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myブーム!

2008-09-16 22:05:38
なぜか今になって読み始めています。

        『カラ兄

この言葉にすぐに反応したあなた!
はい、ハルキストですね

カラ兄とはーロシアの偉大なる作家、ドストエフスキーの
代表作のひとつー『カラマーゾフの兄弟』の略。でございます。

かの村上春樹氏があらゆるエッセイやかつてのHPで
”文学作品のあらゆる資質を兼ね備えた唯一の長編小説”
と絶賛して止まない『カラ兄』。

19世紀、ロシア、というだけですでに難解な香り漂い
ー実際、昔一度挫折したんだけれどもーだけれども。
どうにもこうにもがっつり骨太な作品を読みたい気持ちに
駆られてしまい、ついに満を持しての再チャレンジ!

先日の岩手出張道中に読んでたのももちろんコレ。
思いのほかぐぐっと引き込まれ気づけば上巻、読了
しかし。667ページです、、上巻だけであと2冊さー

なにしろ時代が時代ですから、お屋敷やら幌馬車やら
あらゆる描写が時代がかっております。
セリフや動作も大袈裟でーそれも一興

そして。
登場人物の名前がー長いっ。
幸い、主要人物は比較的頭に入る名前で助かりましたが
油断してるとちょっとした登場人物の名前が

ステパニーダ・イリイーニシナ・ベドリャーギナ

だったりして、おぉ。。。ロシア人に生まれてたら
わたしはどうやって暮らせばいいんだろ?
と、どうでもいい想像を巡らしたりしつつ読み進めています。

それでもって肝心の内容ですが、思いのほかハマる!
現代でもきっと抱えてるだろう家族問題、人間関係、恋愛etc.
幸せっていったい何?
そんな普遍的なことがあちこちでてきます。

さて。
いよいよ上中下。の”中”に突入です。
謎めいた召使、スメルジャコフに興味津々。
まっすぐな3男坊アリョーシャがけなげで目が離せない!

そんなこんなでこの秋カラ兄時間を
しばしかみしめるのであります








我らハルキスト

2008-06-28 23:07:37
何を隠そう、実は村上春樹ファン暦(も)長い私です

先日、満を持して開催された第1回ハルキ会(仮称)。
メンバーは職場の春樹ファンの面々。

ことの発端はー先月だったか、職場の歓送迎会があって
3年選手のA君が隣だったことからはじまりました。

A君は春樹好きが高じてギリシャひとり旅を決行した
ツワモノ。しばし村上春樹の話で盛りあがっていたら
そこに中ボス登場。
一瞬ー話題が他に移るかと思いきやー
な、なんと中ボスも春樹ファンということが判明。
いやぁ・・・仕事中はまるでわかんないものですねー。

そんなこんなで意外な接点ができた我らハルキスト。

後日、”こんな記事をみつけましたー。”と新作を執筆中の
ロングインタビュー情報がA君より皆に届き、
私は私で偶然「プリンストン大名誉博士号授与」の記事
見つけたので、すかさずハルキストのみなさんに転送。
「では、この祝賀ムードの中、みなで村上春樹の
名誉博士号授与を祝おうではないか!」と中ボスのご発声
これありー夕食会へと相成ったというわけです。

その日はー
なかなかマニア度高い会話が繰り広げられました・・・

私も、つい村上朝日堂(今はもう閉鎖しちゃってる幻の
春樹氏公式HP)にかつてメール(当時、読者との交流の
場だった)しちゃったこととか、こんなCD(ハルキセレクションjazz)

     
         この中のビリーホリディがたまらなくよい!

持ってることをカミングアウトしたらー
一瞬みんな固まっておりましたが・・・あれ???メールしない??

ま、本当は全集までもってるくらいだけど、
このことはまだ内緒にしとこう(笑)

     
         『国境の南、太陽の西』は何度も再読・・・

河岸忘日抄

2008-04-29 22:04:06
後半の連休に読もうー!と思っていたけど
やはり今晩から読み始めます。

大好きな堀江敏幸さん。

去年、トークイベント&サイン会に参加して
ますます大好きになってしまった作家さん。

まず、日本語が美しい。
”ブンガク”としての匂いがぷんぷん。
加えて水彩画のような透明感があってー
淡々としているようでいて、これはっ。。と思える
ずしっとした言葉にたくさん出会う。

