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Mちゃんの声は大きくないし、Sさんは細かくないよ

2008-10-10 12:57:56
隣の部署のMちゃん、なにか楽しいことが起こったのでしょうか、声高に話し、笑っています。彼女にはよくそういうことがあります。私はいつも、「うるさいなぁ。もう少し静かにしてほしいなぁ。」と心の中でつぶやいていました。しかし今朝、「どうしてMちゃんの話し相手の声は気にならないのだろう。」と自分で不思議に思いました。そうです、あのくらいの音量なら、他の人も出すし、私のスタッフだって出します。Mちゃんは特別声が大きい訳ではない。それなのに、彼女の声だけ気になるということはつまり、私はMちゃんが苦手だからだ、と気付きました。

さきほど、同僚が愚痴をこぼしにやってきました。一緒に仕事をしているSさんが、細かいことばかり質問するので閉口しているそうです。しかし、私も彼女達の打ち合わせによく同席しますが、Sさんの質問は決して細かすぎることはなく、至極当然なものばかりだと感じています。むしろ、自分の不得意分野を掘り下げられた同僚が、上手く回答できずに焦っているな、という印象でした。同僚の愚痴には、「他人(ひと)に、予想外の質問されちゃうと困っちゃうよね。」としか答えられませんでした。理論派のSさんと、感覚派の同僚では、仕事の進め方が違うため、すれ違いが起きているようです。

Mちゃんの声は大きい、 というのは事実ではない。事実なのは、私はMちゃんを苦手に思っている、ということ。Sさんが細かい、というのは 事実ではない事実なのは、痛いところを突いてくるSさんに同僚が焦りを感じている、ということ。この事実認定を誤ると、いつまで経っても解決しません。Mちゃんが静かになることはありません。だってそもそも大きな声ではないのですから。Sさんの質問は止みません。そもそも同僚が回答していないのですから。そこに気付かないとずっとイライラしたままなのです。

私たちは、ネガティブは良くない、と教えられてきました。そのため、自分に負の感情が湧いてくると、それを認めずに原因を外に求めようとしてしまいます。しかし、必要なのは「ネガティブな感情を持たないこと」ではなく「それを上手く処理すること」なのではないでしょうか。人間ですから、苦手な人や焦りがあって当然です。そしてそれが存在していることを認識しなければ、対処することもできないのです。負の感情を消そうとして、かえってストレスを溜めている場合がありませんでしょうか?

これからは、Mちゃんが盛り上がり始めて集中できなくなったら、お化粧室か、コーヒーを取りに行くかしようと思います。「Mちゃんの良いところを見つけてMちゃんを好きになろう」とか「Mちゃんの会話に入って一緒に盛り上がろう」とか、そういう模範解答があるのは知っていますが、私は、そのようにしようとは思いません。全ての人を好きになれるわけがない、だから苦手な人がいて当然、それを他人に表明しなければよいのです。自分の中だけで上手に処理して、苦手な人本人や周囲の人に爽やかに接すればよい、と私は思っています。そのためには、自分の負の感情に敏感でいよう、と思います。

お昼休みが終わりそうです。あと半日働いたら3連休だと思うと嬉しいです。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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