カナダの移民者に、結構多い、ユーゴスラビア人、イラン人。
この人達は、戦争で国を追われ、また革命で国を追われでカナダに移民してきた人達。
イランはホメイニ氏の宗教革命以後、ユーゴスラビアはチトー大統領の死後、国が分裂、内戦の嵐に。
先日、ちょっとお話した生け花の先生は、イラン人。
「イランで生け花はやってるの?」と驚くJoeyに「そうよ。草月流のイベントなんて盛大よ。皆、大好き。でも、革命後にカナダに移民してきたのよね。」とさらりと
革命なんていうスゴイ言葉が。
またJoeyの絵の先生はモンテネグロ人、モンテネグロと言えば、元ユーゴスラビア。
先生と話をしていた時の事。
「前回の僕のショーでは、カナダのゴミの写真を撮影し、モンテネグロにばら撒いたんだ。今度はヨーロッパのゴミの写真をカナダにばら撒く予定なんだ。」
「それってどういう意味?」と聞くJoeyに、
「人は国境も何も無い。一つなんだ。だからゴミは、交じり合いを象徴しているのさ。僕は戦争を体験しカナダに移民した。カナダもモンテネグロも環境は一緒であるべきなんだ。Joeyもそうだろ。バンクーバーと日本を行ったりきたりしてるだろ。二つの国は二つの場所で、一緒であるべきなんだよ。だから、僕は世界のグローバル化に賛成さ。」
「グローバル化はアメリカ化という反対の声もあるし、貧富を生み出すという考え方もるけれど、先生のように大変な経験をしてきた人が言うと説得力が違うわ。」とJoey
「そうさ。場所が違っても、一緒であるべきなんだ。」と先生は再度、私に言ったのでした。
以前、Joeyは国を愛する事、国のアイデンティティーを持つ事は大事だ。とブログで言った事があります。それも本当の事だと今も思うけれど、先生の話を聞くと、「そうか。そんな風にも考えられるのか。」と思ったのでした。
世界グローバル化は国の個性が無くなる。とも言われています。先生が言っている事は見方が違います。
私は今の世界を生き抜くには、やはり国のアイデンティティーが必要だと考えます。しかし、以前「硫黄島からの手紙」の感想に書いたように、ジョンレノンが歌う、イマジンの様な世界がくれば、本当に世界の人がしあわせになるだろうな。と思ってもいます。
理想と現実は違うかもしれないけれど、自分の祖国が内戦で分裂を繰り返し、他国に移民する気持ち。避難民として移民する気持ちって、どんな風だろう。きっとJoeyには一生かかっても、分らないかもしれません。
それとも、日本だって明日は我が身。もし戦争が起これば日本人だって避難民として他国へ移住する時がくるかも知れません。
国境も、宗教も無い世界。戦争も無く、愛に満ちた世界。いつか来るのでしょうか?
世界グローバル化は確実に進みつつあるようです。先生が言っている方向に行ってくれればいいなぁ。と思いました。
Joey