昨年出版された『めぐらし屋』もよかったし、
なんといっても短編、エッセイはほんと、秀逸。

今回は長編小説。
これはまだ読んでないなーと先週のこと本屋で
買うかどうか悩んでいたら、昨日駅前の本屋で
文庫で並んでおりました

これはもう、読みなさい。ってことですね。

かがんぼうじつしょう。
タイトルからして魅力的

はい。。
わたしはとても好きな作家には
オタク、、マニア、、そんな形容しか
あてはまらない。と自覚しております

さぁ。読むぞ





食堂かたつむり

2008-03-22 23:17:22
今月また、本に手を出してしまいました。
この間の新潟の駅ビル内書店にて、、つい・・・。

タイトルと装丁を見ただけで、すぐに私の中の
読書センサーが反応してしまったその1冊とはー

食堂かたつむり』 小川糸さん

一気読みしてしまいました。

ある日忽然と3年間同居していた恋人に財産とともに
去られ、愕然とする主人公・・・。
物語はそんなとほほな出来事から始まります。

が、しかし!
人生、一体なにが待ち受けているかわからない。
悲劇と思えることも実は奇跡を呼び起こすための
必要不可欠な予兆なのかもしれません。

意を決して主人公・倫子は10年ぶりに戻る山あいの
雪深い村で、食堂かたつむりを開業することに。

久々の田舎暮らし、母親との確執、、、
”食”ー命をはぐくむもの、ともいえるのかな。−
への限りないオマージュ!
「かたつむり」を訪れた人たちはみんな幸せの
入口に立っていきます
このあたりの描写は、まるで自分もその場で食事を
味わっているかのような、はたまた厨房の主人公と
一体となって腕をふるっているかのようなー
そんな錯覚に陥ってしまいます
お店は1日1組。
お客さんと倫子のコミュニケーションを通じてはじめて
食堂メニューは決まります。
旬のもの、地元の食材。。そして倫子の食べ物への
愛と感謝の想い。その想像力たるや、スゴイ!脱帽
素朴な田舎料理からジビエまで幅広い!
(個人的にはザクロのカレーアムールスープ
がかなり気になっております・・・。)

波乱万丈なーでもホロリとせずにはいられない
クライマックス・・・。哀しいーでも温かくて力強い。

土とともに暮らしたい〜と最近願っているワタシには
もうど真ん中ストレートの1冊でした。
ますますそんな暮らしを夢見るのであります・・・。。

おいしいご飯はやっぱり人をつなぎますね。
幸せの種をまきますね

じんわり心にも胃袋にもやさしいです!
かなりおすすめです!






ワタクシ的ひだまり本。

2008-03-16 12:42:56
昨日は久しぶりに愛する丸善へ!
小春日和な陽気に誘われ、気づけばが似合う本ばかり
手に取っておりました。。。



まずは文庫。
『暮しの手帖』初代編集長 花森安治さん著『暮しの眼鏡
なんと1953年に刊行されていて、最近文庫化されたみたいです。
アジケナイ世の中にもの申す!”という帯に注目したい

それからずっと読みたくて、なかなか出会えなかった1冊。
沢村貞子さん『わたしの台所』名作ですねえ。
そして、好きな作家Best5に入る梨木香歩さん
春になったら苺を摘みに
なぜかこれだけまだ読んでなかった。。
梨木さんのやわらかなーでもどこかちょっと硬質な感性、
そして、美しすぎる日本語。
彼女の作品にはいつも草花の匂いや生活から紡がれるあたたかで
不変なるニッポンの美意識を感じます。ホントに大好き

それから、、こちらも大好きなお聖さん。
苦味を少々』これはエッセイや小説から選りすぐった
珠玉のおセイさん語録がなんと399も!ぱっと開くと、

トシなんてねえ、35から先はなくなんのよ。
その人の持ってる味だけになんのよ

というおコトバが・・・。
いやあ。。肝に命じます

あとは実用本など。。わたしの中での土を感じる暮らし
への憧れが強く反映されてるような・・・。
そんなライフスタイルを自分らしく創り出してる人たちの本。



エッセイはいろんなところで気軽に読めるのがよいですね!
たとえば、近頃はこの椅子をキッチンに移動して、
煮込み系料理の傍らで読むのがマイ・ブームです

    

椅子の上は図書館で借りてる『ベニシアのハーブ便り
これもかなりステキな1冊
京都・大原の古民家にくらすハーブ研究家の英国女性の暮らしぶり。

ああ、、、どうやら私はライフスタイルをじわじわーっと
転換していきたい気持ちでいっぱいらしい・・・・・・・・

久々の

2008-01-06 23:49:12
年末にいくつもの書店で平積みされてた
パトリシア・コーンウェルの検死官シリーズ新刊 『異邦人』。

シリーズ当初は新刊を待ち望み、次はまだ〜???という
くらいの勢いでしたが、最近の展開はいまひとつ。

が。行く先々の本屋でどうにもこうにも目にとまり、
ついにこの週末手に取ってしまったのですがー

いや、、今回、、はまった!

