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おまけ〜束の間のウィーン時間

2007-11-18 22:40:13
こちらの地域に入るには直行便がないので
たいていウィーン経由です。
が、トランジットのための1泊。などと甘い日程が組めるはずもなくー
どんなに遅い時間であっても同日のフライトがある限り
現地へ直行せねばならないのが我が組織のルール・・・。

今回、3時間ものトランジット時間があり、むむ・・・
中途半端だなあと思っていたところ、なんと1時間も早くウィーン到着!
ーということは4時間の空き時間。ということはーということはー
これは市内にでるしかなーい!と街に向かいました
(空港から市内まで車では15分、電車でも20分くらいです)
前に一度ウィーンは来たことがあって、こぢんまりとして
周りやすい街だという印象を持っていたのと、メンバーのひとりは
かつてウィーンに住んでいたことがあるという心強さで即決!

いかにもヨーロッパな雰囲気のお花屋さん!

短い時間ながらポイントを押さえた街歩きをすること1時間。
モーツアルトの生家フィガロ・ハウス、シュテファン寺院、
聖ルプレヒト教会、王宮、、オペラ座。かの有名なホテル“ザッハ”
(あのザッハトルテの)今では日本でも手に入るけど少なくとも
3年前まではご当地限りだったチョコレートの“DEMEL”。

この教会はウィーン最古(8世紀)だとか。
ちょうど賛美歌が歌われていました。


うーん。どこを歩いてもハプスブルグ家の格調高い香り・・
伝統と歴史と文化が息づいております。。重厚な建築物。
彫刻やバラ庭園。街角にはチェロやバイオリンを奏でる青年。
似合うのですねえ。
散策の後、王宮前のカフェで一休み。。
歴史あるカフェだったのに名前を忘れてしまった・・・店内はとても
ゆったりしていて、クリムトの絵がかかっていました。

もうちょっとよいディスプレーのところの写真を
撮りたかったのですが、、、”デメル”のチョコたちです。


ああ、、落ち着く街だ・・・とうっとりしていた私たち。
が。唯一衝撃を受けたのはスタバの進出・・・
ウィーンは100年以上の歴史をもつクラシカルな
カフェも多いなか、正直、異質・・・
景観になじむような石造りの古い建物の中ではありましたが・・
そこだけ看板が浮いているような感じ。
3年前に来たときはまだなかったのに!!!
でもヨーロッパは何年たっても基本的に街並みが
大きく変わらないので、それがすごく安心感を与えてくれます。

しかし、その日のウィーンの気温は12月半ばくらいの寒さ、、、
20℃近い暖かな東京からやってきた3名ははじめはうかれて
特に寒さも気にならなかったものの夕暮れ迫りだんだん
冷え込みーついには雹まで降ってきた!
あわてて空港に戻り、サラエボへと向かったのでありました。


ウィーンのカフェ文化、コーヒー文化はとても古い歴史が
あって興味津々。。飛行機の中でも10種類くらいの
アレンジコーヒーから選べるくらいでした!


束の間のウィーン時間、、、
次回は仕事のついでではなく
ゆったりのんびり滞在したいものでございます。

以上、南東欧の旅、これにて全てお・し・ま・い!

南東欧滞在記〜エピローグ

2007-11-18 22:16:10
日本に戻り、それからの数週間は今年一番の怒涛の日々でしたが、
何かわくわくし続けた毎日でもありました。。。
なぜだろう???1日1日がとても濃かったというのかな・・・。
それはボスニアに行って得たことも影響しているのかも。

ボスニアで学んだことは、
目の前の今という時間を大事に大事に過ごすこと。
後ろを振り返り過ぎて過去を責めたりしないこと。
先を見過ぎて不安になったりしないこと。
そんなふうな生き方をたくさんの現地の方々から感じました。
文字にすると当たり前。って思うのだけど、
やはり戦争という悲しい思い出を通過した人々の言う”今を生きる”
という言葉は相当の重みがあると思いました。

すごく前に詩人の谷川俊太郎さんが何かの雑誌のインタビューで

「わかることより感じることを大事に生きていきたいと思ってる。
味わう。ということがとても大事なのでは?」


というようなことを仰っていました。
とかく頭で分析したり考えたり。悩んだり納得したり。
それより、もっとシンプルに五感の赴くままに、瞬間瞬間を味わう。
という生き方もあるんじゃないか。
そんなようなお話だったと記憶しています。

あまりにばたばたした毎日の中、今回の出張に出向いて、
そこで思い出されたのは、そうした谷川さんの言葉でした。

現地に行くということは、まさに頭だけでなく見るもの聞くもの
感じるもの味わうもの、そうしたもの全て。

今回の出張は仕事だけでなく自分自身のこれからの歩みにも
たくさんの示唆を与えてくれました。
今度はぜひプライベートで訪れようっと!

