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ミャンマーの現実

2008-03-14 23:59:01
久しぶりに映画を観ました。

アメリカやシンガポールではいち早く公開され、話題になっている映画、
『RAMBO4』 ランボー 4 です。

(3/14 金曜日からタイで公開。言語は英語 :字幕タイ語)

このほど、ミャンマー政府が自国での公開を禁止し、
厳しく取り締まっているものです。




なぜ、ミャンマー軍事政権がそこまでして取り締まらなければならないのか。

映画の内容が、
ミャンマー政府軍と少数民族 との紛争、
政府軍による人権弾圧や虐殺を描いているもの
だからです。


2時間ほどの映画を観たあと、
この日の夜は眠ることができませんでした・・・。




ミャンマー(ビルマ)は、人口の4割を少数民族が占めています。(6割はビルマ族)
1980年代に軍事政権になり、それ以降、少数民族や反政府勢力に対する
人権弾圧が加速し、今も残虐行為が繰り広げられています。

そんな政府軍から隣国タイへ逃れて来る、ビルマ(ミャンマー)難民は
10〜20万人とも言われています。   難民キャンプで保護されている人数。

(ミャンマー政府軍から逃げる人々  ↑写真: FBR Reportより)
                 タイ生活のなかで考えるビルマ(ミャンマー)難民


なぜ、ミャンマー軍事政権が人権弾圧を繰り返すのか・・・。

端折って ・・・
1948年以来続いているミャンマー政府軍とカレン族など少数民族の間の紛争と、
1988年に成立した現軍事政権と民主化を求める野党国民民主連盟(NLD)が対立
していることなどがあります。

カレン族など少数民族との紛争の発端は、とても簡単に説明すると、
1886年、ビルマを植民地にしたイギリスが分割統治にカレン族を利用し、
その後太平洋戦争によって、日本軍がこの地を統治(ビルマ族と組み)するようになり、
イギリスの手先だとして日本軍+ビルマ軍がカレン族に虐待を行った経緯があります。

その後もビルマ政権は少数民族の権利を認めず、カレン族(カレン民族同盟)
武装奮起し、紛争が60年間 今も続いています。

(↑ FBR Reportより)


ちなみに、大戦中、日本軍によるカレン族への残虐行為があったことを知ったのは
タイへ来てからのことでした・・・。
                        強制労働なども。

ミャンマー難民支援をしていた知人( と支援仲間)の報告(書籍)を読み、
カレン族に「日本人への警戒=怨恨 の言い伝え」があることを知り衝撃を受けました。






話がずいぶんそれてしまいましたが・・・、
ビルマ(ミャンマー)難民の存在は、タイで暮らす日本人にとって
まったく無関係のことではありません。

いつかも書きましたが、
私たち駐在家庭で働く、ビルマ(ミャンマー)人のメイドさんやその家族が
置かれている環境でもあるからです。




ここで一つご紹介。
ミャンマー国内にも、多くの避難民がいます。
(タイなどの国外へ避難した人々より、過酷な状況に置かれています)

そんな人々への緊急医療や食糧援助、
ミャンマー政府軍による残虐行為から逃れる避難民の支援をしている
FBR   Free Burma Rangers   があります。

(カレン州の村で支援を行うスタッフ    ↑ FBR より)

彼らのレポートを読むと、いまのミャンマーの現実がよくわかると思います。
www.freeburmarangers.org   「Reports」では写真付きで報告。

『RAMBO 4』は、それが動画になったバージョンみたいな感じです。
  (ちなみに、スタローンは60代になり、さすがに歳とったなーと思いました・・・)




     隣国のミャンマーで起こっていることを知る為に、また考えるきっかけに
Posted at 23:59 | 暮らし | この記事の詳細
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