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白川時間とスピノザ

2008-08-11 22:35:36

飛騨にいるあいだずっと
時間の流れ、ということを考えました。いや、感じました。
というほうがしっくりくるかな。

特に白川ではいろいろなことがゆったりしているような
気がしていたけど、実はそれは特別ゆっくり、なのではなくて、
もともと自然に近しいスピードっていうのは、実はああいうもの
なのではないかな、と。
白川での心地よさってー身体のリズムもココロのリズムも
自然の大きなリズムと調和できてたからなのかも・・・?

そんな遠くばかりみなくたって、こんなに魅了されるものが、
足元にあるじゃない。
すべての物事、思いはいつもシンプルで明快。
やはり。
自然の摂理になるべく逆らわず自然とともにありたい。

・・・そんなことをぼんやり感じた小さな旅でした。

やはりときに旅は必要。
こころをある意味からっぽにできる。
ただその場、その時間を味わう。

昨日、長田弘さんの新しい詩集をみつけてぱらぱら
繰っていたところ、哲学者スピノザの話が書いてありました。
今のわたしの気持ちにまっすぐ!なことばだった。

             *******

彼がのぞんだのは、ただ静かな生活だ。
自然は僅かなもので満足している。
自然がそれで事足りているなら、私もまたそうなのだ、
と彼は言った。

             *******

「永遠とは存在そのもののことである」
わたしたちの頭の上の大いなる空のひろがり。

幸いなるかな本を読む人』  長田弘


ところで。
白川郷で買った布ぞうり。
真夏のルームシューズとして大活躍


5つ星!ー古民家そば打ち体験

2008-08-10 21:46:49
しみじみした民宿での思いを後に、村を引き続き散策。
田んぼを臨むすてきなカフェでお茶した後は
本日のメインイベント。そば打ち体験!
初体験でございます。

いやー。そばって奥が深いっ。



粉の配分、水分の加減、粉のまとめ方、
広げ方、たたみかた。



講師のマツイさんはなんともリズミカルに
さくさく手が動くのだけど、わたしとメリに関しては
動作がぎこちないことこの上なく・・・



しばらくすると、中学生の女の子たちが”わーそば作ってるー!”
なんてがやがや集まってきてしまい、ほとんど見世物状態・・・
まさかの展開に緊張が走るわたし。。
お、おねいさんは大人だけど、そ、そばは、そばは
ー初めてつくるのよー



でも。
最後はなんとかそば“らしい”形で完成!
くだんの中学生からも盛大な拍手(笑)をいただきました。

そしてー茹で上げた打ちたてのおそばはこちら。



5つ星!のお味(私たちにとって!)でございました。
おいしかったー。

300年の古民家をまるで自室のように使いまくり、
こんな新鮮なおそばを頂けるとは・・・
修了証までいただいちゃって、大興奮。
ああ。今思い出してもすばらしき体験だった・・・。

うつくしい景色にあたたかい心の交流。そして
胃袋やや拡張気味、、の飛騨紀行ー
これにておしまい!

美しき村、白川郷。

2008-08-09 11:11:01
たどり着いたのは世界遺産、白川郷。

     

バス停からしばし歩きまず目を見開くのは渓流の美しさ。
飛騨の深いみどりの山々と川の流れだけでもう涙がでます。

高く真っ青な空、茅葺きの屋根
家々をいろどる野の花たち。
のんびり流れる空気の中、
何もかもが調和してたたずんでおりました。

   

夢みたいなゆるやかな時間の流れ。
豊か。という言葉の真髄を思いました。

陽射しは途方もなく強くて暑さも最高潮だったけど
ニッポンの美しき村。の朝焼けと夕日、
丘からの合掌づくりの眺め、
朝ゆっくりひらく蓮の花。

  

静かにまわる水車、たんぼの蒼・・・
この世の美しいものをたくさん見ました。
五感はフル回転。
メリも大感激

そして合掌民宿十右ェ門の名物女将ケイコおばあちゃんとの出会い。
彼女の存在なくして今回の滞在は語れないくらい。。
それくらい印象深い御年75歳!の芸達者でクリエイティブ&
溢れるユーモアの持ち主。でいらっしゃいました。

おいしい夕飯の後、庭を散歩。
ホタルをたくさん見ました。
三味線もききました。(played by ケイコ)
“人生いろいろ”なしんみりバナシもしました。(with ケイコ)

     

人にも自然にも心をぐわーんと開いていて、懐が深−い。
周囲の人を瞬く間に幸せな気持ちにさせちゃう女性なのです。
ケイコおばあちゃん

忘れられない時間、出会い。になりました。
ここにいられることがただただありがたく。
またきっと戻ってこよう!

