正しいキャリア留学のススメ
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10年後も「求められる人材」でいるために [2007年09月20日(木)]
 
あなたの今の仕事は、代替可能ですか? つまり、あなたでなくても出来る仕事でしょうか? もしそうであれば、ハッキリ言って、まずいかも、です。

10年後、あなたの仕事は、インドにアウトソーシング、もしくは中国にオートメーション化、あるいはお手持ちのパソコンにデジタル化されるかもしれません。そうすると、あなたはどうやって食べていけばいいのでしょうか?

知っていますか?
今、アメリカの所得申告の100万件近くがインドで行われていることをを。一昔前の、アメリカの会計士は安泰……なんて時代は終わったんです。それから、アメリカのコールセンター業務のほとんどはインドで行われています。クレジットカードの問い合わせ、空港で荷物がなくなったロストバッゲージのクレーム、道案内にいたるまで。「そこを曲がると**銀行が見えますね、そうすると左にイタリアンレストランが見えますから、そこを右に曲がて……」マンハッタンで道に迷った際の道案内電話もインドからなのです。

驚くことに、オペレーターは「インド訛りの英語」ではありません。インド人オペレーターは、イギリス風、アメリカ風、カナダ風と、現地風に英語を話す訓練まで受けているのです。その努力を怠らないのですね。しかも、彼らはアフターファイブにMBA取得のための大学院へ通います。なんと、年間9万人近くの経営学修士(MBA)を生み出しているのです。

人口10億。2010年、インドは、もっとも多くの人が英語を話す国となっているでしょう。

そうなると、今以上に、英語はできたほうがいいでしょう。「いつかやろう」なんて思っていたら、10年後も今のままです。すくなくとも、このグローバルな世界の中で最低限のコミュニケーションはとれる位の英語力はつけておくとよいでしょう。若けりゃ若い方がいいです。さあ、いますぐ計画を立ててやってください!!!


って言っても、できないですよね。

いつもやろうやろうって思って、できないものなんです。当然です。……私もそうでしたから。そう言って、大学では国文専攻を選んで、外国とは全然関係ない、当時は不祥事スキャンダルで騒がれたあとの、今でいうライブドアに就職するようなもんのリクルートに就職して……やっぱり英語! と思ったのは30歳手前です。高校から大学はエスカレーター式でしたから、周りが大学入試で必死で勉強する頃、私はガンガン遊んでました。なので、やりました。30になってから「試験に出る英単語」、(通称、しけたん)を暗記しました。

死ぬ気になってやれば出来るようになれるんだな、と思いました。それには「ニンジン」が必要だけど。私の場合、ニンジンは「留学」でした。

そんな想いもあり、30歳でも、40歳でも50歳でも、ニンジンが必要だと思って「超短期トップビジネススクール留学」を企画しました。ハーバードとか、スタンフォードとか。来年行くぞっと思ったら単に英会話教室行くのも気合いが入りませんか? 自分をなだめつつ、すかしつつでも、最低限の英語は出来るようになってください。そしたら、日本が沈没しても一応なんとかどこでもやっていけます。

この間、新聞を読んでいたら、西洋美術評論家と称する人がプロフィールに「大学で西洋美術史を専攻、その後イギリス・サザビーズのコースに参加」と書いてありました。サザビーズと言えば、250年もの歴史があるオークションハウスですが、2週間とか、数日間の短期の専門学校を併設しているのです。それに参加するには、たいした資格も必要じゃない、まあ、申し込めば受けられるんですが、そうやって堂々と履歴に書いちゃっているんですね。

「これだーっ」と思いました! 人間、履歴にブランド名がひとつでもあれば、他の人が見たときに違う印象をもってくれるんです。つまり、履歴が映えるんです。だって、単に「日本の大学で美術史卒」と言われるよりも、「サザビーズ」などと言われると、特別の人しか行けない、と思ってしまいますよ。でも、そのサザビーズのコースに誰でも行けると聞いたらどう思います?

