「過去についての日本の問題」BBC
2006-06-17 15:13:52
過去についての日本の問題
By Bethan Jinkinson
BBC News 2005年8月15日
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/4145356.stm

第二次大戦で日本が降伏してから60年。しかし日本の過去に対する態度は、今でもアジアのいくつかの地域の古傷をえぐり続けている。
ヨーロッパでは、英国とドイツなど、過去には戦いあった国々が和解を果たしたが、日本とアジアの隣人……とくに中国との関係は今でもとても緊張したものになっている。
1920年に韓国を植民地として併合した日本帝国軍は、続く戦争の中で、その後中国の大半と東南アジアをも手に入れた。
併合の手法はしばしば暴力的だった。1937年に中国のナンジン(南京)を陥落させた際、日本軍は最大30万人の市民を殺し、多数の中国人女性をレイプした、と歴史学者の間では推定されている。
日本による暴虐は、他にもアジアの多数の地域で記録されている。
中華系の少年だったシャオ・ウェンフーは、1942年、彼が住んでいたマレーシアのある村に日本軍がやってきたのを覚えている。
「僕たちは恐怖に震えた。みんなとても怖がっていた。僕たちはひざまずいて、日本兵に命乞いをした。でも日本兵は一人一人に銃剣を何度も何度も振り下ろした。午後6時にはすっかり静かになった。みんな殺されたんです」と彼は語る。
●和解
こういったことが繰り広げられていたその同じとき、ドイツの首相アドルフ・ヒトラーは彼の最終手段に着手していた。数百万人ものヨーロッパに住むユダヤ人、ジプシー、同性愛者の殺戮を始めていた。
しかし戦争が終結し、ドイツはドイツと闘った国々と和解をした。今ドイツの学校では、ホロコーストについて細かいことまでが教えられている。
日本生まれのケイコ・ホルムズは、日本と日本の過去の敵国との間の和解を進めるチャリティを運営している。
「ドイツ人はとてもオープンで、過去に自分たちの国が犯した過ちや、その後に謝罪をしたことを知っています。学校でも、自分たちが何をしたのかを教えています。そうすることで同じ過ちを繰り返さないようにするためです」とホルムズさんは言う。
戦後、日本政府と日本経済は東アジア経済に多大な投資をしてきたが、政治的な真の友好はいまだに築けていない。
そしてドイツと違い、日本は謝罪については常に非常にあいまいな表現を用いてきた。若い世代への教育においても、何があったのかとてもあいまいに教えている。
例外はあるが、日本の学校教科書は、日本軍による残虐行為については概して早足でさっとなぞるだけである。このことも、近隣諸国が日本の謝罪に誠意がないと指摘する原因になっている。
日本のナショナリスト、作家の加瀬英明は、先の戦争の責任は日本にはないと断言する。
「日本人の大半は、日本は米国によって戦争をさせられたのだと信じています。アメリカが日本に無理難題を押し付けてきたので、日本は自衛のために戦わざるを得なくなったのです」と加瀬氏は言う。
●議論百出の参詣
もちろんこれは日本のナショナリズムの中でももっとも強硬派の意見だが、彼の感情的な部分は多くの日本人に共感を持って受け止められている。
おそらくこの事実が、現首相の小泉純一郎を含む日本のトップ政治家の一部が、14人のA級戦犯を合祀する東京の靖国神社に定期的に参拝しても大丈夫だろうと考えさせているのだろう。
ケイコ・ホルムズは、日本の政治家の振る舞いは無責任だと言う。
「日本政府は過去をしっかり認識し、ちゃんと謝っていません。おそらく彼らは、日本の人々に真実を知ってもらいたくないのでしょう」
小泉氏の参拝、批判の多い歴史教科書、一部の日本のマスコミにおける最近のナショナリズへの急速な傾倒は、中国との関係を深刻に悪化させ、中国や韓国における反日本感情の広まりを加速している。
日本が近隣諸国、とくに中国といつの日か和解できる可能性はあるのだろうか?
ケイコ・ホルムズは昨年南京を訪れ、自国の人が中国に加えた痛みについて謝ったという。
「傷はとても深いと思います」と彼女は言う。「真に和解するのはかなり難しいと思います。でも不可能なことはない。努力をすれば、心から誠意を尽くせば、風向きは変わってくるかもしれない。わたしは楽観的です」。
ケイコ・ホルムズのような人々は、個人レベルでは相互理解を深めようと努力している。しかし、本当の和解のためには、やはり政治家や教育制度のレベルでの転換が必要だろう。
原典/
Monday, 15 August 2005, 09:33 GMT 10:33 UK
Japan's problem over the past
By Bethan Jinkinson
BBC News
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/4145356.stm
By Bethan Jinkinson
BBC News 2005年8月15日
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/4145356.stm

