断にゆだねますが、グラン・クリュのワインなど無理矢理飲む必要は無いのです。こういったワインは、寝かせる経済的余裕のある人が買えばいいのです。自慢だけのために買って後悔するのは自分です。 ヴィンテージに対するイメージも大きく変わります。ヴィンテージチャートを見てワインを購入されている方も多いようですが、実はコンディションが良いとオフヴィンテージのワインがいかに美味しいかがわかります。オフヴィンテージほど早く開くんだという常識ができてきます。全てそうとは言い切れないとしても、そういった傾向があります。 ワインをいかに美味しく楽しむかは、あまりこだわりを持ちすぎないことも大切なのです。というかこだわりも持つところが違うのだと言った方が正しいでしょう。いかに冷静に判断できるか、美味しいワインを探すためにはこのような心がけも必要なのです。 アメリカワインは強いから大丈夫だろうと勘違いして、ドライコンテナで輸入する業者が多い中、ちゃんとしたコンディションのワインがどれほど違うことか。 寝かせるにしてもちゃんとしたワインを寝かせなければ、結局後悔するのはあなたなのです。10年経って開けてみたら、期待とは大きく違う。さすがに10年経っていたら怒りのやり場は無い訳です。買った酒屋さんにしてもインポーターにしても「今更何を言ってるんですか」っということになります。 ワインはただでさえ失敗の多い世界。あくまでもワインは生鮮食品と同じであるという常識を持って選んでみてください。 |







