昨年ボランティア活動で訪れた宮城県亘理町。その時にお目にかかったのがご縁の地元女性たちのグループと一緒に、地域復興のための手仕事プロジェクトをすすめています。
昨年秋から試行錯誤を続け、だんだんと完成度も上がってきました。
ブランドとしてロゴも整え、デビューも近い。「わたりのふぐろ」は郷土に伝わる
ゆかしい風習、大切なものをつつみ贈る気持ちを表現しています。
以下はFUGUROに込められたメッセージです。
〈FUGURO〉
かつて亘理に暮らす人たちは、感謝の気持ちをあらわして、
相手になにかを手渡す時には、
着物の残り布で仕立てておいた〈袋〉に入れていました。
たとえばそれは農家の方がよそへお土産やお返しとして用いた
1升の米であったそうです。
特に定まった呼称はなく、今でも「ふくろ」がなまって、
ただ「ふぐろ」と呼ばれています。
地震により建物を取り壊すことになった亘理町内の呉服店
からゆずっていただいた昭和の時代の古い生地を使い、
「ふぐろ」を再現してみました。昔懐かしいこころづかいも
感じるようにお米を入れてお分けいたします。
私たちの町、宮城県南部に位置する亘理町は先の震災により、
甚大な被害を被りました。ことに海岸地域の家々はすべて
津波により失われてしまいました。
今もなお多くの方々が仮設住宅での不自由な暮らしを余儀なくされて
いるなかで、私たちは「ふぐろ」作りをはじめとした
手仕事を通じ、町の復興を願うあらたな仲間との
コミュニティーを生み出そうと活動しています。