カフェブロトップへ
注目キーワード  コンビネゾン スパンコールカーデ / 【今週のプレゼント】しっとり!ハンドクリーム

ヴェネツィア的生活

自他ともに認めるVENEZIAマニア。
東京に暮らしながら、都市型スローライフ、
おいしいヴェネツィア的生活を実践中。

ヴェネツィア的生活とはなにか
DSC_0182 のコピー.JPG
*霧深いヴェネツィアの夜の町、家路につく我がマンマとフォスカリーナの後ろ姿。

厳しい2011年が過ぎ、粛々と新しい年が明けました。日本全体が寒い寒い冬に覆われています。元旦からいきなり鳥島を震源とする大きな地震がありました。その後、山梨県を震源とする地震も頻発。地震情報はウェブで随時チェックしているけれど、北海道から沖縄まで日本中でひっきりなしに地震が起こっています。4年以内で70%の確率とか、15年で98%とか、巨大地震の起こる確率が報道されて、つまり私たちは時限爆弾の上に生活しているようなものです。

その一方では停止中の原発を再稼動するかしないかの論議がされています。おまけに予算委員会は復興対策そっちのけ、消費税と税制一体化でのろのろと愚劣な悶着を繰り返すのみ。沖縄の基地再編の問題も、原発同様国家的ビジョンがないまま、その場限りのご都合主義、既得権の確保に追われる政治家や官僚の言動は、もはや恥しらずとしか思えません。
原発は維持か廃止かなどという論議の余地なく、あってはならない存在なのです。安全性などという以前に、もとよりコントロールできない手に負えないものなのです。核廃棄物の処理問題もまったく先が見えません。ただそれが莫大な金と権益を生むシステムであったために、やみくもに作られてきてしまったのです。
原発の是非を都民投票で決めようーー昨年の12月より市民団体が条例改正を申請するための署名を集めています。2月9日の締切り期日数日前に法定数に達したわけですが、この署名の受任者として周囲に同意を求めても驚くほど反応は弱く、いまさらながら原発に対する無関心、情報不足による事実誤認の多さを思い知らされました。

vene00.jpg
*サンドラの家から臨むサン・レオナルド通り夕刻の賑わい。

昨年の3.11以降、節電モードになった東京は一時ヨーロッパの町程度の灯りになり、町としての風情を取り戻したように見えました。本来陰影礼賛の文化を持つ国なのだから、抑制のある美について感じるものがあるはずだと、少しほっとしたものです。が、節電が叫ばれた夏を過ぎたあたりから、だんだん馴れてきてしまい、今やけろっと元に戻ってしまったところも多いのが残念でなりません。電車の暖房は熱すぎるし、ドンキホーテの大型モニター広告やパチンコ屋は復活するし、コンビニも24時間煌煌としている。「原発がないと電気が足りなくなるぞ」というのは、最初からただの脅しだと分かっていました。けれども、それが分かったからといって、元の電気使い放題に戻らなくてもいいのに。
電気を使い放題にして、私たちは幸せになったでしょうか?より少ないエネルギーで豊かに暮らす生活に切り替えていかなければ、意味がないのです。

十数年前にヴェネツィアとそこに住む人々の自然とシンクロして生きる暮らしに出会って、生活の質、本当の豊かさとは何かに気づかされました。以来、ヴェネツィアに通い、東京においてもヴェネツィア的生活と称して小さいエネルギーで暮らす都市型スローライフを実践してきました。繁栄という名の下に効率やスピードを求めて走り続ける世界に、いいようもない不安を感じていたからです。

