昼も夜も芝居づけ

2007年10月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
岩崎宏美コンサート『LIVE 2007 Life+(プラス)』東京国際フォーラム [2007年10月07日(日)]
ここに書くべきかちょっと迷ったのですが、あまりに感動したのでやっぱりご報告。

仕事でお世話になっているカメラマンのSさんは、岩崎宏美さんととても仲良し。
以前から『レ・ミゼラブル』のファンティーヌ役はやっぱり岩崎宏美さんが一番、と思っている私は、ことあるごとにSさんにその話をしていたところ、今回、初めてお誘いいただいた次第。
正直なところ、彼女の持ち歌で知っているっていうと『スミレ色の涙』とか『聖女たちのララバイ』とか、古い曲ばかり。
でも、歌はうまいのは周知の事実だし、せっかくさそっていただいたのもあって行ってまいりました。



それが……、素晴らしくよかった。
コンサートっていうと、これまでノリノリにハッチャケて「楽しかったー」っていう感じなんだけど、このコンサートはもう「感動した!(小泉さんばりに……古っ)」。
このひと言に尽きます。いいようのない感動がじわじわーっと押し寄せてきて、もう涙腺ゆるゆる。
本当にいい歌って、心に染みるんですね〜。しみじみ。

構成は2場に分かれておりまして、ご自身の持ち歌だけでなく、いろんな方の曲をカバーされておりました(そういうアルバムを出しているんですよね)。
登場は、『好きにならずにいられない』。
あ〜っ知ってる〜って、テンションUP。この頃の歌謡曲って、好きだとか嫌いだとかそういうこととはまったく別に、妙に記憶に残っているんですよね。
しかも、当たり前かもしれないけれど、もうびっくりするくらいの美声。
で、めちゃくちゃ上手い。

歌手デビューが昭和50年だそうで、すでに30年歌を歌い続けている方だから、こんな「うまい」なんて表現するのって、失礼かもしれません。
でも、敢えて言わせていただきたい、「岩崎宏美さん、本当に歌、うまいっす!」
やっぱりね、生ですから、どんなに上手だって言われているかたでも、ちょっと音程が不安定だったり、声の伸びがよくないとき、っていうこともあるんです。
でも、この方、そういうことがまったくなかったの。もうびっくり!

途中、小林明子さんの『恋におちて』や渡辺真知子さんの『ブルー』のカバーが入ったのですが、こういう他人の曲も聴かせるんだなぁ。
個人的には、1場のビートルズの『インマイライフ』が最高でした。
じつは、ベッド・ミドラーが映画『フォーザボーイズ』のなかでこの曲を歌っているのですが、それを聴いてからずっと、この曲はビートルズよりも女性ボーカルの方がハマるような気がするな、と思っていたのですが、まさにどんぴしゃ。
いやぁ、じわじわと心に染み入る歌声で、いろんな願いが込められたあの曲を歌われると、本当に本当にグッときます。
ちなみに、BEGINが開発した一期一会を弾きながらの披露でしたよ。そこも個人的にツボ。

もちろん、ファンティーヌの代表曲『夢やぶれて』も歌ってくれました。
舞台で演技として歌うのと、こうやってコンサートで歌うのと、やっぱり少し違うのね。
どっちがどうということではなくて、コンサートでは歌手として、舞台では女優としての歌を聴かせてくれている感じ、とでもいいましょうか。

ちなみに2場では、ご自身のヒット曲のメドレーを披露。
いやぁ、なんだかんだで全曲知ってました。歌謡曲っていいなぁ。
じつは、MCのなかで岩崎さんが阿久悠さんの話をされていて、当時「どうやって岩崎宏美を大人の歌手に育てて行くか」っていうことを考えていてくれた、というエピソードがあったんです。
このメドレーを聴いていたら、その言葉が反芻されてきちゃいました。
彼女の歌唱力を活かしたバラード、アップテンポ、いろんな曲を書いてもらっているんですよね。
歌詞も、ポップなものから、大人っぽいものまでアレコレ。
昔って、こうやって曲によって歌手も少しずつ成長させてもらっていたんだろうな、って。
なんか、そんなことまで思い至っちゃったら、またもや感動スイッチオン。

ラストは、一昨年に亡くなられた本田美奈子.さんの『つばさ』。
すごく不思議だったのが、それまでどのカバー曲も岩崎宏美節って感じだったのが、この曲だけは、なんだか妙に本田美奈子っぽいというか……
曲紹介の時に「この曲を歌うと、近くに美奈子が来てくれている気がする」と話しておりましたが、本当にそうなんじゃないかと思ったくらい。
これもまた、聴いてるうちにじわじわと感動。胸が熱くなりました。

いや、1回のコンサートでこんなに何度も感動したのは初めてのこと。涙、涙、涙。
本当に本当に素晴らしく素敵なコンサートでした。
単純に、歌がすばらしい。声がすばらしい。そして、ご本人がかわいらしい。
どうやらこのコンサート、ここ数年は恒例らしいです。来年も行きたい!
っていうか、本当に真面目におすすめです。

コンサートツアーはあと、10月29日 京都会館第1ホール が。
ちなみに、『アコースティックVer.』として、
11月16日 なら100年会館、11月23日 サンパール荒川 があり。
岩崎宏美さんの公式HP:http://www.hiroring.com/
この記事のURL

http://www.cafeblo.com/theater/archive/58
プロフィール
プロフィール
望月リサ。ライター。女性誌やWebサイトでインタビューやカルチャー関連の記事を担当。締め切り間際でも観たい舞台は絶対にハズさないステージフリーク! 「ライブじゃなきゃ味わえないこと、いっぱいあります。ハマるとこんなにすばらしいものはないです。劇場にもっともっと足を運びましょっ。」
ネットワーク (0)
http://www.cafeblo.com/theater/index1_0.rdf