足し算の美学、引き算の美学[2007年09月22日(土)]
![]() アメリカやヨーロッパに行くと、本棚やソファー、玄関にいたるまで、 東洋人にはよくわからない彫像が置いてあったり、 パッチワークやシャンデリア、噴水などなど、色々なモノが雑然と 置いてあることが多いです。 でも、足し算の美学が根付いているからか、全体として見ると 見事に整理されていて、それはそれで、しっかりと部屋のインテリアとして 成り立っているんですよね。 でも日本人の僕にとっては なものも多く、なんだかおちつかずそわそわしています 。一方、和室や数寄屋造りに代表される、日本の建築は「引き算の美学」で 作られています。 京都の俵屋旅館などに代表される名旅館は、床の間といい、縁側と いい、見事なまでに何もないですけど、その中に込められている「一点」の美学。 一つのものを愛でるのに余計なものはいらない。 むしろ、その「余白」の部分があることで、一点の美を強調することができる。 生け花なんかもそうですね。 やっぱりいいもんだなあって思いました。 海外のシャンデリアいっぱいの豪華ホテルにいってもイマイチ寛ぐことができず 逆に、床の間のある畳の部屋に寝っころがると、すぐに眠くなってしまうのは なぜなんだろうって思っていましたけど、やっぱりこれは 日本人のDNAなんでしょう・・・。 ![]() もうすぐ、中秋(仲秋)の名月ですね。 縁側に上新粉で作った月見団子を食べながら、月を見る。 ![]() そのかたわらにはすすきが揺れる・・・。 日本人に生まれてよかったと思います。 |
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