3月のあの日以来、わたしたちの日常も大きく揺らぎました。何か現実と自分の間に1枚のフィルターがはさまっているような奇妙な感覚を抱きながら過ごしています。未来というものがきちんと描けないことが、どんなに不幸であるかも知りました。それでも、前を向いていくしかないのです。Facebookに日々の生活、料理の写真を意識的に載せるようになったのも、毎日を大切に生きようという思いからです。自分の日常を愛するのが基本、その上で支援や社会貢献をしていこうと思います。私たちは大きく価値の変換を迫られています。小さなエネルギーで豊かに暮らす、ヴェネツィア的生活はそのひとつの答えだと思っています。
2012年2月11日(土) 12:10 [ vita giornale ]
この記事のURL / コメント(1) /
いつものごはん「鍋三昧」
寒い寒い。こう寒い日が続くと、我が家の和食の比率がぐっと上がります。冷え込んだ日はほぼ自動的に「今日は鍋物がいいね」ということになるからです。イタリアの冬も日本以上に寒いこともあるのに(実際、今も記録的大寒波が襲来しています)何故か汁気の多いあたたかい料理というのは少ない。せいぜいボリートや煮込み料理程度。それも熱々をふうふういいながら食べるものではなく、体の芯があったまるというわけにはいきません。基本的に猫舌文化だからでしょうか。第一、食卓の上で調理しながら食べるという習慣がないのです。昔、冬のパリにて、ビストロに駆け込んだフランス人たちが「こんな寒い日は熱いフリットが食べたいね」と言い合っていたのが不思議でした。フリットというのは、ポテトフライのこと。熱々のオニオングラタンスープじゃないの?と思いますよね。

さて、最近食した鍋のご紹介。我が家の定番鍋料理はこの他に、「キムチ鍋」「ほうれん草と豚しゃぶ」「野菜鍋」「きりたんぽ鍋」「鯛ちり鍋」など。そういえば、河豚はずいぶん食べていないなーー。

DSCN0593.JPG

DSCN0590.JPG


週末の実家での鍋その一は、関西風うどんすき。子供の頃、短い間ですが大阪に住んでいた時代があって、当時「美々卯」といえば、贅沢な憧れの場所でした。うどんすきと寄せ鍋の違い、それは具材の下ごしらえでしょうか。鶏肉や魚の切り身、貝などは生を入れますが、うどんすきの野菜は、ほうれん草を芯にして巻いた白菜やニンジン、里芋など、茹でておきます。こうすることによって、出汁はシメのうどんまで水っぽくも濁ることもなく、すっきりした味わいです。うどんすきにはがんもどきや生麩は入れますが、豆腐は入れません。実家では、この野菜の準備は母親がしておいてくれました。感謝です。

DSCF8447.JPG

週末の実家での鍋その二は、王道のすき焼き。私の家では砂糖と醤油で直に味つけする関西風です。すき焼きは煮えたはしから食べなければならないので、一度スタートすると食べつつ具を入れつつ調味しつつ、と忙しいこと甚だしい。すき焼きの具(肉以外で)は何が好きかというのは、人それぞれで面白いですね。私は白滝や豆腐、それに麩。よく煮えた葱もいいな。かなり経済的ですね。

DSCN0632.JPG

DSCN0634.JPG

DSCN0633.JPG

DSCN0640.JPG

パリ在住の友人R君が来るので、久しぶりの鴨鍋にしました。鴨は合鴨、いつもの築地の専門店で買います。鴨鍋は鉄鍋で焼くのと、出汁で煮るのと2部構成で。薬味は柚子胡椒(お気に入りは京都錦の「ぢんとら」謹製)、山椒、梅塩、わさび、柚子を用意。たっぷりの葱と大根おろしは風邪予防にもなりますね。シメは炊きたてごはんに鍋のつゆをかけてさらさらとお茶漬け風でいただきます。

DSCF8743.JPG

DSCF8747.JPG

築地の鳥肉専門店では、大山鶏の丸鶏を買います。もちろん丸ごとボリートにしてもいいですが、ストックするときは捌いて部位ごとに分けて冷凍しておきます。(鶏を捌くのはイサオ君の役目)で、今夜は水炊き。鶏の他には芹、葱、豆腐、それに茸でシンプルに。まずは色とりどりの漬け物で一杯、というのも日本人でよかった〜と思うひとときです。お酒は福島の「奥の松」
2012年2月8日(水) 17:57 [ cucina ]
この記事のURL / コメント(1) /
いつものごはん「春を待つ野菜」
DSCN0358.JPG

DSCN0308.JPG

毎日がびゅんびゅん過ぎていく。あいかわらずFacebookのアップの手軽さに負けて、ブログの更新が遅れ気味です。年明け以来、寒い寒い日が続いています。おかげで野菜が高騰。
でも、いつもいく道の駅や直売場の野菜たちは質も値段も安定しています。寒いながらも、野菜の彩りには少しずつ春を感じます。ということで、野菜を中心に久しぶりにいつものごはんのご紹介です。

