この話は、姉の女友達の話です。彼女は部分的でしたが、アトピーに罹っていました。でも、身体を強くする為に姉と同じバドミントン部に入り、楽しく学生生活を送っていたそうです。
そして自分の身形を気にし始める思春期、その子に始めて好きな人ができました。見た目からしてやんちゃな人だったそうで、学年が変わるまで余り関わった事がなかったのですが、関わるようになってから遠慮もなくなり、よくちょっかいをかけてきたそうです。始まりは些細な事だったので彼女も流していたのですが、徐々にエスカレートし、彼女が気にしているアトピーを何度もネタにしてくるようになりました。その時も彼女は気にしないように努めていたそうですが、ある日とうとうショックな出来事が起こりました。
それは彼が冗談半分にアトピーの湿疹を「気持ち悪い」と言ったのです。姉は彼女自身が
アトピー性皮膚炎を気にしていた事もその男の子を好きな事も知っていたので、当時かなり激怒していたのは何となく記憶にあります。気にしないように努めていても気になってしまいますし、治したいと強く思ってもすぐ治る特効薬がある病気でもありません。好きな人に言われたとあれば、衝撃も強かったでしょう。その後それが問題になり、クラス全体で話し合いまで発展したようです。謝ってくれたようですが、彼女は耐えられずに距離を置くようになり、好きな気持ちもなくなってしまったと聞きました。
彼に悪気はなかったのかも知れません。冗談がエスカレートして洒落にならなくなる事は沢山あります。ただ、それをちゃんと止めてあげる人もおらず、言ってはいけない事だとも気付かなかった事は残念な事です。他人から見る自分の特徴は、良いものばかりではありません。彼女のように悩みの源が特徴となってしまう場合もあるのです。彼がそれをもう少し理解してあげる事ができたら、まだ彼女とも上手く付き合っていけたかと思うと勿体ないと思わずにはおれません。