ワインを楽しむためのQ&Aサイトになればと思います。

ワインを楽しむためにどんなことを知っておけばよいのか、ワインの世界の常識、非常識を皆さんに知っていただけたら、、。

皆さんからの質問やコメントも待っていますね!

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ワインの判定方法 [2007年06月25日(月)]
 
以前から定番となっている判定方法は、液面の高さ、懐中電灯などを当てて濁りがないかを確認、エチケットが綺麗がどうか、キャップシールが回るか、などがあります。

しかしこれらの判定方法はもうすでに現実的ではありません。

スイス回りの低温酸化してしまっているワインはいとも簡単にこの条件をクリアーしてしまいます。

●液面の高さ

低温酸化しているワインは液面が減らないため、高い状態をキープしています。

生産者によっては、ワインを瓶詰めするときから、液面の高さが違う場合があります。

古酒の場合、液面が低い方が熟成が進んでいて美味しい場合があります。また蔵を出荷する前に新しいワインが足されている場合がありますので、液面が低い方が、新しいワインを足してから時間がたっている場合が多いのです。

●濁り

確かに古いワインで濁りのある場合、なにがしか問題があることが多いのです。
ここ10年以内のワインの場合、澱引きしていないワインが増えてきていますので、澱が舞うことで濁っている場合があります。

●エチケット

綺麗に越したことはありませんが、低温酸化しているワインや、湿度の低すぎるところで保管されていたワインはエチケットが見事に綺麗なのです。
エチケットが綺麗かどうかにあまりにもこだわるとワイン選びに失敗することがあります。

●キャップシールが回るか、、。

キャップシールの回らないワインもあるということも知っておいてください。
同じワインで回るものと回らないものがある場合、なにがしかの理由があるはずです。キャップシールの内側にカビが生えている、液漏れしている、なにがしかの理由でキャップシールが圧縮され回せなくなっている。

●偽物

有名なワインは、偽物が出回ることがあります。特に平行品の場合、何件かの報告があります。最近の偽造品は外を見ただけでは分からない場合があるので、平行品を買う場合は覚悟が必要です。

このような現実があるのです。

ワインを購入する際に最も大切なことはインポーターの選別、購入するワインショップの調査、経験則です。
コルクの長さや圧縮度で熟成の進み具合が違うのです。 [2007年06月25日(月)]
 
コルクの圧縮度は国によっても違います。イタリアは非常に圧縮度が高く、プロ泣かせのワインが多いことで有名。女性ではなかなか抜栓出来ないワインも多いのです。

ブルゴーニュなどは、比較的圧縮度が弱く抜栓しやすいワインなのです。

コルクは長さも違います。昔のワインはかなり長めのコルクが多いのですが、最近のコルクは短いものが主流です。長めのコルクを使っている生産者の方が、ワインにかける情熱度が高い場合もありますが、高価なワインほどコルクが長いという傾向があります。

同じケースの中に入っているワインもコルクの圧縮度が違う場合があります。この場合、圧縮どの高いワインほど熟成過程が遅くなっていると思って良いでしょう。

特に古酒の場合、コルクの圧縮度によって液面の高さが違ってきます。これにより、味わいに大きな差が出てくるのです。
1ケースの中に必ず1本は外れがある、、。 [2007年06月25日(月)]
 
ワインにはいろいろな要因でちょっと調子の良くないワインがあったりするのです。

それは、ブショネであったり、コルクの圧縮度の違いによるものであったり、たまたま雑菌が入ってしまったことだったり、手作業によることが原因によるなにがしかの要因であったりと私たちが想像できる範疇以外の要因もあります。

工業製品でも、不良品の確率がある訳で、ワインの場合は1ケースに1本と思っておいた方が良さそうです。

ワインはそれ以外にもいろいろな要因で問題がある場合もあります。しかしそれを考えてもワインの魅力は更に大きいものであるが故に皆ワインにはまってしまうのでしょう。
液漏れとは [2007年06月25日(月)]
 
キャップをはがすと、コルクの上がぬれていたり、キャップ自体が回らなかったりすることがあります。

これが液漏れなのですが、液漏れの大きい原因は、輸送の際におこる熱劣化が大きな原因です。ですから液漏れしているワインは問題があると思っていいのです。

しかし、例外もあります。

ブルゴーニュの場合、伝統的にコルクの圧縮度が低いのです。コルクに十分にワインが浸ることで空気の流通を防ぐという考え方なのでしょうか。この場合、多少コルクの上がぬれているということが起こります。