最近ときどき見かけるようになったロマネスコ。ブロッコリーとカリフラワーの中間のような味わいですが、なんといってもその造形がすごい。じっとみつめると目眩がしそうな螺旋と細微な構造。みればみるほど、自然の神秘に触れるような存在感です。まずは写真撮影してから、形をキープしたまま丸ごと茹で、オブジェのようにお皿にのせました。食べる時に塩胡椒、そしてオリーブオイルをたらりとかけて。この日はほかにカッテージチーズを添えたスモークサーモンやマッシュルームのニンニクオイルなど。緑と薔薇色の組み合せが美しい食卓になりました。

DSCN0496.JPG

打合せを兼ねたランチが続く週でした。火曜日はヴェネツィア風のメニュー。ひしこいわしをみつけたので、久しぶりに鰯のギリシャ風をつくりました。野菜の一皿はほうれん草。今出回っているちぢみほうれん草は、肉厚で甘みも強い。茹でて松の実、干しぶどうをちらし、オルーブオイルとバルサミコで味つけするのがヴェネツィア風です。パスタは赤海老を使ったブザラ風リングイネ。ヴィーノはお気に入りのgran sassoのトレッビアーノ。さんさんと日ざしとヴィーノは、それだけでゴージャスな気分になりますね。

DSCN0563.JPG

DSCN0566.JPG

DSCN0568.JPG

DSCN0570.JPG

木曜日は前日に仕込みができる煮込み料理にしました。豚スペアリブのトマト煮込み。前菜はラディッキョのグリルとプロシュットのクロスティーニ。煮込みにはリガトーニを合わせ、プリモのパスタとセコンドの肉を一緒に食べるスタイルです。しっかりした肉のソースには、食べごたえのある太目のパスタが合います。そしてつけ合わせの温野菜は芽キャベツと紅ニンジン。ニンジンは茹でたたけなのに、まるでグラッセしたような驚くほどの甘さでした。緑と紅のビタミンカラーは元気になりそう。

DSCN0616.JPG

DSCN0614.JPG

DSCN0612.JPG

道の駅にて、あまりの見事さに思わず買ってしまった春キャベツは、1個150円。久しぶりにロールキャベツにしました。私にとってロールキャベツは、シュー・ファルシと呼びたいパリのビストロの味。パリに行くと必ず行く市場近くのお気に入りのビストロの定番メニューなのです。ビストロ風の味つけは濃いめ、マッシュルームとプロシュットのサラダ前菜もワインによく合います。ロールキャベツはカレーと同じく1日経った翌日が旨い。翌日もう一度楽しみました。

2012年1月30日(月) 23:25 [ cucina ]
この記事のURL / コメント(1) /
亘理の手仕事「FUGURO」
DSCN0430.JPG

昨年ボランティア活動で訪れた宮城県亘理町。その時にお目にかかったのがご縁の地元女性たちのグループと一緒に、地域復興のための手仕事プロジェクトをすすめています。
昨年秋から試行錯誤を続け、だんだんと完成度も上がってきました。
ブランドとしてロゴも整え、デビューも近い。「わたりのふぐろ」は郷土に伝わる
ゆかしい風習、大切なものをつつみ贈る気持ちを表現しています。
以下はFUGUROに込められたメッセージです。

〈FUGURO〉
かつて亘理に暮らす人たちは、感謝の気持ちをあらわして、
相手になにかを手渡す時には、
着物の残り布で仕立てておいた〈袋〉に入れていました。
たとえばそれは農家の方がよそへお土産やお返しとして用いた
1升の米であったそうです。
特に定まった呼称はなく、今でも「ふくろ」がなまって、
ただ「ふぐろ」と呼ばれています。
地震により建物を取り壊すことになった亘理町内の呉服店
からゆずっていただいた昭和の時代の古い生地を使い、
「ふぐろ」を再現してみました。昔懐かしいこころづかいも
感じるようにお米を入れてお分けいたします。

