レイを求めて [2007年11月05日(月)]
![]() 『生涯レイを作り続けているのよ』 子どもの頃、自分の名前があまり好きではありませんでした。 「名前の漢字(玲)が、見た目に渋い。かわいくない」 という、子どもならではの他愛ない視点で 自分の名前を見ていたからなんですけれど! しかしこの名前、今までの自分の人生、歩みに なかなかどうして、フシギな縁がある名前なのです。 まず、小さい頃に家族で暮らしていたルーマニア。 ここの通貨の単位が“レイ”でした。 そして、この13年間、ラジオという音の仕事に携わって きていますが、 『感じの漢字』という本を書かれた樂篆家の 高橋政巳さんに、ラジオのインタビューをさせて いただいた時に、こんなことを言われました。 私が、「小さい頃あまり自分の名前の漢字が 好きじゃなかった」ことをお話したところ、 「“鈴”が“金”という字を使っているのに対し、 “玲”は“王”という字を使っていますよね。 かつて人々にとって、王は金よりも大事でした。 だから、“玲”は“鈴よりきれいな音が出る”ってことを 表している漢字だと思うんです。 その玲さんが、音に関係する仕事に就いている というのは、運命的なことなのではないですか」と。 そのとき私は、自分の名前に導かれてこの世界に 入ってきたのかなあ……と思ったものです。 そして、今暮らしているハワイ。 この場所では“レイ”はなくてはならない存在です。 そう、首から提げるLei=レイ、ですね。 ちなみに5月1日は“レイ・デー”ですが、 まるで自分の日のような気分になれます(笑)。 ……とこんな風に、自分が進む場所と、 “玲(レイ)”という言葉との間になんらかの関係が ある……というのは、なんともフシギな気持ちです。 もちろん嬉しいことです。 そんなこんなで、今、ハワイで自己紹介をするときは 英語風に“Ray”と発音するよりも、 「お花のレイと同じです」と言って、 日本語の発音に近い“Lei”と発音すると、 すぐに覚えてもらえるので、とても便利!? です。 ハワイのレイって、アロハという言葉と同じくらい、 日常生活には欠かせないもの。 「いらっしゃい」「お帰りなさい」などおもてなしの気持ちを 込めて送るのはもちろん、 誕生日などのお祝いとして、 何かを成し遂げた人へのお祝いとして、 卒業や旅立ちのとき、などなど、 頻繁にレイをあげたりもらったりします。 いつでもすぐに手に入れられるよう、 スーパーなどでも生花で作られたレイがパックに入って 売られていたりしますが、ワイキキなどの中心部だと やはりちょっと高価です。 そこで、品質がよくて値段がお手頃なレイを手に入れる ならチャイナタウン、と言われています。 そしてもう一箇所。 お手頃価格でステキなレイが手に入る場所、それは空港! 正確に言うと、空港の近くに立ち並ぶレイスタンドです。 場所は、空港に向かって車を走らせる途中、 Arrival(到着)の看板を目指していくと、 その手前に“Lei Stands”という看板が出てくるので そこを曲がって小道に入ります。 ![]() するとこのようなレイショップが全部で12軒、並んでいるのです。 Arthur'sやRachel'sなど、それぞれ作り手の名前が店名に なっているところが多く、若い男性から子ども連れのお母さん、 おばあちゃんまで様々な人がレイを作っています。 ![]() それぞれのお店には、一般的なプルメリアやオーキッドなどの レイのほかにも、名前を知らないような珍しいお花を使ったもの、 デザインや色に凝ったものまで、豊富にレイが並んでいます。 ところで私が写真を撮らせていただいたおばあさま、 Doraさん。 おいくつだと思いますか? ![]() 「85歳なの。もう生涯ずっとレイを作ってるのよ」ですって! かつてご両親は、船で旅をする時代には、ホノルルの港である アロハタワーでレイを作って売っていたそうです。 飛行機が主流になってからは、空港の近くに移ってきたそう。 そんな地元の方とのコミュニケーションも楽しめて、 12軒ものお店の中から、好きなレイが選べる 空港の近くのレイ・スタンド。 ![]() 普段でも空港までぴゅーっと車を走らせて買いにいきたい ですし、旅行に来られた方なら、到着してすぐにここに 立ち寄り、レイを買ってホテルの自分の部屋に飾って おくなどすると、滞在中気持ちよく過ごすことができる のではないでしょうか。 |










はい、ハイビジョン対策で(笑)!
物事は、あまり見えすぎるのもよくありませんね(笑)。
話は変わりますが、レイに使われるお花は香りの強いものと、まったくしないものと、いろいろあります。だんだん、どのお花がどういう香りがするのか、ということが分かってくるので、単にキレイというだけでなく、香りがしてもいいシチュエーションかどうか(たとえば食事の時なら香りのしないものに、とか)など考えながら選んだりするんですよ!