アメリカの未来社会学者、アルビン・トフラーの著書『富の未来』によると、

現在、よほど鈍感な論者であっても、アメリカなど多数の国が原動力とする「知識」経済に移行していると認識している。

つまり、勉強すればするほど年収が増える、というわけです。しかし、知識は進化していて常に古くなっていきますから、勉強し続けないといけないんです。賞味期限切れの知識ではいけないんです。あー、タイヘン! 私もそう感じています。でもここは、逆にチャンス! 楽しく勉強しよう、と楽観的に考えるようにしています。

今後は、あなた自身の中味を充実させるための勉強も重要。そしてもうひとつ、「自分をどう見せるか」がもっと重要なんです。あなたの履歴に一花添えるとしたら、ハーバード? MIT? それともスタンフォードですか? 2日間でも「ハーバードに行った」と言うだけで、人が聞いたらどんなイメージを持つでしょう。履歴には、「ハーバードビジネススクール・ファイナンスコース修了」などとかけるのです。

言葉は悪いですが、今が「学歴ロンダリング」のチャンスかもしれません。多くの人がこのチャンスに気づく前に。そのきっかけのひとつが、ビジネススクール留学なのです。
Posted at 16:27 | この記事のURL

萬田久子さんから! [2007年09月11日(火)]
 
萬田久子さんからご推薦状、いただきました。

留学図書館を始めて、この9月1日で8年。約5000人のカウンセリングをおこなってきて、その人にあった留学を……という「オーダーメイド留学」をココロしてきました。時には「留学するな!」とカウンセリングにいらっしゃったお客様に叱咤したこともありました。

そんな中、弊社の留学図書館のWebサイトにもアップしましたが……萬田久子さんにご推薦状をいただきました!



本当に、お客様とスタッフたちには恵まれています! 感謝・感謝・感謝です!!!

最近、本当に思うのが10年後も「欲しい人材」になるための留学をしてほしいということです。このことに関しては、考えるところがあるので次回たっぷりと書いてみたいと思います。

ではでは、今回は短いですがこのへんで。
Posted at 21:03 | この記事のURL

かつて留学カウンセリングした方が建築家に [2007年09月06日(木)]
 
今回は、留学の話題をちょっとひと休み。とある建築家の方の、素敵な家をご紹介します。

先日、建築家の尾辻比呂貴(おつじ・ひろたか)さんの事務所兼自宅のオープニングお披露目会にお邪魔しました。尾辻さんは、弊社『留学図書館』から2001年にテキサス州立大学大学院の建築学科にご留学。ご帰国後独立され、自由が丘から程近い等々力に今回アトリエを構えられました。多摩川のすぐそばで、とても気持ちのいい場所でした。


地階が駐車場+アトリエ。右が玄関です。1階、2階がご自宅部分です。

驚くことに、外は真夏の35度越えのときに伺ったにもかかわらず、ほとんどクーラーなしでも涼しいんです。びっくりです! 尾辻さんの作品のテーマ「光と風」らしく、そこかしこの構造に、かなりの工夫をされているようなのです。大きい窓の右端も西日が入らないようにひさしになっています。あー、なんてエコなんでしょう!


屋上からは多摩川が……なんて気持ちのいいことでしょう。夏には多摩川の花火大会の特等席に!


最後にびっくりの事実が!

「私、そのうち出世したら、尾辻さんに設計をお願いできるようになれるよう頑張ります」となかば社交辞令+夢でお話ししました。そしてすかさず、「こんなステキな建物だと、やっぱり……高いんですよね? 後学のためにどのくらいかかるか教えてくださいっ!」とお伝えしたところ、「実は建売よりも安いんですよ」とのこと!

え……!? まさか!
すると「安くていいものを作るのが、建築家の仕事じゃないですか!」とのひと言。


アトリエと尾辻さん。さすが、アメリカ仕込の建築は違います!? そのお手伝いをさせていただいた私、「平川さんのおかげです!」のひと言には感激でした。

建築家の方にお願いしたら、余計高くなると思ったらそうじゃないようで、本当にビックリ。いかに建売業者にボられているのかがよく分かりました。尾辻さん、「知らないでは済まされない! 建売よりも注文建築のほうが安い!」なーんていう本、いつか書いてくださいね。
Posted at 15:37 | この記事のURL

アメリカの大学院って敷居が低い!?  [2007年08月30日(木)]
 
アメリカの大学院は比較的カンタン!
というと、あなたはビックリ?

じつはアメリカの大学院は、日本のように「学者の卵」が行くところではありません。日本で大学院へ行くというと、「頭のすごーくいい人」か「ちょっと変わった人」がいくというイメージがあるかと思います(失礼!)。

しかしアメリカの大学院は、大学院のコースだけでも1600ものコースがありますから、内容も日本よりも一般的なのです。しかも、日本で大学院卒というと「頭いい〜」と勝手に勘違いしてくれますが、アメリカでは結構当たり前。日本に戻るとちょっと得した気分かも?