私たちの町、宮城県南部に位置する亘理町は先の震災により、
甚大な被害を被りました。ことに海岸地域の家々はすべて
津波により失われてしまいました。
今もなお多くの方々が仮設住宅での不自由な暮らしを余儀なくされて
いるなかで、私たちは「ふぐろ」作りをはじめとした
手仕事を通じ、町の復興を願うあらたな仲間との
コミュニティーを生み出そうと活動しています。 


DSCN043202.JPG


伝統的な姿の復刻版と、モダンな要素を取り入れたアレンジ版があります。
どちらもとても丁寧に作られています。手仕事を通じて、地域に人の集まるクリエイティブな場を作り、外と内との双方へ向かって交流していくことを目指しています。

DSCN0376.JPG

DSCN0373.JPG

DSCN0382.JPG

DSCN0427O2.JPG

DSCN042502.JPG

DSCN0410.JPG

2012年1月12日(木) 17:27 [ favorite ]
この記事のURL / コメント(0) /
LIMONCELLO
DSCN0245.JPG

新年あけまして、リモンチェッロを作ってみました。リモンチェッロはイタリアはシチリア名産のリキュールです。きっかけとなったのは敬愛する居酒屋マエストロO氏から頂いた自家製リモンチェッロ。昨年秋に訪れたナポリでその旨さにはまり、作ってみたのだとか。自家製リモンチェッロとは、なんと魅惑的なのでしょう。かねてより作ってみたいと思うもののひとつでしたが、その後絶好のタイミングで、自宅の敷地でレモンを栽培している方から、無農薬の素晴らしいレモンが送られてきたのでした。これは作らずばなるまいということになりました。

DSCN0352.JPG
*リモンチェッロはきっちり1リットルできました。ミネラルウォーターとナルディーニのグラッパの空き瓶につめました。

さっそくネットでレシピを調べてみたら、思っていたよりずっと簡単でした。材料はレモン、ウォッカ、砂糖、水、たったこれだけ。ただし、ウォッカはアルコール度数が96度という火気厳禁のもの。(ポーランドのスピリタスという銘柄が手に入りやすいですね)作り方がシンプルな分、材料には吟味が必要のようです。レモンの皮をできるだけ薄く削ぎます。皮の白い部分が入ると苦みがでるので要注意です。それをスピリタスウォッカに漬け込み、1週間置いて皮の色と香りを移します。年末から1週間家を空けるので、30日にこの仕込みの作業をしました。年が明けて自宅に戻ればちょうどレモンウォッカが仕上がっているという案配です。果たして計画通り、1週間後にはウォッカはオレンジがかったレモン色に輝いていました。

ウォッカからレモンの皮を取り除き、あとは砂糖を水(ウォッカと同量、ミネラルウォーターを使います)に溶かしたシロップを作り、よく冷ましてからこのふたつを合わせます。シロップと混ぜると透明なウォッカは白濁し、あのとろっとしたレモンチェッロになります。混合してすぐに飲むことも出来ますが、味が熟れて落ち着くまでさらに1週間寝かせます。要するにレモンチェッロとは、レモンの味、香り、色というエッセンスを凝縮させたお酒なのです。ですから、材料になるレモンの良し悪しがそのまま移しとられます。オレンジと見まごうばかりの濃厚な色合いのレモンで作ったリモンチェッロですから、きっとひと味もふた味も違うことでしょう。1週間後のお楽しみ、きれいなレモン色は眺めているだけで幸せな気分になります。

DSCN0349.JPG
*シロップ作りや混合はステンレス鍋で。

*写真は左から漬け込み直後 一晩たった状態 1週間後の状態
DSCN0251.JPGDSCN0255.JPGDSCN0347.JPG


DSCN0114.JPG
*これがO氏作製のリモンチェッロ。なかなかの風格です。
2012年1月8日(日) 19:42 [ cucina ]
この記事のURL / コメント(0) /
ANNO NUOVO
buonanno2012_vox.jpg


厳しかった2011年も過ぎ、淡々と新年が明けました。去年と同じように元旦を迎えたことに感謝です。年賀状というスタイルにはこだわらずメッセージカードを出しました。「ARS LONGA VITA BREVIS」(芸術は長い、されど人生は短し)ラテン語の格言です。ARSとはつまりアートですが、芸術という意味だけでなく、人が創造するあらゆるものを指していると思います。自分らしく、そして1日を大切に生きたいと思っています。
2012年1月1日(日) 17:05 [ vita giornale ]
この記事のURL / コメント(0) /
ゆく年来る年
DSCN0225.JPG