また最近自然派系のワインでわざと微発砲させて作られるワインがあります。この場合シャンパンと同じでなかからの圧力が高いために若干液漏れしている場合があります。
ワインには早い時期に飲んだ方が良いワインと熟成を待つべきワインがある。 [2007年06月25日(月)]
 
生産者や畑の格によってワインの飲み頃は違います。

ある生産者のワインは、リリース後1〜3年が飲み頃で、熟成に耐えないもしくは熟成させてもそれ以上複雑さが期待できないワインを造ります。

ある生産者は、熟成をしないとぎすぎすしていて全く美味しくない。でもある一定期間熟成させると、驚くほどの官能的な姿を現す。

ある生産者は若いうちにも飲んで美味しいのに、何回か閉じたり開いたりする経過をへて、官能的なワインに変化していきます。

このように生産者によって、違いが大きいのです。

ワインを購入する際に注意することは、古ければ何でも期待できるということは思わないでほしいということです。例えば有名なアンリ・ジャイエのワイン。驚くほど高価になっていますが、彼のワインはどちらかと言えば早熟系。今80年代のワインを買っても大きな見返りはありません。まして今や投機対象ともなっていますので、コンディションの良いワインはほとんどないでしょう。
ワインは抜栓してからどのくらい保つのか? [2007年06月25日(月)]
 
コンディションに少しでも問題のあるワインは、コルクを抜いた瞬間から確実に落ちていきます。ポテンシャルの高いワインでしたら数時間の間伸びることはあるでしょうが、その後どんどん落ちていくのです。若すぎるワインの場合は、伸びる可能性はありますが、瓶熟によってしかよくならないワインもありますので、生産者によります。

コンディションの良いワインの場合は、基本的には最低でも2日〜3日はどんどん良くなります。物によっては1週間以上全く問題ないワインもあります。(若いワインの場合は、伸びるワインと、瓶熟でしか良くならないワインがあるのでご注意を)

コンディションの良いワインは、ただコルクをさしておくだけで、問題なく健全に変化していきます。細かい要素も無くなることなく、いい意味で要素が膨らんでいくのです。

バキューバンを使ったり、ガスを封入するなどという行為は必要ありません。それほどの費用を使うことはないのです。

バキューバンは、瓶内の空気を抜いて酸化を防ぐのですが、空気を抜きすぎるとワインの中にある酸素まで抜いてしまい、逆に酸化を加速させてしまう恐れがあります。空気の抜き加減が問題なのですが、コンディションの良いワインには必要ありません。酸化を楽しむという考え方でいいと思います。
1990年代のヴィンテージ情報 [2007年06月25日(月)]
 
1999年

■ブルゴーニュ


この年は近年稀に見る偉大なワインが出来た年です。リーリース直後閉じ始めブルゴーニュ・ルージュクラス以外ほとんど飲む事すらできません。村名ワインは徐々に開き始めていますが、多分2007年の秋以降にならないと本格的な飲み頃にはならないでしょう。とにかくポテンシャルの高さは尋常ではなく、1978年を超えるワインになる可能性大です。村名ワインでさえ一クラス上のワインと同等と思ってよいでしょう。ただし当然忍耐を強いられるワインです。ヨーロッパなどのワイン専門家も同じ意見で、かなり99年を買い込んでいるようです。ただし今日本にある多くの99年はコンディションに問題があるので、それほど良さを感じる事が出来ないかもしれません。コンディションの良い99年は至福の時を約束します。


■フランス・ローヌ



この年のローヌは間違いなく素晴らしいワインばかりです。コンディションさえ良ければ絶対に買いです。今では一部のコート・ロティーなどを除けばかなり美味しくいただけるようになってきています。

■フランス・シャンパーニュ・赤


この年はブルゴーニュと同じように素晴らしいピノができていますが、ブルゴーニュより早く飲めるようになっています。エグリ・ウーリエなどのピノは今からが最高の時期。

■フランス・ボルドー


この年は早熟でかなり美味しいワインが多いのが特徴です。最近のボルドーはオフヴィンテージといわれる年のワインでも飲み頃だけの問題で若い内から美味しく飲めるという意味では全く問題のない年です。特にサンテミリオンのワインは素晴らしい出来映えのものが多いのが特徴です。