アメリカの場合、日本のように大学の専攻と大学院の専攻が一緒ではなくてもいいのです。日本だと、英文専攻の人がいきなり工学部の大学院に行くとか、国文専攻の人がいきなり経済学部の大学院に行くことはなかなかないと思うのですが、アメリカでは違う専攻の大学院に進むと言うことは日常茶飯事。

例を挙げると、私の場合ですが、大学では国文、大学院では経営学(MBA)でした。MBAのクラスメートの中には、工学部出身の人もいましたし、中には美術専攻の人もいたくらいです。もちろん大学で経済学部や商学部だったらもっと勉強が楽だっただろうなあ〜とは思いますが、私のような経営学素人でも何とかなるわけです。


ハーバード大学のキャンパス。「世界最高学府」でのMBA取得を目指して世界中から人が集まります。「楽天」の三木谷社長もここでMBAを獲ったとか。


ちなみに、TOEFLの要求点が少し低いから……という理由で学部の3年次編入を希望される人もいますが、結局は大学院と同じく2年間かかるわけですから、もうちょっとTOEFLを頑張って、大学院を目指されることを強くお勧めします。MBAだと、特にトップ校はなかなか入りづらくなっていますが、MBA以外の専攻であれば、その人がやりたいこととマッチしていればさほど入りにくいということはありません。

たとえば、昨今のおススメ専攻のひとつとして、「Public Administration」があります。日本語に直訳すると公共政策というものを勉強するのですが、コレがなかなか時代にマッチして、もしかしたらビジネススクールよりも将来性があるのでは? という噂も聞きます。

どんな学問かというと、考え方を学ぶ、つまり論理的思考(クリティカル・シンキング)学ぶ学問なのです。例を挙げると、東京に交通渋滞が多いと仮定して、どうやったら渋滞を緩和できるかという結論を導き出すために、どんな解決策や実行方法があるかを考え、結論に導き出せなければ再考する……といういわゆる「プラン→ドゥ→シー」を学ぶ学問です。その最高峰であるハーバード大学のケネディスクールでは、有能な人材をビジネス界・政界だけに関わらず輩出し続けています。

この学問を学ぶと、ネゴシエーション能力やプレゼンテーション能力、論理的思考などが高められます。これらの能力やスキルは、ビジネス界だけでなくどんな政界でも応用できるのではないでしょうか? いい政治家秘書は、いいビジネスマンにもなりえると思うのです。資料の集め方、その解析、プレゼンテーション、ネゴシエーションなどの論理的展開が身につけば、役に立たないわけはありません。
Posted at 12:02 | この記事のURL

おすすめ! 1週間のMBA留学 [2007年08月23日(木)]
 
これまで5000人もの留学カウンセリングをしていましたが、さまざま人がいるものです。留学はしたいが、何年という年月と高額な学費はかけられない! しかし行くなら一流校がいい! という人には、海外一流校のビジネススクールで行われているエグゼクティブプログラムをおススメしたいと思います。

エグゼクティブプログラムとは、ハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、コロンビア大学、UCLA等々のそうそうたる有名校が行っている短期のビジネス講座です。短いものだと3日間、通常で5日間の講座で、中には2〜4週間、最大9週間の長いものもあります。一般的には5日間の講座が多いですから、日本を出発してから帰国するまで1週間というわけです。これなら会社を辞めずに、有給休暇や夏休みなどを使って行くことができます。


今日ご紹介する「エグゼクティブプログラム」の話題が日経産業新聞にも取り上げられました♪


世界中のビジネスマンたちが集まって、大学のエグゼクティブ用の寮に寝泊りしながら勉強をするというチャンスは、単なる旅行では得られない体験となるでしょう。教授も通常はMBAで教鞭をとっている教授たちですから、一流のメソッドを使って教えてくれるというわけです。内容も、一般的なマネジメント研修だけでなく、業界ごと、業種ごともさまざまです。

面白いプログラムをいくつかご紹介しましょう。ハーバードの「リーダーシップ講座」では、5日間の講座で、成功している組織とそうでない組織を比較し、リーダーシップを発揮する鍵とは何か、を科学的に検証してそのスキルを体得します。また、理系の大学として有名なマサチューセッツ工科大学では、「ITエグゼクティブでない人のためのIT」という講座があります。これは2日間の講座で、どのようにITを使って価値のある組織づくりをしていくのかの最新方法を学び、ITの最新知識から基礎的な内容までを押さえていきます。

業界別の講座でも面白そうなものがたくさんあります。ハーバード大学の「農業ビジネス講座」は今後、今後注目される農業ビジネスを学ぶ講座としては最高のものでしょう。世界中の農業ビジネスのキーマンが集まり、世界で顧客をどう捕らえ、どうビジネスしていくのか、またどう付加価値をつけ社会貢献していくのかまで迫ります。エンターテインメントとして有名なUCLAでは、「エンターテインメントエグゼクティブ講座」がありますし、ジャーナリズムで有名なコロンビア大学では「メディア講座」(Media Strategies)は、今後メディアの中で生き残っていくために新たな手法を伝授します。女性だけを集めた女性講座なども各大学で盛んです。