DSCN0248.JPG

誰もが生涯忘れ得ない年になった2011年も暮れてゆきます。あの3月の不安と悲しみで激しく混乱した日々を思うと、いまこうしていられるのが不思議な気もしています。
日本では25日が過ぎるとクリスマスの飾りをそそくさと片づけ、正月の松飾りに変えます。我が家は、イタリア式に新年の6日のエピファニア(公現祭)をもってクリスマスリースを撤収することにしています。とはいえ、(ご近所にあわせて)ドアの外の飾りは室内側に入れるけれど。

お花をやっている隣人のMさんから、毎年歳飾りの松の枝をいただくのですが、今年は「万葉椿」という紅白の紙でできた椿の花もいただきました。東大寺の修二会に供える花なのだとか。シンプルな造りがとてもモダンな印象のかわいい椿の一輪です。今年はこの椿の花で年越しです。小さな棚には今年の兎、来年の龍を飾って、ゆく年来る年にしてみました。来年は佳き年であるように願いながら。
2011年12月30日(金) 00:33 [ casa ]
この記事のURL / コメント(0) /
AVANZIの楽しみ
DSCN0221.JPG

DSCN0232.JPG

DSCN0234.JPG

DSCN0235.JPG

DSCN0237.JPG

さて、大宴会のあとはお約束のAVANZI、残りものを片づける日々。残りものといっても、元は宴会料理ですから、なかなかに豪華です。宴会も楽しいですが、ゲストの多い場合にはどうしてもサーブに追われてしまいます。そこへいくとAVANZIはゆっくり落ち着いて味わえるので、これはこれで別の楽しみです。今回は、翌々日に常連ともいうべき友人2名を交えての食事。トリッパやマリネはさらに味がしみていて美味。ボリートは野菜スープにリサイクルしました。
2011年12月29日(木) 19:31 [ cucina ]
この記事のURL / コメント(0) /
FESTA DI BOLLITO
DSCN0192.JPG

DSCN0203.JPG

DSCN0198.JPG

今年もいよいよ押し迫り、親しい友人たちとの恒例の年末の宴会です。皆の話によれば、我が家はボラだチャリティだと忙しそうなので、実は今年の宴会もないかもと半分諦めていたのだとか。いえいえ、そんなことはありません。乗り越えるのが大変だった今年こそ、やるべき意味があろうというものです。考えてみれば我が家の年末の宴会は、なんと20年以上も続いています。ふぐ鍋や鴨鍋の年もありましたが、ここ数年はイタリア料理、しかも大鍋で仕込むボリート(くわしいリチェッタはこちら)が定着しつつあります。ボリートは大勢が集まる食事にはぴったりの料理。なので、イタリアでもナターレから年末にかけて、最もよく作る料理のひとつです。あたたかいスープ、ブロデットは心からあたたまりますし、風邪などの予防にもなります。

メインをボリートにした場合、メニューはおのずと肉料理系となります。アペリティーヴォは、これも定番化している鶏レバーのパテやプロシュットのクロスティーニで発泡系で乾杯します。昨年とほぼ同じですが、今年のメニューは以下の通り。

○鶏レバーパテとプロシュットのクロスティーニ
○鶏と鴨の薫製、プルーンソース添え
○フォルマッジオ3種、栗の蜂蜜添え
○ペペローニのマリネとスモークサーモン
○牛すじと白いんげん豆のマリネ
○ローマ風トリッパの煮込み
○焼き野菜(茄子、ペペローニ、かぼちゃ、ラディッキョ)
○カペッリーニ入りブロデット
○ボリート(鶏、豚、牛すじ肉)
○つけあわせ(かぶ、下仁田ねぎ、人参、小玉ねぎ)
○マチェドニアとジェラート

ヴィーノはアペリティーヴォにプロセッコ、前菜にはヴェネトの白、赤はゲストの持ち込みのビオワイン数本を試しました。我が家からはDONNA FUGATA のTancredi。(ドンナフガータはヴィスコンティの映画「山猫」の舞台の地、そしてタンクレディの役はアラン・ドロンでした)総勢8名でよく食べ、よく飲み、そしてよく喋り笑いました。今年も無事にこの時間を過ごせたことに感謝です。

