結局、ニューヨークより
2008-04-09 06:57:46

私の周りの人は、幸運なことに、思いやりがあって優しい人達です。そんな恵まれた環境でもなお、他人に合わせることに少しずつ疲れてきます。お腹がすいていてもみんなに合わせて行く少量のカフェ、私は集中したいのに急いでいる人が立てる大きな物音、どれもこれも、楽しい会話やいつも受けている援助に比べれば小さなことです。ですから私は、すすんで友人や同僚達との時間を過ごしています。家事も同じように、自分が心地良いように家を整えること、自分が美味しいと思えるものを効率よく用意することは楽しいです。
しかし、そこから解放されてみると、いつの間にか日常に倦んでいた自分に気付きます。たどり着いたホテルは部屋代だけで330ドルもするというのに、スーツケースを広げるスペースもないけれども、ニューヨークの街が聞こえてきて気分が高揚します。交通と空調と人々の喧噪が混ざり合ったそれはまるで、オーケストラが演奏の前に行うチューニングのように、何かの始まりを感じさせます。私は、スーツケースといつもの人間関係を放り出し、いそいそと街に出かけていきます。
ここに長く留まれば、またなにかにうんざりし始めるのでしょう。旅は短いくらいがちょうど良いのかもしれませんね。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
Posted at 06:57
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