朝市のある風景−飛騨高山

2008-08-03 20:58:48
翌日は高山市へ移動。
古川の町並みと似ていながらやはり規模が大きい。。
私たちがまず目指したのは朝市!

    

日本全国、世界あちこち楽しいんですよねぇー市場。
宮川朝市は毎日やってるみたいで、羨ましい〜。

    

メリはジューシーな桃を選んでその場でぱくり!
私はとうがらしを稲穂でつないで乾燥させたものを
買いました。
ここでもたくさんいろんな方とお話したなー。楽しかった!

 

それから観光名所、さんまちをそぞろ歩き。
すんごーく陽射しが強くて、暑い〜(正式には”あぢぃ〜”)〜と
唸っていたら、”高山名物 醤油アイス”の文字に遭遇。
しょ、しょうゆあいす?! メリッサは食べる気満々で
気づいたらもう”しょーゆアイスください!”
とオーダーしておりました。。

    

ちょっとカラメル風味でなかなか美味だった
あと、酒蔵もとっても多かったです。
試飲?はい。いろいろしました。。昨日も今日も・・・。

ここ、高山でも古川同様レベルの高いステキな
古民家カフェがあちこちにあったなあ。
私たちが発見したのは、さんまちから少し外れた
通りにある、「花筏」というカフェ。(HPがないみたい・・残念!)

 

和モダンの空間に、進化したニッポン・デザインという感じの
ポットに器、、。お茶もなんともおいしいこと!
旅先ですてきなカフェに出会えるってかなりウレシイ

さて・・喉も潤ったところでー
いよいよ夢にまでみた彼の地に向かいます♪

せせらぎの音、朝顔の藍−飛騨古川

2008-08-03 17:15:08
先日、一足早い夏休みをいただき
くだんのメリッサと一路飛騨へと向かいました。

海に囲まれた長州育ちだからでしょうか・・・
飛騨はずっと行ってみたい場所のひとつでした。

2泊3日の旅はまず飛騨古川という小さな城下町からスタート。
ゆったりしっとり、、澄んだ川のせせらぎとブルーの朝顔。



こーんなきれいな町があるのだなあ、、と静かに感動。
朝に夕にーとにかく町を歩くのが楽しくて、お店の方々と
交わすちょっとした会話も嬉しくて-心揺さぶる情緒あふるる町でした。

        

宿泊した八ツ三館。 明治38年の建物。
川べりの招月楼という歴史を感じる広いお部屋に1泊。
食事に温泉もすばらしー!
ああ。時間よ止まれ・・という感じ。
女将さんや宿の方々のおもてなしの心も☆☆☆☆☆
大満足!でございます



7代続く和ろうそくのお店。
とっても有名らしく、あの柳宗理の直筆色紙もありました。
プロフェッショナル!なご主人のお仕事ぶりにうっとり

            

そしてあちこちに点在するレトロなカフェ。
古びた家具、磨き上げられた窓ーシンプルだけど温かみの
ある空間にかなりほっこりしました。
近所にあったら毎日通うこと必至だなー。うむ。



町全体がまるで美術館のようで、住む人たちの美意識が
そのまま自然と町並みに表れているようでした。
かといって敷居が高いーというのでもなくむしろあたたか。

初めて訪れた人にも“懐かしさを感じさせる町ですね”と
仰っていただけるんですよ、とお土産屋さんのおかみさん。

そのとおり!流れる空気からして違う、というのか、なんだろう?
浄化されるようなすがすがしさを町のあちこちで感じるのです。
お寺もたくさんありました。

この町に住めたらなー・・結構本気で思ったわたしです。
すてきな夏休みはこんなふうにはじまりました。(つづく)
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