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象の悲しみ

2008-07-11 23:59:23
2週間ほど前のこと―。
とぉちゃん『モーシャが新聞に出ていたぞ』 と、教えてくれた。

モーシャとは、かぁちゃんと坊ちゃんが→ランパーン(タイ北部)の郊外にある
世界で初めての 象病院 を訪れたときに出会った、地雷で片足を失った子象です。

(6/28 Bangkok Post 紙 で伝えられるモーシャ)

初めてモーシャに会ったのは、彼女が1歳8ヶ月の時。
まだかぁちゃんの肩の高さにもみたない程の、見るからに子象という体格でした。


でも、紙面のモーシャを見ると、びーっくり!!
背丈はもうすでに、大人の身長と同じくらいまでに成長してる 現在2歳7ヶ月。




今回の報道で 何が伝えられているのかというと、
身体が大きくなり体重も増えてきたモーシャは、体重を3本の足で支えられなくなり、
左前足の骨が変形してきた上に、体勢が傾きバランスが保持できないそうだ。

生後7ヶ月の時に地雷を踏み、足を失ったモーシャにとって、
これからの人生が長く(象の寿命は人間と同じくらい)
数トンにもなる体重をたったの3本で支えていくのは困難なことです。



→半年前にモーシャの義足について報道されましたけど、
どうやら、改善が必要だったようです。

4ヶ月以上に渡って義足の専門チームが研究・製作にあたり、
6月下旬に、ようやくモーシャ専用の義足が完成したんだそう。




今回の Bangkok Post の紙面には、モーシャと同じように
9年前ミャンマーとの国境沿いで地雷を踏んで片足を失ったモタラの写真も掲載されています。

(国境から3日歩き続け、象病院へ到着したモタラの肉片がバラバラになった傷口)

モーシャは高齢で(現在 約50歳)、体重も重く、当時 傷口が化膿していたことから、
なかなか傷の完治と義足の取り付けが進まないのだとか。
      (私たちが訪問したときも、感染症を避ける為、近くには行かれませんでした。)



モタラの件は世界中で報道されましたが、 (地雷の中を森林伐採させられる象)
象の状況は過酷なままで→不法労働させられる象→街に出稼ぎさせられる象
が後を絶ちません・・・。 




モタラの後も、地雷で足を損傷した象が次々運ばれてきているという象病院。
タイにはまだこのような施設はここしかありません。

タイ政府が1989年に森林伐採を全面的に禁止してから、
職を失った象(と象使い)が3000頭ほどいるとのこと。

(年に一度、タイ全土の象が集まる→スリンの象祭りにて)



実際に地雷で足を怪我した象の治療に立ち会った人の話によると、
象は痛みや、子象・親象を失った悲しみに、涙を流すそうだ。
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