ワインのヴィンテージについて考える [2007年06月25日(月)]
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ヴィンテージ評価の基本はその年に出来た葡萄の出来と考えて良いでしょう。
当たり前の話ですが、ワインは葡萄の出来いかんにかかっています。醸造方法などにすぐ目がいきがちですが、なんといっても一番大切なのは葡萄の出来なのです。その出来具合でその後の作業も変わってくるのです。 収穫の時期もとても重要で、生産者によってかなり考え方が異なります。 ワインは面白いもので、収穫前に葡萄を食べてみると分かるのですが、その生産者のワインが思い浮かびます。その位、畑の立地、生産者の葡萄の育て方でワインの味わいが変わってくるのです。 ヴィンテージ評価をする際に、葡萄の出来だけで判定してはいけません。実際に出来上がってきたワインは、思いがけないものだったりすることもあるのです。熟成過程も年によって随分と違います。 1990年代後半当たりから、ワインの世界は随分と変わってきました。ヴィンテージ差がそれほど大きな問題では無くなってきたのです。世代の交代や、技術的な進歩もあって、今までだったらあまり良くないヴィンテージになってしまうような年でさえ、かなり美味しいワインが出来るようになってきたのです。温暖化の影響もあって、今まで経験しなかったような年さえあります。 つまりここ10年のワインに関しては、考え方を変えるべきです。 この年は買わない方が良いではなく、その年のワインをいつ楽しむかなのです。 ワインは美味しいときに飲むのが一番なのです。グランヴァンが必ずしも村名ワインより美味しいとは言えません。飲み頃によっては格下のワインの方が美味しいときすらあるのです。 こういった考え方に、コンディションの良さが加われば、ブルゴーニュでいえば、ブルゴーニュ・ルージュや、村名ワインにも十分な価値が出てくるのです。 皆さん、ロバートパーカーも最近は個人的な意見ではなくグループを組んでいるので、以前のように面白みがないですし、彼の癖を把握するのも難しく参考程度にしかなりません。 ワインを日々の生活の中で特別のものではなく生活の中の一部であるととらえている方は、今美味しいワインを飲みたいという気持ちが強いでしょう。シチュエーションを考え、その時々に合わせたワインを楽しむ。そのためにはあまりグレードの高さばかりに目を奪われていたり、ヴィンテージばかりを気にしていると美味しいワインは飲めないのです。 1990年以前のヴィンテージに関しては経験則と想像力がものをいいます。1984年のブルゴーニュでさえ吃驚するほど見事な熟成をへた官能的なワインもあります。生産者によってはヴィンテージなんて関係ないんじゃないの?っというくらいどのヴィンテージも同じようなワインを造る生産者もいますし、オフ・ヴィンテージでないと美味しいワインを造らない生産者もいるのです。 世間に出回っているヴィンテージチャートに関しては、かなり大雑把なものだということを覚えておいた方が良いでしょう。 |







