一服のもてなし

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身の回りの和モノ その2 [2008年06月26日(木)]
 
普段使うペンにも気を遣ってます。和モノのペンといったら筆ペンしかないですが、いつも使うのはボールペンですのでせめて和モノの袋に入れて携帯してます。

万年筆は祖母から頂いたモノで、ボールペンは母から頂いたモノ、袋は今流行の箸袋を短く縫い込んでみました。

筆ペンは家内のモノで元々袋が付いていたそうで、象牙の巻緒留めが粋ですね。愛用品のようでなかなか譲ってくれませんが、何時かは私のモノにしたいですね。



祖母からもらった万年筆
母からもらったボールペン
家内からもらう予定の筆ペン



はんこも袋に入れて携帯してます。袋は印伝です。
いつも、茶道会館の稽古ではひとりひとりがその日に点前をした内容をカードに書き込むためにペンとはんこは袖に忍ばしております。




稽古の合間に、最近の嫌なニュースや現代っ子的な話題が出ても、こういった和の小物を手に取ると落ち着くのは日本人の本能ですかね。

ペンを持つ度に袋から出し。ハンコ押す度に袋から出し。
その無駄な所作が心を落ち着かせてくれるのです。

ではでは。

梅酒作り おまけ [2008年06月19日(木)]
 
スタンダードな梅酒では満足できず、いろいろ試してみました。

一口梅酒はインテリアになりそうで、味よりも目で楽しむ感覚で作ってみました。



家内は豪快に山崎18年につけ込んでました。ラベルをはがして越前和紙に貼り付けて自家製エチケットにも力が入ってます。



山崎は2006年12月号のGQの企画で山崎の蒸留水にて名水点をしたときから、我が家の酒蔵には必ず並んでます。
一日の疲れを忘れさせてくれるシングルモルトの香りは次の日の朝まで部屋中に残っています。それは、朝起きて軽く飲みたくなる程ですが、「あぶない、あぶない」。
夜まで我慢です。
そんな山崎と庭の梅のマリアージュ、三ヶ月後が楽しみです。
ではでは。

【今日のソウコウ】


GQ 2006年12月号です。
茶室は茶・銀座:うおがし銘茶銀座店でした。
茶・銀座のロゴをデザインしたのは素晴らしいお弟子さんのひとり小島良平さんです。

梅酒作り [2008年06月12日(木)]
 
今年も梅に実が付きました。去年に比べると少し小降りな青梅ですが、味はしっかりするのを願って梅酒を作りました。



大きなザル2つ分が取れましたが、去年に比べますとザル一つ少ないので少し寂しいです。いつもですと、ここから状態の悪い梅を間引くのですが、更に少なくなるのもこまるので、多少悪くてもご愛敬で使ってしまいます。




毎年、焼酎と角砂糖の分量は目分量で、作るだけで満足の年もありますが、今年は9月頃にブログで味を発表しますね。お楽しみに。

ではでは。

【今日のワイン】

クレマン・トック・エ・クロシェ
フランス/ラングドック・ルーション/AOC クレマン・ド・リムー
シャルドネ/モーザック/シュナンブラン
☆☆☆★★
このスパークリングワインは2,000円代で求められるのがうれしいです。

もてなし論 [2008年06月05日(木)]
 
血液型で性格が分かれるといいますが仕事の出来不出来には関係ないそうです。
確かに■型は営業向きとか、▲型は受付向きなんて聞きませんね。

日本人は農耕民族です。田植えをするのに×型であるから苗の感覚を細かくしたり、○型であるから植える時期をいい加減にしたり、☆型であるから田植えに手を抜くようなことをすれば、当然、稲穂は実らず生きていくことが出来ません。生活するためには何型であるからという逃げ道はないのです。仕事をするということは生きていくためには当たり前のことで、生活の一部であるのです。

「もてなし」も生活の一部と言えます。
最近、「もてなし」という言葉を耳にしますよね。「もてなし」=「ホスピタリティ」「サービス」なんて英語で表現するのも現代日本文化のようです。カタカナにすることで意味をわかりやすくしようとしているのでしょうが、なにかビジネスカラーが強い感覚で生活から離れそうです。「wabi」(侘び)「zen」(禅)のように「motenasi」の方がいいような気がします。

「もてなし」をすることでもてなす側もてなされる側の人間関係が成り立ち、一つの糸が出来ます。その糸は自然と人と人を結び、太い縄にも大きい網にもなりうるのです。

人間関係が崩れ、糸が絡めば人と人との争いとなり、ときに村同士の戦いとなり戦争が起きることとなります。そのような争いがなく、いつまでも良い関係であるためには、義理・人情といったものは欠かせません。それを作り出すのにも「もてなし」が一役買っているのでし。

古く、日本の村々では、祭りに隣の村長や重役を必ず呼びます。自分の村の祭りで隣の村の方を招待してもてなすのです。客として呼び合うことで人同士の安心感が生まれ、村同士の関係がうまくいく訳です。今の時代でもマレですが大騒ぎしている祭りの最中にお偉いさんが奥の部屋で接待受けている事がありますよね。それはこの文化が続いているからです。

消して、争いがない関係を望んで「もてなし」する訳ではなく、「もてなし」をすることで争いがしづらい関係がうまれ、義理・人情といったもの出来てくるのです。
現代では考えにくいことですかね・・・。


「もてなし」方は、いくつかありその一つが茶道から学べます。
しかし、茶道をすればすぐに「もてなし」が身につく訳ではありません。茶道を続ければ少し「もてなし」方がうまくなる程度です。何でも続けなければ身につきませんが「もてなし」に関しましては実践が大事ですね。

稽古では必ず客がいますので「もてなし」のシミュレーションみたいな事が出来ますが、普段の生活で客人が来る機会が少ない現代では「もてなし」ができないのが現状です。

いつもくるお客様にも突然きたお客様にも同じ「もてなし」をするのは当たり前の事であり、それに対して臨機応変に対応できるよう身につけば嬉しいことですが、「もてなし」が日常あり得ないことは寂しいことですね。

しかし、日常で忘れられつつある「もてなし」が様々なビジネスで活かされ、その場に行けば心地よい空間を味わえるのですから嬉しいですね。

ではでは

プロフィール
プロフィール
北見宗幸
社団法人茶道文化振興会講師。みやび流和装道マナー部師範。高田馬場で昭和25年から続く「茶道会館」でお茶の稽古や茶会を催すほか、テレビ、雑誌などでも幅広く茶道の指導を行う。『はじめての茶の湯―茶道の基本がよくわかる』(成美堂出版)監修。
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著書・監修・掲載誌
DVDではじめる茶道入門(DVD付)

はじめての茶の湯―茶道の基本がよくわかる (和のお稽古BOOK)

茶道具百科 6―扱いと心得 (6)
お知らせ
和のWEDDING 2009年度版 (GEIBUN MOOKS 606 セサミ・ウエディング・シリーズ) (ムック) (GEIBUN MOOKS 606 セサミ・ウエディング・シリーズ)にて茶婚式について掲載してます。

顕友ーKENYUーにて、経三色錦正倉院文様の天平聖武裂古帛紗を監修。