エグゼクティブコースのデメリットといえば、値段が高いことがあげられます。これは個人での参加というよりも、企業派遣を見込んでいるので高額になるのです。それと、学位は取得できません。しかし、そのデメリットを押してでも、会社を辞めてまでビジネススクールに行くべきかどうか考えている人、とにかく一度ビジネススクールを体験したい方、卒業証書は出ないけど一流大学の修了証書がほしい人、などには向いているでしょう。

そして、出願者にはうれしいことに、これらのエグゼクティブプログラムは通常のMBAのように、TOEFLやGMATの要求点はありません。学歴不問なので誰でも入学することができます。合格の一番のポイントは、仕事内容などを書いたエッセーや推薦状です。

実は、日本以外の諸外国からはこういったエグゼクティブコースを受けに行く人が大勢います。MBAの採用数も日本人はぐんと減らされている上、エグゼクティブコースもなかなか行かないとなると、日本人のビジネスマンはどこで国際的な勉強をするのでしょうか? よく外国人は理論的な展開に強いという意見を聞きますが、彼らはこういった機会を使って勉強しているのです。日本人も負けてられません。

私自身、海外のビジネススクールに行ってみて、「こんな世界もあるんだ!」と驚くと共にいい経験になりました。ぜひ、短期でもいいからそんな体験をしていただければ……きっと将来にとって意味のある1週間になると思うのです。
Posted at 17:26 | この記事のURL

履歴書に映える留学 [2007年08月16日(木)]
 
昨日、カウンセリングに来たMさん(27歳)。この暑い中、わざわざ京都から来てくれました。ありがたいです。感謝。

「帰国後の再就職に困りたくない。すこしでもキャリアに活かせる留学がしたい」。


こんな相談をよく受けます。そしてこれは万人の願いでもあります。留学でそれ相応のお金と時間を投資するわけですから、帰国後の見返りを期待しない人なんていないでしょう。

それでは、どんな留学が履歴書に映えるのでしょうか?

結論から言います!
履歴書に映えるのは……


1.英語のスコアで勝負する
2.学位(修士、学士、準学士などのDegree)をとってくる


これら2つしかありません。

英語のスコアで勝負と言うのは、TOEFLかTOEICのスコアを明記するということです。人事担当者側から見れば、いくら「海外の英語学校に行ってきました」といっても「じゃあ、英語力はどの程度ですか?」となります。その時に証明するモノがなければ英語ができるとはみなされないのです。

ちなみに英語学校は学歴欄に書いたところで「学歴」とはみなされません。「学歴」とみなされるのは、修士(マスター)・学士(バチャラー)・準学士(アソシエイトデグリー)などの学位を取得した人のみです。

学位と言えば、現地の専門学校に行った人、数ヶ月で取得する特定コースの修了証書(Diploma ProgramやCertificate Program)も残念ながら学位とはみなされません。これらのDiplomaやCertificateのプログラムは、海外ではそれ相応に大変で苦労しますし、海外ではそれなりに評価されますが、日本では単なる「終了証書」としかみなされず、例えば会社などからちょっとした外部研修を受けさせてもらった等々のものと同じようにしかとられないのです。

それだけ、学位を取ると言うのは、苦労するのです。単位をきちんととっていかないと卒業できませんし、退学だってありえます。その分、挑むほうも泣きながらも単位を必死になって取りますし、退学にならないよう必死になって勉強するのです。それに比べると、専門学校や短期プログラムは、まあ、出席していれば取得できるものなのです。


人間、追い詰められたほうが底力もでるものです。


結果、真の英語力だって、ついてくるものです。苦労する分、人間力だって、大きくなるのではないでしょうか。

また、英語だけじゃ物足らない、プラスアルファで何か趣味のことを…… という相談もよく受けます。海外でのストレス解消のために趣味の講座を受けるのは私は賛成です。しかし、これで何とか帰国後の就職を、と思うのであれば、ちょこっとした講座だけでは腹の足しにもなりません。

留学を帰国後の就職に活かしたいと思うのであれば、TOEICフェチになるか、学位を取ってくるのがいいでしょう。学位取得の方法で、「語学学校以上、大学院未満」のいい方法もあります。

それについてはまた次回!
Posted at 05:19 | この記事のURL

私の留学本が発売になりました! [2007年08月02日(木)]
 
