不安の正体を見極めろ・2
2008-07-12 11:39:50
夏風邪をひいてしまいました。マンションを契約する前の睡眠不足が原因かもしれません。相変わらず、「大型倒産増加」の見出しやコンクリート偽装のニュースを見ては怯えています。そんなことばかり気にしていたら、家が賃貸だとか分譲だとかいうことにかかわらず、安心して暮らしていけないのに。自分でも、少し異常だなと苦笑しつつ、日常生活を送っておりました。
一昨日のことです。ある案件について上司と打ち合わせをしていました。私は、今年度中にその件に着手するのは、現在のリソースでは難しいと思っています。しかし上司は、可能なところまでは進めておきたいと言い、「与えられたリソースでどうにかするのが、しずかさんの役割ではないですか?」と言われました。その通りです。反論の余地は一ミリもありませんでした。そして突然、マンションを買うことがどうしてこんなに恐かったのか、という答えが見つかりました。
マネージャー(課長)という小さな役職ですが、部門を背負うということは、私にとってはプレッシャーです。どんなことが起ころうとも対処しなくてはいけません。例えば誰かが辞めた時、昔でしたら「(会社が)早く後任を採ってくれないかな」と思っているだけで済みました。ところが(会社は)と漠然と主語にしていた主体に、自分がなってしまったのです。後任採用の段取りをつけ、沢山の面接をこなし、その後任を指導して部門に送り出すのは、私の役目です。そして、その後任が期待通りのスタートダッシュをしてくれなかったとしても、その手当も私の役割です。「予想外だった」などという言い訳はできません。現在の条件で出来る限りのパフォーマンス出すためにアレンジすること。それが"Manage"なのですから。
ところで、私が組んだ住宅ローンの返済比率は18.7%です。一般的に 15~25%と言われているようですから、無理のない範囲だと思っています。ところが、これは現在の年俸が維持できたらの話です。退職勧告や降格に怯えているわけではありません。私は、口では「もっと上を目指す」といいながらも、いつかこの役職が苦しくなったら、転職して部下のない専門職になろうと思っていました。自分の意思でいつでもキャリアダウンできる、という、逃げ道を用意してあったのです。
ところが、ローンによってこの逃げ道は断たれました。辛くても、もうマネージャーからは下りられない。このことが、無自覚でしたが私を追いつめていたのでした。不安の正体を見極めてしまうと、不思議と心は静かになります。こんな、最も小さな役職で潰れそうになっていたなんて、「もっと上を目指す」が聞いて呆れます。だったら、この役割から下りなければいいのです。そして、有言実行で、もっと大きな仕事を目指せば良いのです。
住宅ローンという、案件とは全く無関係なことに思いを馳せながら、私は上司に、「仰る通りです。なんとかします。」と答えました。スタッフの名前を縦に、今後のスケジュールを横に書き、スタッフィングを再検討し始めました。小さな会社の小さな役職、そして小さなマンション。これが私の全てです。スケールが小さいからと言って自己を卑下し、なにもしないでいるよりも、与えられた世界で全力を出す方が、人生楽しいかもね、と思った一日でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。よい週末をお過ごしください。
一昨日のことです。ある案件について上司と打ち合わせをしていました。私は、今年度中にその件に着手するのは、現在のリソースでは難しいと思っています。しかし上司は、可能なところまでは進めておきたいと言い、「与えられたリソースでどうにかするのが、しずかさんの役割ではないですか?」と言われました。その通りです。反論の余地は一ミリもありませんでした。そして突然、マンションを買うことがどうしてこんなに恐かったのか、という答えが見つかりました。
マネージャー(課長)という小さな役職ですが、部門を背負うということは、私にとってはプレッシャーです。どんなことが起ころうとも対処しなくてはいけません。例えば誰かが辞めた時、昔でしたら「(会社が)早く後任を採ってくれないかな」と思っているだけで済みました。ところが(会社は)と漠然と主語にしていた主体に、自分がなってしまったのです。後任採用の段取りをつけ、沢山の面接をこなし、その後任を指導して部門に送り出すのは、私の役目です。そして、その後任が期待通りのスタートダッシュをしてくれなかったとしても、その手当も私の役割です。「予想外だった」などという言い訳はできません。現在の条件で出来る限りのパフォーマンス出すためにアレンジすること。それが"Manage"なのですから。
ところで、私が組んだ住宅ローンの返済比率は18.7%です。一般的に 15~25%と言われているようですから、無理のない範囲だと思っています。ところが、これは現在の年俸が維持できたらの話です。退職勧告や降格に怯えているわけではありません。私は、口では「もっと上を目指す」といいながらも、いつかこの役職が苦しくなったら、転職して部下のない専門職になろうと思っていました。自分の意思でいつでもキャリアダウンできる、という、逃げ道を用意してあったのです。
ところが、ローンによってこの逃げ道は断たれました。辛くても、もうマネージャーからは下りられない。このことが、無自覚でしたが私を追いつめていたのでした。不安の正体を見極めてしまうと、不思議と心は静かになります。こんな、最も小さな役職で潰れそうになっていたなんて、「もっと上を目指す」が聞いて呆れます。だったら、この役割から下りなければいいのです。そして、有言実行で、もっと大きな仕事を目指せば良いのです。
住宅ローンという、案件とは全く無関係なことに思いを馳せながら、私は上司に、「仰る通りです。なんとかします。」と答えました。スタッフの名前を縦に、今後のスケジュールを横に書き、スタッフィングを再検討し始めました。小さな会社の小さな役職、そして小さなマンション。これが私の全てです。スケールが小さいからと言って自己を卑下し、なにもしないでいるよりも、与えられた世界で全力を出す方が、人生楽しいかもね、と思った一日でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。よい週末をお過ごしください。