DSCN0206.JPG
※自分のお皿に取り分けてアンティパスト・ミストにします。こうすると量も調整できて、きれいに食べることが出来ます。

DSCN0207.JPG

DSCN0208.JPG

DSCN0210.JPG

DSCN0213.JPG
2011年12月29日(木) 19:12 [ cucina ]
この記事のURL / コメント(0) /
いつものごはん「メニューのプログラム」
DSCF8572.JPG
※食事会の日には「ELSAOR」の看板を出してお出迎え。

恒例の年末の宴会のメンバーにも、今年はあらたな顔ぶれが揃うことになりました。東北へ足しげく向かう若いボランティアの仲間たちや、東北支援のチャリティー活動で知り合った頼もしき女性たちです。いろんな意味でここまでサバイバルしてきたことを共に労う気持ちで乾杯しました。年末の食事会の時は、できるだけ連続するようにアレンジします。そのほうが買い物も仕込みも2度手間にならず、材料も無駄にならないからです。ただし、お客様は日替わりだけれど、こちらは毎日同じものを食べることになるので、少し変化をつけるように工夫します。作り置きできる前菜は2日とも共通にして、メインを1日目は魚介に、2日目は肉料理にしました。

【両日共通の前菜は】プロシュットとオリーブ/ゴルゴンゾーラと栗の蜂蜜/マッシュルームとパルミジャーノ/小海老のニンニク風味/鰯のサオール/牛スジのマリネ/焼き野菜/帆立のタルタルサラダ
【1日目のメインは魚介で】ムール貝のヴェネツィア風/リングイネのブザラ風
【2日目のメインは肉料理で】牛肉のカルパッチョ/牛肉の煮込み、ポレンタ添え/きのこのトリフォラート(つけあわせ)
【デザートは】両日ともいちごのヴェネツィア風/2日目にティラミス

DSCF8537.JPG

DSCF8534.JPG
※ナターレの季節らしく赤と緑のセッティング。蔦の葉はベランダから。ゲストの席にはメニューを添えて。

DSCF8542.JPG
※ヴェネツィア風前菜Cichetti。手前から小海老、鰯のサオール、牛スジのマリネ

DSCF8549.JPG


DSCN0137.JPG

1日目はアペリティーヴォの後、手分けして作業してもらいました。ボランティアの現場でいうところのニーズです。男性にはムール貝の洗い、女性にはいちごのカット。手伝うことで料理も覚えることもできるし、気分も一気に盛り上がって一挙両得です。ムール貝のヴェネツィア風は豪快な料理、大勢でわっと食べるのがぴったりです。

2日目はプロも含め料理上手なゲストばかり。ヴェネツィア料理のレシピのほか、ヴェネツィア式のプレゼンテーションや食事のルールなどにも触れてもらうようにしました。アペリティーヴォもバールのように立ち飲みでヴェネツィアならではのカクテル、スプリッツを。北イタリアの名物ポレンタも体験してもらいました。
ただし、両日とも忙しくて撮り忘れた料理も多々ありです。あしからず。

ゲストの方がブログにアップしてくれた記事はこちら。
スタイリストの中村のんさん中目黒「ことこと」のひろみさん

DSCF8564.JPG

DSCF8565.JPG

DSCF8568.JPG

DSCF8569.JPG


DSCF8570.JPG

食事会の後の数日は残りもの「AVANZI」でしばらく過ごすのが常ですが、今回は翌々日に大学時代の友人たちと急遽プチ女子会になりました。ひきつづきの数品に、盛りつけるだけの簡単な前菜をプラス、牛肉の煮込みはペンネで。デザートは常備のマチェドニアや頂き物のパウンドケーキ。それから禁断の味ともいうべきダッテリ(干しなつめ)とマスカルポーネ。(これは皆見事にはまったようです)2連続の食事会におまけもついて、きっちり料理も片づき、かなりうまくこなせたメニューのプログラム、3日間で消費したワインの数もなかなかでした。
2011年12月24日(土) 00:53 [ cucina ]
この記事のURL / コメント(0) /


プロフィール
TENCO
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
日別アーカイブ
cafebloトップへ
ブログ管理画面へ