1998年

■ブルゴーニュ


この年はちょっと葡萄が焼けたような感じがするワインもあるのですが、結果ある程度熟成した状態を見るとかなりハイレベルなワインが多いことに気がつきます。1985年に若干近い雰囲気もあり、そろそろ飲み頃に入っているワインも沢山あります。熟成させるのも良いでしょうが、比較的早めに飲んでいくのがお薦めです。

■コート・デュ・ローヌ


この年のローヌは98、99、2000年と3年間続いたローヌの素晴らしいヴィンテージの一つ。シャトーラヤスなどを除けば今かなり美味しくなっています。凄くグレードの高い年です。

■フランス・ボルドー


この年のボルドーは一般にいわれるよりもかなり良いワインが出来ています。今飲み頃に入っているワインも多く熟成させるよりも飲めるワインは飲んでおくのが良いと思います。

1997年

■ブルゴーニュ


この年は早熟で果実味に溢れたワインが多くできた年です。リリース直後からかなりのワインが美味しく飲めました。今でもまだまだ美味しくいただけますが、熟成させることを考えるより飲んでしまう事をお薦めします。ある意味享楽的なワインです。

■ボルドー


この年のボルドーも果実味に溢れリリース当初から美味しく飲めます。末尾に7のつく年は早熟なワインができた年が多いのですが、特に1997年は享楽的なワインができた年でもあります。一部のグラン・ヴァンを除いて早く飲んでしまうのがお薦めです。

■コート・デュ・ローヌ


この年のローヌはちょっと軽めのワインが多いのですが、その分熟成も早く今かなり美味しいワインいなっています。飲みきるべきです。

■イタリア・トスカーナ・ピエモンテなど


この年は近年稀に見るほどのワインが出来た年です。明らかに単純に美味しいワインが多くまさに理想的な年。見つけたら買うべきです。そして今が最高の飲み頃です。

1996年

■ブルゴーニュ


この年のピノ・ノワールは実に見事です。単純にポテンシャルの高さを認識できます。1985年的な分かり易い凄みを感じることが出来、1級畑までのワインはすでに若い時期の飲み頃に入っています。今飲んでも良いですし、熟成による可能性を探ってみるのも悪くありません。グラン・ヴァンも開き始めていますが、とてつもないポテンシャルの高さにもったいないと思ってしまうでしょう。1990年代では99年が凄すぎるのですが、通常だと1985年に匹敵する年です。

■ボルドー


この年のボルドーは非常にグレードの高いワインができています。そういった意味でブルゴーニュと同じような雰囲気。グラン・ヴァンは是非寝かせて熟成の妙味を楽しみたいですね!

1995年

■ブルゴーニュ


この年のピノ・ノワールはとにかく果実味の柔らかいふくよかなワインが多くできました。昨年年末あたりからその果実実が落ち熟成のための時期に突入しています。特に上のクラスのワインにその傾向が強く待つべきです。1級以下のワインに関してはもう既にかなり美味しくなっていますが、後1年は待った方が良いでしょう。状態が良いことが基本になります。

■ボルドー


この年のボルドーもとても果実味主体のワインです。状態が良くないと落ちた感じがしてしまうかも知れません。ポテンシャル自体は高いのですが、状態にかかっていますね!

■イタリア・トスカーナ・ピエモンテなど


この年のワインは若い時期硬質感があって、なかなか開いてくれないワインでした。所謂長熟タイプのワインで、最近になってようやく開いて美味しくなってきているワインが見受けられます。ちょっと地味目な傾向がありますが、かなり良いヴィンテージであることは間違いないようです。


1994年

■ブルゴーニュ


この年のブルゴーニュは正直言って厳しいワインが多いのです。コンディションに不安があるワインは絶対に買うべきではありません。しかし今飲み頃に入っています。ぎすぎすした感じがとれ滑らかさが出てきています。もしかしたら後1〜2年で官能的な要素が出てくるワインもありそうです。

■ボルドー


厳しい年ですが、サンテミリオンなどのワインにはかなり美味しいワインがあります。すすんで買う年ではありません。

1993年

■ブルゴーニュ


この年のブルゴーニュはかなり難しいワインが多いのです。ちょっと焼けたような硬質感のあるワインが多く、1988年的な飲み頃の難しいワイン。花開くには後2〜3年は必要なグラン・ヴァンが多く見かけられます。欲しいワイン以外はさけた方が無難でしょう。