第二次大戦で日本が降伏してから60年。しかし日本の過去に対する態度は、今でもアジアのいくつかの地域の古傷をえぐり続けている。
ヨーロッパでは、英国とドイツなど、過去には戦いあった国々が和解を果たしたが、日本とアジアの隣人……とくに中国との関係は今でもとても緊張したものになっている。
1920年に韓国を植民地として併合した日本帝国軍は、続く戦争の中で、その後中国の大半と東南アジアをも手に入れた。
併合の手法はしばしば暴力的だった。1937年に中国のナンジン(南京)を陥落させた際、日本軍は最大30万人の市民を殺し、多数の中国人女性をレイプした、と歴史学者の間では推定されている。
日本による暴虐は、他にもアジアの多数の地域で記録されている。
中華系の少年だったシャオ・ウェンフーは、1942年、彼が住んでいたマレーシアのある村に日本軍がやってきたのを覚えている。
「僕たちは恐怖に震えた。みんなとても怖がっていた。僕たちはひざまずいて、日本兵に命乞いをした。でも日本兵は一人一人に銃剣を何度も何度も振り下ろした。午後6時にはすっかり静かになった。みんな殺されたんです」と彼は語る。
●和解
こういったことが繰り広げられていたその同じとき、ドイツの首相アドルフ・ヒトラーは彼の最終手段に着手していた。数百万人ものヨーロッパに住むユダヤ人、ジプシー、同性愛者の殺戮を始めていた。
しかし戦争が終結し、ドイツはドイツと闘った国々と和解をした。今ドイツの学校では、ホロコーストについて細かいことまでが教えられている。
日本生まれのケイコ・ホルムズは、日本と日本の過去の敵国との間の和解を進めるチャリティを運営している。
「ドイツ人はとてもオープンで、過去に自分たちの国が犯した過ちや、その後に謝罪をしたことを知っています。学校でも、自分たちが何をしたのかを教えています。そうすることで同じ過ちを繰り返さないようにするためです」とホルムズさんは言う。
戦後、日本政府と日本経済は東アジア経済に多大な投資をしてきたが、政治的な真の友好はいまだに築けていない。
そしてドイツと違い、日本は謝罪については常に非常にあいまいな表現を用いてきた。若い世代への教育においても、何があったのかとてもあいまいに教えている。
例外はあるが、日本の学校教科書は、日本軍による残虐行為については概して早足でさっとなぞるだけである。このことも、近隣諸国が日本の謝罪に誠意がないと指摘する原因になっている。
日本のナショナリスト、作家の加瀬英明は、先の戦争の責任は日本にはないと断言する。
「日本人の大半は、日本は米国によって戦争をさせられたのだと信じています。アメリカが日本に無理難題を押し付けてきたので、日本は自衛のために戦わざるを得なくなったのです」と加瀬氏は言う。
●議論百出の参詣
もちろんこれは日本のナショナリズムの中でももっとも強硬派の意見だが、彼の感情的な部分は多くの日本人に共感を持って受け止められている。
おそらくこの事実が、現首相の小泉純一郎を含む日本のトップ政治家の一部が、14人のA級戦犯を合祀する東京の靖国神社に定期的に参拝しても大丈夫だろうと考えさせているのだろう。
ケイコ・ホルムズは、日本の政治家の振る舞いは無責任だと言う。
「日本政府は過去をしっかり認識し、ちゃんと謝っていません。おそらく彼らは、日本の人々に真実を知ってもらいたくないのでしょう」
小泉氏の参拝、批判の多い歴史教科書、一部の日本のマスコミにおける最近のナショナリズへの急速な傾倒は、中国との関係を深刻に悪化させ、中国や韓国における反日本感情の広まりを加速している。
日本が近隣諸国、とくに中国といつの日か和解できる可能性はあるのだろうか?
ケイコ・ホルムズは昨年南京を訪れ、自国の人が中国に加えた痛みについて謝ったという。
「傷はとても深いと思います」と彼女は言う。「真に和解するのはかなり難しいと思います。でも不可能なことはない。努力をすれば、心から誠意を尽くせば、風向きは変わってくるかもしれない。わたしは楽観的です」。
ケイコ・ホルムズのような人々は、個人レベルでは相互理解を深めようと努力している。しかし、本当の和解のためには、やはり政治家や教育制度のレベルでの転換が必要だろう。
原典/
Monday, 15 August 2005, 09:33 GMT 10:33 UK
Japan's problem over the past
By Bethan Jinkinson
BBC News
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/4145356.stm




ヨーロッパの方々は何百年も前から国土をめぐって争いをしてた民族なので和解をするのはお手の物だと思います。
説得力の欠片もない感じがします。