皆さん、俵屋旅館って知っていますか?
僕が最初にこの旅館の名前を知ったのは、「俵屋旅館の不思議」
という村松友視 氏の本を読んでからでした。
最初は「俵屋」ときいても、俵を売る店?・・・・、という位何にも知らなかった
のです。
この「俵屋旅館」、京都市役所の近く、烏丸御池駅から徒歩数分。
京都の町中、ど真ん中にあります。
それでいて、滞在する人は皆、町中にいることを忘れ、玄関の引き戸を
一歩くぐるとそこはもう古き良き日本家屋の佇まい。
いつか、演劇の野田秀樹さんは、なぜロンドンで英語の劇をやるのか?
と聞かれたとき、彼はこう言いました。
「英国という異国の地で演じるなら、まず相手の文化を理解しなくてはいけない」
「相手の文化を理解していく過程では、かならず自国の文化を語り合う時間
があり、それは即ち、自国の文化を深く理解し、愛する心を持たなくては
ならないということなのです。」
と。
僕も昔、Bostonにホームステイしていたことがありますが、そのときいつも
質問されたことは、日本の文化、歴史、死生観でした。
相撲・歌舞伎といった”ベタ”なことなら答えられる自信はありましたが、
「Buddism(仏教)では、死後の世界はどのように考えられているのか?」
とか
「日本人はなぜ、自分の意見をきちんと言わないのか?」
「日本人はなぜ、お茶を畳の上で飲むのか?」
「正座とは何の意味があるのか?」
・・・・、等々、普段日本にいたら永久に疑問に思わないような視点で
突っ込まれてタジタジになっていた記憶があります。
この質問は一例に過ぎませんが、そのときに僕が思っていたのは、
「もっと日本の文化や慣習をきちんと説明できるように考えておこう・・・」
というものでした。
でも、僕たちの日常では毎日クルマに乗り、ETCで高速を走り、
また歩いているときは携帯電話を片手に持ち、イタリアンのお店に行ったら
パスタを頬張り、ワインを飲む・・・・。
こんな中で、どうやって「和」を感じる空間があるというのでしょうか?
温泉旅館に行ったら行ったで、8階建て鉄筋コンクリート造り、露天風呂は
男女時間交代制・・・。
これじゃあ、バスツアーの延長みたいで、ちっとも楽しくない。
(別にバスツアーをけなしているわけではありませんよ・・・。
”安い交通手段としてバスツアーはとても魅力的だと思います。)
そんな生活を毎日のように送っていると、逆に「和」を感じられる環境
に身を置くことのほうがレアなんじゃないかな・・・って思うんです。
6月も、あと数日残すのみでもう1年の折り返し地点ですね・・・。
どうやら今年の僕の下半期の一大イベントは・・・、
京都の日本旅館、料亭、割烹を極めること、
になりそうな予感です。
もしみなさんの中で、京都(名古屋でもいいです

)に詳しいよ、
という方がいらっしゃったら、ご自身の観点でいいので
おすすめの温泉宿や料亭・割烹、教えてくださいませんか?