■ボルドー


この年のボルドーもあえてすすんで買わなくても良いでしょう。

1992年

■ブルゴーニュ


この年のブルゴーニュは早熟で今ひとつポテンシャルにかけるワインが多いのが特徴です。今あえて探し求める必要はありません。お薦めだけにしておくのが無難でしょう。

■ボルドー


この年のボルドーは一般的な評価よりもちょっと低いと考えてよいでしょう。線が細く価格の割に良いとは感じないはずです。早熟なヴィンテージで果実味主体のワインを買った方が良さそうです。ただ熟成状態に入ってきたワインに関しては比較的早熟な年なので魅力が早く開きます。マルゴーやグランヴァン系のワインは今飲むには最適です。このように飲み頃に入っている旨味ののったワイン以外はあえて買うことはないでしょう。

1991年

■ブルゴーニュ


この年のブルゴーニュは一般的な評価よりも良いワインが多いのが特徴です。ただし早熟なワインが多かったために現在どうなっているかは不明です。最近はこのヴィンテージのワインを飲む機会もなく現在の状態は分かりません。

1990年

■ブルゴーニュ


この年のブルゴーニュはリリース直後から美味しく飲めたワインが多くそれでいて熟成にも十分に耐えるワインが出来た年です。最近は飲んでいないので何とも言えませんが、ポテンシャルは高いので買っておいても良いと思います。

■ボルドー


この年のボルドーは驚くほど高いワインが多いのです。リリース直後から美味しく飲めそれでいて長熟にも耐える理想的なワインが出来た年。ただしこの時期はワインブームで投資目的で買われたワインも多く今後出回ってくる90年は価格も高いし状態に不安のあるワインが多いでしょう。私はあえて手を出したくありません。
2000年代のヴィンテージ情報 [2007年06月25日(月)]
 
ワインを購入さいに気になるのがどんな年に造られたものなのかという事です。

80年代以前でしたらヴィンテージによってかなりワインの造りが左右されていたのでいいヴィンテージのワインを買う事が非常に重要な事でした。当然それだけではなくヴィンテージの特徴とどのくらいの期間で成熟するのかという事も把握しなければならないのでとても複雑です。

しかし90年代に入り、醸造技術の発展、収穫時期の調節などにより以前に比べかなり安定した生産が可能になり、ヴィンテージの特徴を把握し生産者ごとのワインの成熟度合いを考察する事の方が最も重要視べき事となってきたのです。つまり生産者によってはあまり良くない結果となる場合もありますが、かなりヴィンテージ差が少なくなってきたともいえます。つまりそのワインをいつ飲むのか、これが最も重要なこととなってきたのです。

ワインは適度な飲み頃を押さえる事で、どんないいヴィンテージのワインよりも美味しく感じることが出来るのです。逆に良すぎるヴィンテージのワインは飲み頃が遅い場合もあるので、オフ・ヴィンテージといわれるワインを最高の時期に飲んだ方が美味しく感じる事が多いのです。

このヴィンテージ評価に関してはここ数年間に飲んだコンディションの良いワインを元に判断しています。これからのワイン試飲による情報も加味し頻繁に書き換えていくつもりです。

2005年

■ブルゴーニュ

この年は赤白ともに2002年以上の素晴らしいワインが出来上がりました。まさに欠点のないワインとでもいうのでしょうか。特に白ワインの出来映えが抜群で非常に繊細でチャーミングでありながら奥にポテンシャルを秘めているレベルの高いワインが多く算出されています。赤に関しては酸も非常にしっかりしていて一部のワインで果実味が凝縮してないと酸を強く感じるところがありますが、優秀な生産者のワインは間違いなくトップクラスの出来映えです。1978年のような感じに近いのではないでしょうか。1999年のようなとてつもないポテンシャルを秘めた力強いヴィンテージではなく、繊細で奥深いワインが出来た年のように感じます。このヴィンテージのワインは絶対に買っておいてそんはありません。比較的早い時期から飲めますし上のクラスのワインは保存しておいて報われるワインです。この年のワインは大量に買っておくべきです。実際この年のワインは日本に入荷する数が少なく人気のワインは割当でしか購入することが出来ない場合が多いのです。ある時期にパット無くなる可能性があります。これから来年にかけて本格的に輸入されるので常にチェックするべきです。

