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男友達のこと(その1)

2008-10-05 15:07:42
友達と中華を食べに行きました。料理もさることながら、デザート類も美味しいのでオススメとのことです。大学の同級生である彼とは、もう20年以上の付き合いで兄妹のようなものです。彼が若気の至りで複数の女性と付き合い、極悪非道の限りを尽くしていた頃も、私が仕事にも恋にも行き詰まり、立ち上がれなくなるほど酔っぱらっていた頃も、恥ずかしい過去を共有している相手です。今はお互いいい歳になりましたので、共通の友達の近況と趣味や仕事の話など、話題も穏やかになりました。

彼は、数年前に独立した事業が軌道に乗ってきて、自分のカラーを存分に出せるようになったと話してくれました。そしてしみじみと、「オレ、幸せだなーと思ってさ。」と言いました。私はそれを、「友達関係がまた一歩深まったなぁ」と思いながら聞いていました。若い頃は、何でも話せる友達とは、「会社では言えない愚痴が言えること」や、「対立を恐れないで自分の意見を言うこと」などだと思っていました。もちろんそれも大切です。しかし、飲んでいる席といえば意外にネガティブな話題が多く、「幸せだ」というような感情は、照れくさくて言えなかったのです。

いや、そもそも若過ぎた私たちは、平凡の有り難さに気付いていなかったのかも知れません。会ってただとりとめのない話をするだけ。テレビドラマのようにドラマチックなことは起きないけど、人生の半分以上、こうして見守り合う友達がいるというのなんて幸せなことでしょう。私の前に座っている彼はもう41才ですが、その向こうには19才だった彼が透けて見えるのです。自分では見えないけれど、彼にも18の私が見えていると思います。

終電まで語り合った後、「今日はごちそうさま。そして今まで友達でいてくれてありがと。」と、酔った勢いで言ってみました。「なだお前どうしたんだ、あらたまって?」と怪訝な顔をされたし、私もすごく恥ずかしかったけれども、本心なんだからまあいいですね。私はかけがえのないものを持っているのだと気付いた夜でした。

写真は、この週末うちの子になった観葉植物の「いもお」くんです。これまで数々の植物を枯らしてきた私ですが、こんどこそ大きく育てます。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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