例年通り、連休中に京都へ行ってきました。あいにくの雨で、さしものオットも晴れ男パワーを発揮できなかったらしい。足元が悪いだろうからとウエスタンブーツを履いていったのですが、思った以上に水分を吸ってしまって、なんと、つま先だけ色が変色してしまった・・・。ホテルのドライヤーを使って乾燥させたけれど、多少ましになったというくらい。用意の悪い自分が悪いのですが、ちょっと哀しい気分です。
さて、昨年からですが、この京都旅行では、オットが彼の主目的を満喫している半日間を利用して、わたしの方は美術鑑賞をすることにしています。今年は、『細見美術館』へ行ってきました。展示は、
半年前姫路美術館でも鑑賞した『酒井抱一と江戸琳派の全貌』、この後期(第三期)でした。いやあねえ、できれば前回と違う期の展示がよかったですが、どうも、縁がないみたいで、この日が第三期の初日なのでした。姫路美術館でも第三期を鑑賞。
もちろん、内容は違いますが。目玉は同じみたいです。しかし、『夏秋草図屏風』をふたたび鑑賞できたのはよかった。
この細見美術館は初めてだったのですが、小ぢんまりとしてなかなか素敵な美術館。キューブのような部屋が縦に横に重ねられてできている、そんなつくりです。ひとつの部屋が小さいので、10人ずつの入場、つまり入場制限があるのですが、おかげでゆったりと鑑賞ができてよかったと思います。
一番目の部屋に、『夏秋草図屏風』が奥の正面を向いた壁いっぱいに展示されていました。時間がたっぷりあるわけではなく的を絞っての鑑賞に徹するつもりだったので、この屏風の前でじっと立って心ゆくまで観ることにしました。この静かな躍動感、夏草の方はまるで絵に表面張力があるかのようです。対して、秋草の方、こちらは風の動きが(この日ちょうど風が強い日でもあったので、それを思いながら)みているこちらの目を刺してくる、はああ、すごいなあ、と。
蒔絵の展示では、原羊遊斎銘の、『蕨蒔絵三組盃・花月』に見惚れ、あら、こんなにかわいらしくて素敵だったかしら?などと今更のように思ったりして、数は少なったのですが、あせらずゆったり観ることができてこれくらいがちょうどよかったと思いました。
ミュージアムショップも覗いてきました。オリジナルの器など素敵なものもありましたが、目の保養だけにして早々に引き揚げてきました。10時に入場して、美術館を後にしたのは11時少し前。このくらいの鑑賞時間がちょうどいいなあ、と思いました。