■アメリカ・カリフォルニア



この年のピノに関しては非常に奇麗で2005年のブルゴーニュ的な雰囲気です。もうすでに下のクラスはそろそろ飲めるようになっています。

2004年

■ブルゴーニュ


この年は収穫前に雨が降ったり冷え込んだのでかなり収穫の遅れた年です。かなり気を使った生産者でないと果実の凝縮度が足りずにさらっとした感触の早飲みワインがと捉えてよいでしょう。

全体的に最近のヴィンテージと比べると軽やかなタイプのワインが多いのですが、質感は非常に良いので通年よりもかなり早く開き始めています。少しドライで軽やか、でも生産者を選ぶ事でそこにはブルゴーニュ好きが最も好む世界が広がっています。

軽やかな中に複雑さを感じられる、シャンポール・ミュジニーのようなワイン、それが2004年の特徴でしょう。

多分ここ1〜3年の間にかなり魅力的なワインになってくるはずです。グレードの高いワインは寝かせる価値ありです。オフヴィンテージの熟成したときの見事さは感動的なものがあります。1984年の完全な状態で保存されたデュジャックは最高に美味しかった事を憶えています。そういったイメージが十分に感じ取れるヴィンテージです。熟成させると久しぶりに官能的なワインが出来そうな予感が、、。

今徐々に上のクラスのワインもかなり美味しくなってきています。

■コート・デュ・ローヌ


この年のローヌは繊細な中に凝縮度の高い果実が詰まっていて久々にいいワインが出来ています。ローヌとしては珍しくエレガント系の繊細なワインが出来たヴィンテージ。ブルゴーニュよりもワインとしての質は上です。比較的早く開いてくるでしょうし、十分に飲みごたえのあるワインなので私も沢山購入してあります。

■アメリカ・カリフォルニア


この年のアメリカワインはまだまだ若くてちょっと驚くほどです。カレラのセントラルコーストでさえまだまだ樽香が強く美味しく飲める状態ではありません。どうもかなりポテンシャルの高いワインができたようです。長熟させても良いのではないでしょうか。

■アメリカ・オレゴン


この年のオレゴンのピノに関しては非常に繊細で良いワインが多くまだそれほど試してはいませんが、かなり良好とだけお伝えしておきます。


2003年

■ブルゴーニュ


この年はとにかく暑かった年です。過去例がないくらいに暑く数多くの死者が出ました。もともとエアコンなど使わなくても部屋の中に入ると涼しいフランスでさえもとてつもない暑さにエアコンの普及率が上がったのです。通常フランスは湿度が低いためにワインなどは室内でワインセラーなどに入れずに保管されているのですが、この年以降地下セラーがないレストランのワインなどは、ほとんど駄目になってしまっています。2004年渡仏した際、飲んだワインは驚くほど状態の悪いものが多いことに驚きました。この年は臭覚を異常に早めた生産者、逆に10月まで収穫を待った生産者など様々です。ほとんどの生産者はかなり早い時期に収穫を終えています。糖度が上がりすぎて酸が不足しているために多くの生産者が補酸しています。糖度ばかりが気になり繊細さや表情の豊かさにかけるワインが多く、正直厳しいワインが多いのが現状です。しかし生産者を厳選するとなかなかいいワインがある事も確かです。そういったワインでさえも基本は糖度が高く少し甘く感じるワインが多いことも確かです。セラファンのように驚くほど出来の良いワインもあります。この年のワインは早めに飲む事、保管するワインは厳選する事が求められます。

■ボルドー


この年はブルゴーニュと同じように捉えていいと思います。ただボルドーのワインは品種の違いから濃厚なスタイルのワインが多いためにブルゴーニュよりもは長生きすると思われます。しかし細かい表情に欠け、酸が不足しているのは一緒。とにかく一般にいわれているよりもはるかに厳選する事が必要です。しかし若い内から濃厚で柔らかい果実の感じがよく出ているためにワインによっては享楽的な感じになっています。

■コート・デュ・ローヌ


この年のローヌはタニックで飲めるようになるのにはもう少し待たなければならないワインが多い年です。濃厚ですが表情の細やかさにかけるために生産者を厳選する事が必要。かなり生産者による差が開いた年でもあります。ダール・エ・リボーのように驚くほどいいワインが出来た生産者もいますし、そうでないただ濃いだけの複雑さにかける生産者もいます。全て試飲した上で最上の生産者のみを購入しています。

■ロワール、アルザス


この年のワインは非常に優れたものができています。もともと寒い地域なので逆に良い結果を生んだようです。糖度が高いワインも多いのですが、それが素晴らしい結果となっています。

