一服のもてなし

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美酒美食『丸美亭』 [2007年11月30日(金)]
 
佐渡ヶ島にある叔父の店『丸美亭』です。祖母のころは菓子屋だったのですが、叔父は東京のローマイヤなどで20年間シェフ生活をしていたので『くいものや丸美亭』として店を構えました。



自慢のテーブルは古い味噌樽の底を使っています。祖父が佐渡味噌のマルゴ味噌株式会社の前社長であったので手に入れたようです。



壁には父方の叔父が画いたモノやワインの樽からテイストしてる様子が画かれたアンティークでフランスのタイルを額装したモノが飾られています。額装も叔父が作ったモノです。ワイン好きにはたまらないモノです。



また、シェフの叔父自身もアーティストです。書道家でもある祖父の影響か、筆を持つこと最近の趣味だそうです。ホントに食事を楽しめる空間です。



身内だからというわけ無く、味は絶対保証します。
「こんな店が近くにあれば」と必ず感じる店ですよ。

是非、ご賞味下さい。
ではでは。
Posted at 16:48 | 美酒美食 | この記事のURL

佐渡ヶ島 その2 [2007年11月26日(月)]
 
佐渡ヶ島はホント見所が沢山あります。久々に観光地を回りましたが、やはり世界遺産に近い島だなと感じました。とくに宿根木は何回歩いても飽きることありません。不思議な空間で、江戸時代をナマで触れている感じです。



夏には海水浴場となり人混みの山となる佐和田の海岸も、今の時期には空が澄んでいて夕陽がキレイです。昔は桟橋から竿をおろし鱚を釣ったりしてました。近所の子ども達と仲良くなるにはもってこいの場所でしたが、時代のせいか、季節のせいか、誰もいませんでした。



両津と新潟を結ぶカーフェリーはとても優雅な気持ちにさせてくれます。是非、足を運び美しい海・山・味を試してください。



ではでは。

佐渡ヶ島 その1 [2007年11月22日(木)]
 
少し前の話ですが、佐渡ヶ島に行ってきました。佐渡ヶ島は私が生まれた場所でありまして、祖父祖母に顔を見せてきました。

佐渡ヶ島といえば朱鷺かジェンキンスさんでありますが、茶道界で欠かせない人物「益田鈍翁」生誕の地でもあります。益田鈍翁は三井物産の初代社長でもあり、数々の茶器・美術品を収集した茶人でもあります。私にとって、同じ佐渡ヶ島で生まれたことは自慢の一つでもあります。



鈍翁は相川と言う町で生まれました。相川は現在人口1万人に満たない小さな町ですが、江戸時代には人口5万人以上の賑やかな町で遊郭でもありました。その理由は金山です。観光シーズンとなるとジェンキンスさんがガイドをしているらしいですが、残念ながら、この日はいませんでした。



金山の中のおみやげ売り場に色々とおもしろいモノがあるのですが。その中で一番のオススメは金粉入りソフトクリームです。



金山に行ったら是非いただいてみて下さい。ちょっとセレブになれます。

この日はチーズを詰めて煮込んだ佐渡のイカをいただきながらワインをいただきました。佐渡は食事が美味しいのでいつも以上に酒が進みます。また、叔父が洋食屋をしているので文句なしのうまさ。「おめーのー。くえっちゃ。おめー。うめーか。」といった感じです。



続きます。
ではでは。

美酒美食 「CAVE BAR」 [2007年11月21日(水)]
 
高田馬場に私の隠れ家があります。ここで書くことで隠れ家でなくなりますが……。店ができはじめの頃から、こっそり通い始めてマスターとシェフにはわがままも聞いていただいております。最近は流行りすぎて店をのぞくだけで入れないことも多々ありますが、ここは常連魂、一見さんに席を譲って次の店に笑顔で行きます。毎日笑顔で負けじと通い続ければ一人だけの時間が味わえます。


カウンターだけのこの店の良さは常にワインのボトルを眺められることです。次はあれを飲んでみようという気が湧いてきます。


この日は軽めのボルドーを頂きました。メニューにないパスタは常連の特権ですかね。


メニューはすべてオススメです。食事だけでも十分楽しめますが、ワインが飲めない方にはオススメしません。ワインがあっての食事で食事があってのワインですから、それを知ってる人が集まる店、いつの間にか満員です。これぞ一期一会です。

是非、ご賞味下さい。
ではでは。
Posted at 17:43 | 美酒美食 | この記事のURL

ボジョレー・ヌーボー [2007年11月15日(木)]
 
11月の第3木曜日に解禁されるボジョレ・ヌーボーは、常に酒茶論を語る私に取りまして大切な行事であります。毎年、茶人の正月である炉開きが終わり、炉の点前にも落ち着いた頃にやってくる11月の第3木曜日はワイン好きの正月であります。もちろん、前日は大晦日、私の周りのワイン好きは朝から空のワイングラスを持ち歩いています。



