誰もが生涯忘れ得ない年になった2011年も暮れてゆきます。あの3月の不安と悲しみで激しく混乱した日々を思うと、いまこうしていられるのが不思議な気もしています。
日本では25日が過ぎるとクリスマスの飾りをそそくさと片づけ、正月の松飾りに変えます。我が家は、イタリア式に新年の6日のエピファニア(公現祭)をもってクリスマスリースを撤収することにしています。とはいえ、(ご近所にあわせて)ドアの外の飾りは室内側に入れるけれど。
お花をやっている隣人のMさんから、毎年歳飾りの松の枝をいただくのですが、今年は「万葉椿」という紅白の紙でできた椿の花もいただきました。東大寺の修二会に供える花なのだとか。シンプルな造りがとてもモダンな印象のかわいい椿の一輪です。今年はこの椿の花で年越しです。小さな棚には今年の兎、来年の龍を飾って、ゆく年来る年にしてみました。来年は佳き年であるように願いながら。