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不安の正体を見極めろ

2008-03-20 20:32:01
先日の会議は最悪でした。議題があがるたびに、全て私のアクションプランと化していくのです。人数も時間も限られているというのに、私の部署で全部をやるなんて無理に決まってます。しかしここでNoということはできません。ここで私が拒否しては、せっかくの計画が止まりみんなに迷惑をかけます。分かってはいましたが、私はどんどん不安になっていきました。いったいどうやって乗り切ればいいのか。気持ちが焦り、汗をかき脈が速くなり、「無理です」と発言したい衝動に駆られます。不安は増幅し、まだ言われていない仕事のことまで心配になっていきました。

そしてその夜はまったく眠れませんでした。仕事の夢ばかり見て、寝ているんだか起きているんだか分かりません。夢の中で、あるスタッフに仕事を頼んでいます。でもすぐに、その人がもうすぐ会社を辞めることに気付いて目が覚めました。通りに面した、夜中でも薄ら明るい自分の部屋の天井を見つめながら、そうか、不安の本当の正体はこれだったのかと思いました。

私が何年も頼りにしていたスタッフです。そのスキルだけでなく精神的にもこんなに支えてもらっていたのかと、今さらながら気付きました。会議で背負った課題に、彼女なしに取り組むことが恐かったのです。彼女はとても前向きな理由で会社を去り、私もそれを心から喜んでいました。でも、本当は不安だったし、本当は淋しかったのです。彼女の未来を祝福するために飲み込んだ感情が、いつも以上の仕事を背負い込んだことで、溢れ出てきてしまったのです。

翌日、「私はどうやら、今度の計画そのものではなく、彼女が居なくなることが恐いようです。」と上司に伝えました。経験豊富な彼は、「それでは、彼女と同じように優秀な人を採らなくちゃいけませんね。」と笑顔で答えました。そうですね、そうすればどうにかなるかも知れません、と私は応じます。不安の正体を見極めてしまうと、不思議と心は静かになります。山積みの課題、去って行くスタッフ、決まっていない後任、それらの状況はなに一つ変わらなくても、淡々と体が動くようになります。

そこにたどり着くまでは、自分の外に原因があるような気がしていました。ころころ方針を変える海の向こうの本社、それら全部を、私の部のファンクションであるかのように言い募る会議の出席者、みんなどうして私を追いつめるんだ、という気持ちで止まっていたたとしたら、焦燥感から抜け出せなかったでしょう。しかし、それは他人のせいなどではなく、押し込められた気持ちが行き場を求めていたんだということに、夢の中の自分が教えてくれました。自分の中のことなら、自分でなんとかすればいいんです。他人を動かす必要がない分、少し気が楽です。

このブログを書いているのも、ひょっとすると同じプロセスなのかも知れません。どんなに充実した一日でも、ふと淋しくなることがあるのは、本当に結婚できないことが原因なのか、淋しさの真の理由を知ることができたら、何かを乗り越えられるのでしょうか。でもどうして個人的な日記ではなく、人目に触れるブログなのかな。自分でも分からないまま、今日も書いてしまいました。こんな独り言を最後まで読んでくささって本当にありがとうございました。
Posted at 20:32 | 仕事 | この記事の詳細

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