ボジョレー・ヌーヴォ[2007]ラブレ・ロワ
ノンフィルターですので話題も豊富に味わえました。



今年のカウントダウンは早稲田にある「ニュースクール」で『DVDではじめる茶道入門』の完成祝いをかねて頂きました。

この店の良さは融通が利くことでして、食事でもリクエストすれば、次に行く日にあわせて用意してくれます。(もしかしたら常連のみかもしれませんが)



この店で唯一マイグラスを置かして貰っていまして、カルアミルクはシェイクしてもらうという、わがままカクテルです。



この日もメニューにないチーズフォンジュで12時のカウントダウンを待ち、結局カウントダウンするような客のチームワークは無いため、いつの間にか日付が変わり、いつの間にか2本ほど頂いてました。ご相伴した編集の方が返りましても、飲み足らずにカクテルを少々飲み、次のボジョレーに会いに行きました。

なんだかんだ、11月の第3木曜日の朝は二日酔いの為、稽古も「右。左。違う。そうそう」しか話せない状態でしたが、稽古が終われば調子が良くなる不思議な体でして、太陽を浴びながらボジョレー・ヌーヴォ[2007]キュヴェ・ジュールを頂きました。

フランスにいるグラフィックデザイナーの麹谷宏さんから国際電話があり日本より八時間遅れてヌーボ解禁の知らせと「ワインとガラスの立礼立茶会」の打ち合わせ、打ち合わせがメインですが、いつの間にか今年のワインの出来の話で・・・…朝昼晩とヌーボ漬けです。


ボジョレー・ヌーヴォ[2007]キュヴェ・ジュール
ボジョレー・ヌーヴォ[2007]コーディア


お弟子さんから、キュヴェ・ジュールでヌーボパーティに招待いただきましたが、伺えず、悔しかったので、取り寄せたキュヴェ・ジュールはキャップシールを開けるのがヌーボを開ける喜びを膨らませてくれまして、ホント楽しめます。

化粧品関係者の方から頂いたコーディアはラベルが楽しめますね。女性好みのラベルですから、味もそうかな?と思ったらやはり、ジュースのように飲めちゃいました。
3種飲んで三日酔いです。

皆様、飲み過ぎ内容に注意してワインを楽しみましょう。
ではでは。

炉開き [2007年11月08日(木)]
 
茶道界では秋から冬にかけて茶会のシーズンとなります。とくに11月は茶人の正月とも言われています。それは炉開きがあるからです。古くから陰暦十月の亥の日には炉開きをするのです。




茶室には囲炉裏から取り入れられた炉というものがあります。一尺四寸(約42.4センチ)四方の寸法で、茶室に切られている炉は、11月から4月の間には、釜を掛けてお茶を点てます。





冬になり、はじめて炉を開けて火を入れるので「炉開き」といいます。善哉や亥の子餅をいただきお茶をいただきます。善哉や亥の子餅はその地域、作り手によって様々な形がございますが、我が家の炉開きは7日間ありまして、まず初日は講師陣を招いて粟善哉を差し上げます。炭手前の後に善哉を頂き、濃茶、点心と一献、そして薄茶を差し上げます。次の日からは角餅の善哉で、稽古があるので点心と一献は差し上げられませんがお茶を差し上げる気持ちは変わりません。





農耕民族の日本人にとりまして、収穫に対する思いは大きいモノです。亥の日は収穫が終わり田にいた神が去っていく日と信じられ、刈り上げ祝いの行事として亥子祭があります。亥子祭の起源は「玄猪(げんちょ)」だそうで、「玄猪(げんちょ)」とは古来、中国から伝わり、平安時代より伝わる宮中の年中行事でもある玄猪の儀をいいます。亥の月の亥の日の亥の刻に無病息災や子孫繁栄を願って子宝の象徴でもある亥の子餅を食べるのです。


なぜ亥の日かと言いますと

火は食するモノを作り上げ、寒い冬を暖めるといった普段生活の中で欠かせない存在です。今でこそスイッチひとつで熾きますが昔はそうもいきません。ですから、火に対する意識は大きいものでした。そして、火が敵になることもあるのですから、一番おそれたことは火事です。火は大切なモノであり危険なモノであるのです。だからこそ、古来より人は火を重宝に扱ってきたのです。

陰陽五行では、亥は「水性の陰」となります。ですから火に勝つとされるのです。亥の日の亥は、火の災いが起こらないという信仰があります。そこから亥の月の亥の日に囲炉裏に火を入れれば、その冬は火事にならないと信じられていたのです。そんなことから、江戸時代には、一般家庭でも亥の日には炉や炬燵(こたつ)を開き火鉢を出す習慣があったのです。

陰暦十月の亥の日はちょうど寒さを感じる頃で暖が必要な時期でもあります。旧暦で考えるとよくわかりますが、季節と儀式が調和されてますね。

茶室の炉に火を入れることも同じこと、今では昔々の一般常識となってしまいましたが、今年の陰暦十月の亥の日は11月13日です。どうぞ、皆様もそれまで暖房器具は使わず、11月13日にスイッチを入れてみてください。

