品川神社の境内にある赤い鳥居をくぐると、
その奥には阿那〔あな〕稲荷があります。
阿那? あな? 穴?
祠をのぞくと、たしかに穴が開いていて、
なんとなくひんやりした風が吹いているような気もする。
うーが小さいころは、
「この穴は富士山まで続いているんだよ」とか、
「江ノ島の岩屋に続いているんだよ」 とか、
近所のおじさんに教えてもらっていたんです。
(幼いうーは、富士山と江ノ島がお隣同士だと思っていました)
ちゃんと膝をついてお参りできるように、小さな畳が置いてあって、
地元の方々が古くから大事にしているお稲荷さんなんですね。
なんてったって、お稲荷さんは商売繁盛をお願いするところ
そして、ここには 『一粒萬倍の泉』 があります。
この湧き水を持ち帰って、家の入り口と四隅にまいたり、
小銭を洗って使うと、何倍にも増えて手元に戻ってくると言われてます。
万物は「天・地・水」の恵みを受けて生成化育し、
米は一粒の種より萬倍の稲穂となる。
当稲荷社は「上社」が「天の恵みの霊」を、
「下社」が「地の恵みの霊」と「霊泉」をお祀りする。
家門・家業の繁栄を祈り、印鑑・銭にこの霊水をそそぐが吉。
また、持ち帰りて家・店の入口・四隅にそそぎ、
清く明るき心を持って暮らし・商売するが吉。
そそぎし銭の一部は門前の商家にて使用するが吉。
とっても霊験あらたかな場所なので、
深呼吸して、背筋を伸ばして、ゆっくり足を踏み入れてくださいませませ。