2002年

■ブルゴーニュ


この年のピノ・ノワールは実に見事です。上品でエレガント、収穫量を増やした生産者以外はほとんど何も問題のない年でした。シャルドネも同じ凄く良いワインが出来ています。ただ繊細なワインだけにコンディションが良くないとただ滑らかな風味が画一的なワインとしか感じない可能性もあります。若い時期から飲めてそれでいて長熟にも耐える理想的なワインです。

最近一部のワインが若干ですが閉じ始めています。まだまだ美味しく飲めるのですが、若干閉じてくる可能性があるといえます。しかし保存しておいて後悔はありません。フランス本国でも今そのように思っている人が多く、とにかく買っておくという人達が沢山いるようです。

■ボルドー


この年のボルドーは比較的早い時期から楽しめます。上品で滑らかな風味のワインが多く質的には優れているワインが多いようです。ポテンシャルが高い年でなくてもここまで美味しければ問題はないでしょう。

■コート・デュ・ローヌ



この年のローヌは洪水に見回れ各地で畑が流されるなど非常に残念な年です。ただワインとしては上品で早い時期に飲むには美味しいワインができた年です。

2001年

■ブルゴーニュ


この年のピノ・ノワールは多少病気にやられた畑があるなど収穫時葡萄の選別に苦労したドメーヌが多いようです。冷夏のために収穫もかなりずれ込み収穫時の少し前には雨模様という厳しい年でした。

しかし結果としてとても良いワインが多いのです。最初心配していたようなワインの状態ではなく、この年のワインは熟成にも十分耐えそうです。果実味不足もあまり感じず、酸もしっかりしています。村名から1級ワインに関しては今かなり美味しくなっているワインが多くあります。

■ボルドー


この年のボルドーは結果として今かなり美味しいワインが沢山あります。そろそろ市場には少なくなってきましたが、一般的な評価よりもかなり高いレベルです。

■コート・デュ・ローヌ


この年のローヌも結構良いワインが多くできました。1998,1999,2000年というグレートヴィンテージと比べると多少落ちますが、その分早熟で今美味しくなってるワインが多くあります。

2000年

■ブルゴーニュ


この年のブルゴーニュは早熟で果実味たっぷりのワインが出来ました。かなり早い時期から美味しく飲めるワインが多く、当初いわれていたような酸不足でそれほど保たないワインではありません。セラファンの1級畑などは今からといった感じですし、一部の生産者を除けば享楽的なワインが数多くできています。ただ所謂グレート・ヴィンテージのような長熟向きのワインではないためここ7〜8年で飲んだ方が良いのではないでしょうか。

■ボルドー

この年のボルドーはまさに一般の評価通りです。とにかく上品で素晴らしいワインが多いのです。果実が非常に凝縮していて問題となりそうな特徴は何もありません。素晴らしいワインばかりです。

■コート・デュ・ローヌ


この年のローヌはとにかく素晴らしいワインばかり。一流のワインはもっと置いておかなければ飲めるようになりそうもありません。まずは下のクラスから。
シャンパンの楽しみ方 [2007年06月25日(月)]
 
シャンパンの温度を気にし飲んだことがありますか? 

もしかしたら冷蔵庫で冷え冷えにして飲んでいませんか?


夏場なんかビールと同じようにきりっと冷やしてゴクゴクっと。まあそれも悪くはありません。でもそれだったらシャンパンじゃなくっても、、。
そんな飲み方をするのはちょっと下品ですよね!

ここではまず状態の良いシャンパンで、レコルタン・マニュピュランの私たちが選ぶシャンパンを楽しむ方法をお話ししていきます。

まず温度ですが、10〜12度位が基本です。シャンパン本来の葡萄の果実味にふくよかさが出て深みが出てくるんです。果実の雰囲気も良く感じ取れるようになりますし,泡の柔らかさも出てくるんです。保管温度は12度くらいが基本ですから、もう少し冷えた方が良いと思ったら氷をちょっとだけクーラーに入れて冷やしてください。

ピノ・ノワールやピノ・ムニエのような黒葡萄系や熟成したシャルドネで作られたブラン・ド・ブランなどはクーラーで冷やさないでそのままにして温度が高くなってくるときの変化を楽しんでみては、、。シャンパンによっては突如として大化けすることがあります。

さてシャンパンは買ってきてすぐ飲んではいけません。2〜3日、最低でも1日は必ず休ませてください。これで信じられないほど味わいが変わるのです。

シャンパンを注ぐときにグラスを立てたまま注いでいませんか?
よく解説本にも2度に分けて軽く泡を抜いて注ぐように説明されていますよね。でも私たちの選ぶシャンパンは必ずグラスを傾けてあまり泡が立たないように注いでください。よく選ばれた落ち着いたシャンパンは泡がとても繊細で柔らかいんです。温度も12度くらいだと本当に上品な泡になります。そんな魅力を持った泡を無くしてしまうなんてもったいない!