【今日のワイン】


Ch.デュ・テルトル1994
フランス/マルゴー/第5級
カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー/カベルネ・フラン
グラス・RIEDEL


ではでは。

「DVDではじまる茶道入門」ができました。 [2007年11月08日(木)]
 
このDVD制作の話がきまして、1年、名編集者と共に苦労を重ねてきまして、やっと完成いたしました。この制作に関わっていただいたスタッフ、デザイナー、モデルの方々には深く感謝いたします。

お茶の点前を「美しさ」という視線を柱に、このDVDを制作しました。是非ごらんになってください。



DVDではじめる茶道入門


よろしくお願いします。
ではでは。

ワイン茶会 〜東北編〜 [2007年11月07日(水)]
 
グラフィックデザイナーである麹谷宏さんのワイン茶会、ついに東北進出となりました。麹谷さんは裏千家淡交会青年部東北ブロック会員交流大会での講演と数寄者席として釜を掛けることとなり、私と素晴らしい弟子のひとりでもある株式会社オオケン常務取締役の大中誠さんが麹谷さんの助さん格さんとなり、盛岡を旅しました。

うっかり八兵衛ではありませんが盛岡の美酒美食を案内していただいたのは盛岡市議会議員である福井せいじ先生でした。福井せいじ先生は東北ブロックの副ブロック長でもありまして、日本ソムリエ協会ワインアドヴァイザーでもあります。奥様はワインコーディネーターの福井富士子さん盛岡市にある「VENDANGES」のワインはすべて富士子さんのコーディネートのようです。「VENDANGES」については美酒美食でとりあげるとして、富士子さんはこの旅の由美かおる的存在でした。

初日の昼は、もちろん冷麺でした。福井さん曰く「盛岡で冷麺食べるなら、まずはここから」と「食道園」という店に案内してもらいました。AM11時30分に入ると既に半席が埋まっており、変えるころには行列ができるほど、食べてみてわかりましたが、元祖の文字は本物です。





味は「うまい」以外に見つかりませんでした。実は、かなり遠慮していたのでお代わりができませんでした。軽く2杯はいけるはずです。

麹谷さんの講演と式典が終わり懇親会、懇親会では鯛の活き作りが目の前に並んでました。そしてその後は「夜学塾」です。茶道に対して熱心な方が多い東北地方は「夜学塾」と称して勉強会を夜に行います。次の日が茶会とはいへ、東北青年部の方は夜学塾に力が入るのも伝統のようです。心に残る東北人の茶の心と、次の日に残る南部美人の酒の味でした。





次の日の朝、部屋の窓から見える景色は最高でした。ワイン茶会の準備も万全。見事に山と私たちはは笑っております。





今回、東北でのワイン茶会はとても静かで趣のある茶会となりました。麹谷さんは亭主九分九厘楽しみますが、お客様も負けずに九分九厘楽しんでいたように感じました。ワインを出せなかったことは残念でしたが、ワインを中に入れた「ぶちょうほうまんじゅう」にはワインを加え「ヴァンダンゴ」という銘となり、最後に水指の中にワインをいれてワインクーラーになることで、十分にワインとお茶を楽しめたことと思います。





次は東京で3日間、またまた山田チカラさんの点心と日本のワインで取り合わせます。
コメントいただきましたFlower Supplement さん是非参加してみてください。
「ワインとガラスの立礼立茶会」平成19年11月23・24・25日です。

ではでは。

美しい箸の持ち方 その3 [2007年11月01日(木)]
 
その1その2を1日に一度は意識して頂けますと自分の手を見る習慣ができると思います。「無くて七癖」その癖を直すことは大変と言いますが、癖を直す癖を付ければ簡単に直せます。箸を持つたびに自分の手を見てください。きっと変わるはずです。

さらに変わるには

箸を取るとき、手を添えてみてください。その手はまっすぐに伸ばし、天を仰ぐイメージです。手を添えるという意識は更に美しい所作に磨きを掛けるはずです。



箸置きがないとき、どうしたらいいのですか? と聞かれることがあります。箸袋をいろんな形にたたんで箸置きにする人がいますが、小皿を箸置き代わりにした方が上品ですよ。箸袋は店の名刺でもありますし、「寿」「志」など、その食事に対する思いもありますので、箸袋にも気を配りましょう。


ちなみに箸置きが入らない箸がありまして、話題性があるので買ってしまいました。



ではでは。

プロフィール
プロフィール
北見宗幸
社団法人茶道文化振興会講師。みやび流和装道マナー部師範。高田馬場で昭和25年から続く「茶道会館」でお茶の稽古や茶会を催すほか、テレビ、雑誌などでも幅広く茶道の指導を行う。『はじめての茶の湯―茶道の基本がよくわかる』(成美堂出版)監修。
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