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その雑多さは懐の深さである、と私は思っている

2008-10-11 21:20:21
友人と大型インテリアショップに行きました。その街には赤ちゃんを連れた若いご夫婦が多く、みなさん身なりが良く幸せそうです。安全で清潔で、住みやすい街として人気なのが分かります。しかし私は心の中で、「これはドロップアウトできない街だな。」などとひねくれたことを考えていました。

私が住んでいるのは、全国的に有名は歓楽街。良く言えば都心なのですが、決して誉められた住環境ではありません。「おすまいは?」の問いに答えると、「なんでまたそんなところに・・?」と絶句されることがありますが、先祖が住み着いてしまったので仕方ありません。小学校の同級生には、いろんな境遇の人がいました。大人になってから、あの子のお母さんは辛い稼業だったんだ、と気付いたこともあります。

この街では、確かに眉をひそめたくなるような人ともすれ違います。でも、社会はこぎれいな人だけで成り立っているわけではありません。みんな一生懸命生きている。身なりや勤め先や学歴が立派でなくても、与えられた環境で精一杯立派な行いをしている。かと思えば、高い意識で知性や財産や家風を受け継いできた家もある。社会は多様なのです。この街は、何百年にもいろんな人を飲み込んでききたのでしょう。私はその多様さに触れながら育ちました。ここにはいろんな人がいますから、独身で肩身が狭いというようなことはありません。

皆が同じような家族構成で、同じ様な収入の街に住んでいる場合、もしも離婚やリストラで「みんなと同じ」が維持できなくなったら、住み難くなったりしないのかな、と雑多に育った私は思います。しかし、人だって清潔感がある方が好ましいのですから、街だって同じですね。私のひがみでした。居心地が良い、も人それぞれ。他人の価値観に左右されず、自分のcomfortableを見つけたいものです。

東京は今日の午後から、北風を思わせる乾燥した風が吹いています。ランチョンマットもニットに衣替えです。本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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