やっぱりケイ、ベントン、マリーノたちから目が離せませんねー。
(読んだことのない方、ごめんなさいー

そして主人公がお料理好きなイタリア系アメリカ人と
いうこともあり、また今回はローマも舞台ということで、
よだれもののイタリア料理も久々満載でーたとえば
リコッタチーズと無濾過のオリーブオイルでソテーして
シェリー酒をかけたマッシュルーム入り卵白オムレツ、とか!−
やっぱり検死官シリーズ、見逃せません。。。

個人的には”ベントン”が大好きなのでもう
彼の出てくる箇所ではいちいち目がです!

いやあ、、それにしても気づけばシリーズ15作品目とは。
主人公たちも歳をとりーわたしも15作出てる分、
歳を重ねてるってことですね。
そういや初めて読んだのって・・・・ねえ。。。










ワタシは最高にツイている

2007-11-25 20:58:29
3連休も終わります。。
なかなかのんびりとしたお休みでした。

そんな中ー読み耽った2冊の本たち。
まずはずっと前に購入して以来、いつか読もう、読もう・・と
積読状態だったフランス作家の本。

『歌の祭り』 ル・クレジオ

筆者は世界的な文学者としての地位を築いていたにも関わらず
ひょんなことから70年代、パナマでアメリカ先住民たちの
集落で生活をともにすることになります。
そこでの経験は筆者の人生観、いや生き方そのものを激変!させます。
ラテン諸国に詳しくない私ではありますが
フランスという文化度も高く恵まれた物質世界から
あえて原始的?な暮らしに身を置く筆者・・・
人の価値観が劇的に変わる瞬間というプロセスって
こういう感じなのかー・・とワクワクし続け
すっごく面白かったー!!!そしてサステナブルな社会とはーと、
こういう本とも繋がるんだなあ。旅人の本は楽しいねえ。。
私が好む男性作家はどうも旅する人が多いのはなぜ???

そして!
ひとりでクスクス笑い続けた1冊・・・

『ワタシは最高にツイている』 小林聡美

近所の本屋さんでふと手に取ったこの本。
装丁にまず目がとまり、タイトルになに?なに?と
心惹かれ、作者が小林聡美さん!おお!ということで
読んでみました。
面白すぎですそしてなんという名エッセイストー!!

複数の大物占い師からこれから3年は大殺界。と
言われたその入口の年から書きつづられたこのエッセイ。。
(結果、大殺界どころか、映画も大ブレークでしたね。)
愛犬や愛猫のこと、植物のお世話、プライベートでの
フィンランド旅行再び。。などなど普段着の小林聡美さんが
軽やかに書かれていながら、数分に1回は笑いを誘う・・・。
爽やかで心地よい読後感。よいビタミン剤になりました
あの親しみやすさと好感度は、こういう暮らしの積み重ね
だったのねえ。。と納得。こんな40代を迎えていたい・・・。

ちなみに、小林聡美さん、体内年齢19歳と20歳
いったりきたりなのだそう!!!
きょ、驚異的

とにもかくにも。。今後疲れたときにはー
大殺界を乗り切った?!小林さんのように唱えることに
いたしました。

”ワタシは最高にツイてる!”


『千年の祈り』

2007-09-17 22:55:27
待っていました!
こんなふうに中国を表現してくれる若手作家の登場を・・・
中国人の現代作家イーユン・リーのデビュー作。



正直なところとても情報が少ないと思ってました。
現代の中国を本当に切り取ってくれている映画や小説のこと・・・
もっともっとあるはずなのにー。と。
悲しいかな新聞やニュースに流れる負の情報ばかりが
どんどん私たちに刷り込まれてしまって
どんなにインターネットでたやすくアクセスできても
理解しようと思わない限りその地で暮らす市井の人々の生の声は
なかなか届きにくいのが現状のように思えます。

そんな中、この作品は“今”を呼吸している中国の人々の
暮らしや苦悩や喜びをものすごく繊細にー
でも軽やかにすくい上げています。
短編集なのだけれど一遍一遍を読みながら映像が浮かぶ感じで、
なんだろう、油絵というより水彩画な感じ。
そうかあ・・イマドキの中国はこんな感じなのねぇと唸ったり
でもところどころに長い中国の歴史が感じられたり独特の
政治体制が見え隠れして、うむー、なるほどー。と
とっても勉強になったりします。
そして、中国ならではの悠久の歴史を感じさせる格言や
ことわざにからめたウィットある会話が秀逸。。

・・・・中国で『修百世可同舟』といいます。
誰かと同じ舟で川を渡るためには300年祈らなければならない。
(中略)互いが会って話すにはー長い年月の深い祈りが必ず
あったんです。ここにわたしたちがたどり着くためにです。

(「千年の祈り」より)

「不毛な愛だ。わかっているんです。」
「『人はできると思えばなんでもできる。』
と、毛首席も言っていますよ。

(「黄昏」より)