そうそう、来月12月から岩波ホールで『サラエボの花』と
いう映画が上映されるようです。全国順次上映。
監督は30代半ばの女性なのですって。
楽しみです

南東欧滞在記〜その4

2007-11-18 21:49:19
その後、峠を越え、最後にとある小さな小さな村へ行きました。
ここでもまたいくつもの発見や出会いがあったのですが、
なんといっても忘れられないのは
この村の長老?である“おばあ”との出会い。


ワタシがおばあです!写真なんて恥ずかしぃ〜

彼女は3世代でひとつの家に暮らしていて、
文字どおり“超スローライフ”を送っている方でした。
(というより、本人たちはスロー。もなにもなくてそれが当たり前。
といった暮らしぶりなのです。)いろいろ話を聞いたりした後、
別れ際に今日の記念に。とお土産を手渡してくださいました。
放牧している羊を自ら紡いで、“まつぼっくり”で染めて、
それから一針一針丹念に編んでくださった“靴下”です!


ひたすら”のどか”・・・とにかく”のどか”。。
予期せぬこんな素晴らしい贈り物に胸がいっぱいに・・・
さらに裏山で採ったと思われる“くるみ”をどっさり下さいました。

感激冷めやらぬ我々一行。
とても温かいものを携えて帰路につきました。
帰り際休憩がてら立ち寄った小さな民宿では、
庭で採れた数種類のハーブを乾かしてブレンドした
手作りハーブティーにボスニア名物のハチミツを入れて。(←養蜂が盛ん。)
そして手作りの山羊のチーズに焼きたてのパンをごちそうになりました。
どれもこれも地元の自然の恵みを活かした食べ物ばかりで感激


これはランチ。”鱒”のグリル。こちらの名物です。
2匹も・・?ええ。。平らげました!


幸せとはこういう瞬間だ・・・1日の間にいくつもそんなことを思いました。
実際言葉は通じません。
現地語を英語の通訳の方を介して。です。
にもかかわらず、心のこもったおもてなしはどんなバリアーも越えて
異国の私たちにまっすぐ届きました。


ある民宿の美しき4姉妹。はにかみつつもはいチーズ

今回の仕事がたまたまローカルコミュニティをターゲットにした
ものだったので、そうした土地を訪ねる機会に恵まれたのですが、
それにしても出会った方々はどなたも温かく、
そう、慈愛に満ちていました。
死ぬか生きるかの歴史を通り抜けたからこそなのか、
もともとのメンタリティなのかそれはわかりません。
きっとそのどちらもなのかなと思っています。

南東欧滞在記〜その3

2007-11-18 21:30:16
ようやく仕事の山を越えつつあります。。
いいかげんこの滞在記を完全アップしたい・・
と思いつつ・・・それではまいりましょう!

後半は南に行きました。
南はクロアチアに隣接しています。
クロアチアは、ここ最近じわじわと日本でも観光国として
認知されてきつつありますがアドリア海ははっきりいってかなりの美しさ。
ご近所はイタリアやギリシャですから、
なんとなくイメージできるでしょうか???
地中海独特の温暖気候。ワインも美味!ラテンな気質!
さて・・・といっても私が向かったのは
アドリア海“方面”であって、沿海部にはちょいと遠い。
でもそんなヨーロッパの地中海の雰囲気とトルコの
影響が入り混じっているのがボスニア南部です。

さて、モスタルという町に到着しました。
ここはユネスコ登録の世界遺産があると同時に
国内で最も激しい戦闘が繰り広げられた場所として知られています。
激戦の傷跡はそのままに残っていて、その激しさの模様を想像させます。


橋を中心にモスタルの町は広がっているそう。
93年の戦争真っただ中に破壊されてしまいました。


ユネスコの協力で復元されたのは実に2004年のこと。
ヨーロッパなのにどこかオリエンタルな雰囲気漂います。



3年前初めて訪れたときよりずっと観光地化されたような印象。
このあたりはお土産物屋さんやかわいらしいレストランが連なってます。


さて、モスタルを通過し、川沿いの集落へ移動。
そこで地元の方々にインタビュー&現地の視察。
北部も美しい緑あふるるエリアでしたが、
こちらもまたなんという美しい風景。

意図的に自然と共生。なのではなく、ごくごく当たり前
のように自然が保護されているようにも思えます。
個人のおうちでもその精神は息づいていて
昔ながらのモスリムスタイルのJさんのお家の裏庭には
なんと透き通った水の小川が流れ季節の果物が実り
お花が咲き誇っていました。
しばらくここに住みたい・・・。


トルコやモロッコや、イスラム風のインテリアが
お好みの方にはたまらぬお部屋ですー!
温かみがあって、わたしは大好き


写真ではとても全貌を伝えられませぬが。。
自宅の裏にこんな素晴らしい庭と川があったら?
と想像してみてください。。そして水は限りなく澄み切っています。
清々しさあふるるお宅でした。
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