グラスは縦型の長いグラス、ちょっと口がすぼんでいるものを選んでください。ブルゴーニュグラスで飲んでも美味しいですよ。シャンパンによってわざと大きなグラスで飲んでみるのも楽しい試みです。今まで貴方が抱いていたシャンパンに対するイメージが大きく変わるはずです。

シャンパンは赤ワインや白ワインと同じように,寝かせることで大きく味わいが変わってきます。シャンパンは熟成しないから、、そんなのは大嘘です。何本か購入して3ヶ月ごとに飲んでみてください。あまりの変化の大きさに驚くはずです。私たちもヴァン・ヴィーノ・ブリュレで何度もこういった経験をしています。

コンディションの良いシャンパンはこのように楽しむといいんです。
例えばジャック・セロスのような有名な生産者であってもコンディションが良くないと美味しくありません。簡単にコンディションの良いワインに負けてしまうんです。グレード感の高いと感じているのはもしかしたらひねた香りや味わいかもしれません。
ブショネとは [2007年06月25日(月)]
 
最近のワインはブショネの確率が高い

ブッショネとは新建材や切り立ての木の香りに近い臭いがしワインにもその香りが移っています。とても飲めた物ではなく、ワインの繊細な表情は無くなっているのです。よくブッショネを樽香と勘違いしている人がいますが、何本かこのようなワインに当たると分かってきます。勉強しようにもブッショネのワインがどれかなんて分かりませんから厄介ですが。

ブッショネの原因はコルクを洗浄する際に使う洗浄液の中にある化学物質が反応して起こるのですが、ワインに熱が入ることで活性化され起こる場合もあります。一部の輸入元が入れたワインはやけにブッショネが多いななんて事もありますから。それ以外に一時セラーを新設した際に使った新建材によって似たような現象が起こる事も報告されています。

フランス、イタリアなどで最近,使ったコルクが全てブショネでワインを全部駄目にした造り手がいますが、私たち消費者だけではなく造り手もへたをすれば大損害を被ることになります。ある意味ワインの抱えるリスクでもありこれを解決するのは難しそうです。
しかし最終的な顧客である私たちがリスクを被るのも問題です。インポーターによっては返品できる場合もあるので確認が必要。しかしブッショネであると確信が持てるまでは自己責任ということになるので経験が必要です。

コルクは最近樹齢の高い木が少なくなり品質の高いものを入手するのが難しくなっています。経済的に恵まれた高価なワインを造っている生産者は何年も先まで品質の高いコルクを予約していますが、経済的に恵まれていない生産者にとっては深刻な問題です。70年代のコルクに比べ現在のコルクの長さは確実に短くなってきています。それだけワインを寝かせる事が少なくなったこともありますが、コルク事情は深刻な状況にあるのです。

一般的に現在ブショネを受けつけるインポーターはほとんどありません。それはどうしてでしょう。

私たちがお店で見ていてもブショネをわかっている人は非常に少ないのです。なんでもかんでも文句を付ける人やちょっとたちの悪い人が,ワインを気に入らないだけでブショネだといって返品を繰り返すと、それこそインポーターもやっていけないのです。それほど利益率の高い商売ではないのです。確認するにも送料がかかったり確認するまでに時間がかかりワイン自体の酸化によって確認できない場合が多いという現実です。その責任がどこにあるかも明確ではなくコルク業者の責任が大きいのですが、何せ対策方法があまりなく難しい状況です。最近では安価なワインの対策上スクリューキャップにしたり人工コルクを使ったりしていますが長熟のワインには向きませんし、実は人工コルクでもブショネがあるという報告があります。コルクを打つ前になにがしかの混入があるのでしょうか。スクリューキャップのワインに関しては私は美味しいワインに当たったことがありません。

ブショネに関する議論は今後高まるものとは思いますが、顧客側の信用が高くない限り返品は難しいのが現状です。

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