ひとつひとつの作品すべてが人生劇場なり。。
今年読んだ本の中でもかなり面白い!と思えた1冊

統計上のいろんな数字や経済成長率etc.
国の大きな枠組みを知るにはとても大事。
一方でそこに暮らす人たちが実際どんな日常を営んで
どんな思いや願いを抱えているのか?
そういう意味で映画や小説やアートは
その国の生の声を理解する手立てになるなあと思っています。

混沌や喜びや希望や悲しみや怒り・・・
その国の社会を写す鏡ですね。

さて・・・次はどの国に目を向けようかな・・


丸善マニア

2007-06-16 22:43:11
数ある本屋さんの中で、丸善がイチバン好きな私。

私なりの”本屋さんマップ”が頭の中にありまして、
仕事帰りに立ち寄るならここ。新刊をちょっとチェックするなら
ここ。といろいろあるのですが、本気で半日くらい
小説から実用書から専門書に至るまで
隅から隅まで歩き回るとすればーそれはもう間違いなく丸善!
月に1回は足を運んでおります丸の内本店へ。

でもって今日もまたまた行ってまいりました丸善本店。
店内クルーズもさることながら、今日はなんといっても
堀江敏幸さん(→私の大好きな作家ベスト5のひとり
トーク&サイン会がお目当て。

新刊バン・マリーへの手紙刊行記念。ということで、この作品に
まつわるあれこれを中心としたトークがありました。お話の中心は
この作品のキーワード、”湯せん”について。
”湯せん”−バターとかチョコとか溶かすときによく使われるユセン。ですね。
直火でそのまま熱するのではなく、じわじわゆっくり芯まであたためる
湯せん。直接火にかけないことで、逆に奥深くまで
火を通しうる。ゆっくりとじわじわと時間をかけて。
堀江さんの思考はいつも直火型。ではなく”ユセン”的。
うんうん。かなり共感〜。わたしも”湯せん”派。。
あ、マニアな話題?すみません詳しいことは本を開いてくださいませ・・・。

私はいろんなジャンルの本に手を出すタイプだけれど、
やはりイチバン好きなのは、人生系というか哲学系というか、
行間ににじみでる作家さんの思想を味わうことができる作品。
まさに湯せん的にじわじわと。。。

サインもちゃんといただきました。○○様へ と名前を添えてくださって、
インク壺に万年筆を浸してはひとりひとりにサイン。
そういうちょっとした丁寧さに堀江さんのスタイルを垣間見た
気がして、大満足。
丸善さん、こんな機会を作ってくれてありがとう

ちなみに店内では”ちくま文庫”フェアをやってて、
ちくまファンの私としてはヨダレモノ。。
かなりの時間、立ち尽くしておりました。
他の本屋のちくまコーナーではなかなか置いてない作品も
どれもこれも置いてある!!いやあ、やっぱり丸善!

内田百けん(門がまえに月) 『間抜けの実在に関する文献』  
まもなく谷中に引っ越すJさんにプレゼントしようかな。と
森まゆみ谷中スケッチブック』(安野光雄さん画の表紙もステキ)
を買い求めました。

で、電車の中でさっそく『間抜け・・・』を開いてびっくり。
なんとその本の解説を書いていたのはさっきお目にかかった
堀江敏幸さんだった・・・
いやあ。こういうシンクロ、今週すごくたくさん続いてるなあ。

さて。。次回はいつ行こうかな。丸善

週末はミステリー

2007-06-08 23:41:40
金曜日。
おお・・・やっと週末

週末のお楽しみ。バスタイムwith ミステリー。
私がこよなく愛するのは、コージーミステリー全般と
アーロン・エルキンズという作家の人類学者が主人公の
シリーズもの。あとは美術系ミステリーも食指が動いちゃいます。

エンターテインメント系は暇つぶしでしょ!とあなどるなかれ・・・
ときとして、”はっ”とする発見もちらほらと。

ある日の1冊。
アンティーク鑑定士は見やぶる』からの発見。

人は家のなかに人生を展示している。

おお・・・。そ、そうだと思う〜!!
部屋は内面を映し出す。とはよく言われることだけど
人生を展示。とは。
たしかに、住まいはその人の人生がそのまんま見え隠れ。

ジャンルは全然異なるのに、
環境教育学者が登場してきた作品もあったり
読みながら紅茶やコーヒーに造詣が深〜くなってしまう
作品あったり、ミステリーも奥深いなり。。
だからほんと、本の世界ってやめられなーい。です。



お菓子探偵 ハンナ・スウェンセンシリーズなぞ
翻訳が待ちきれなくて、あるときペーパーバックにまで手を出したことも・・。
早く新作でないかな〜
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