今回は、最近発売になった私の本のご紹介をさせてください。

7月10日に新刊『28歳からのぶっつけ留学成功法』が出ました! キャリアに効く留学方法をあれこれ書かせていただきました。99年に留学図書館をオープンさせ、5000人の方々の留学相談にのってきたので、本のなかにはたくさんの留学相談事例を盛り込んでいます。



『28歳からのぶっつけ留学成功法』
NHK出版/693円(税込)

「あ、この人私みたいなかんじ……」とバーチャル体験しながら読み進めてもらうとうれしいです。
Posted at 11:48 | この記事のURL

MBAプレゼン術 [2007年08月01日(水)]
 
プレゼンの技術……。

コレはアメリカ人の場合、幼少のころから培ってきたものですから、なかなか勝とうと思ってもそうはいかないものです。しかし、コレだけは注意すれば「なんとなく“さま”になる方法」があります。

MBAが始まる前に、MBAに行く留学生だけが集められてプレゼンの練習をしていたときのこと。いきなりスタジオに連れて行かれ、

カメラに向かって自分の自己紹介を5分間話せ。

と言われたのです。それも英語ではなく自分の母国語で!

日本人は日本語、台湾人や中国人は中国語、ペルー人やアルゼンチン人はスペイン語、ブラジル人はポルトガル語、フランス人はフランス語……とさまざまでした。

何を言っているか、その国の言葉なのでよくわかりませんでしたが、スピーチをするときに非常に国や出身地によって特徴があることがわかりました。

まず、アジア人は、1点にじっとしています。横にもタテにも動きません。中国語圏の人は、話すときに少し歩幅を取り、後ろに手を組みながら話しています。まるで軍隊のような感じです。口もあまり開かず、顔に表情もありません。

日本人の場合は、必ずといっていいほど手を前に組んでいます。無意識でそうしてるんです。私のビデオでもそうでした。

それに比べ、南米系やヨーロッパ系の人たちは左右に歩き回りまるで落ち着きがありません。表情は豊か過ぎるくらい、大きな口をあけたり、目をむいたり、眉毛を上下に動かしたりと一瞬のうちに表情が変わります。

よくわかったのは、どちらも「アメリカ流スピーチの仕方」ではないということです。つまり、アメリカ流とは「いつもにこやか、落ち着きをもって、ステージを横に縦に動くよう心がける」ということなんです。

最も注意すべき点は、日本人である私たちの場合、手を前に組まないようにだけ心がける
そうすると手をどっかに持っていかないとすわりが悪いですから、動かすしかないんです。

このことに気づくと、スピーチの枠にあたるスタイルが一応出来上がりますから、あとは英語力をつけて内容を充実させるということに注力します。アメリカ人は見栄えを気にしますから!


Posted at 14:48 | この記事のURL

留学先でのサバイバル術 [2007年07月26日(木)]
 
今回は、私が仕事をやめて留学してからのお話を。
留学したての頃は、苦手な英語での生活なので、本当に毎日がわけがわからない状態で過ぎてしまった感じがします。

MBA取得コースで行ったので、英語が出来て当然だろう? と思われる方も多いと思うのですが実際は……TOEFL120点満点中100点を取得してい読み書きはそこそこできても、話す・聞くなんてちんぷんかんぷん。「昨日予習で読んだ教科書、今この辺をこの先生は話してるのかなあ?」こんないい加減なもんです。それでも、英語が出来なくても生き抜いていく方法ってあるものです。

現在、留学カウンセラーとして大勢の生徒を送り出しているわけですが、無事卒業しました〜と言ってもらえるのは、以下のことを話して聞かせて送り出したからだと思っています。


一番大切なことは、
わからないことをわからないと言える正直さ。


「日本人ばかりで固まっていると英語ができなくなる」。これも本当のことですが、ここは英語学校ではないのです。クラスのほとんどがアメリカ人なんです。日本人同士で助け合っていかないと損をします。

同じコースや学校に日本人がまったくいなければできないことですが、日本人がいれば助け合いの精神でお互い仲良くしましょう。どうもこのあたりは韓国や中国圏の人はがっちりと組むようですが、日本人はそうでもないようです。日本人コミュニティから出たり入ったりすればよいわけで、仲良く情報共有しましょう。


クラスメイトたちと一緒に。助けてもらってばかりでした。

そして、ネイティブの仲の良い友だちを持つということも大切です。実際、現地で効力を発揮したのは「この授業ではこの人のコバンザメになる」というネイティブの友だちを決めておく方法です。そして、授業中、隣の席に座ってもらうのです。

授業が始まる前に早めに教室に行って席を取っておきます。そして意中の人がきたら「あー。こことっておいたわよ」とさりげなく隣の席に誘導。何が助かるって、先生の言うことはある程度わかっても、生徒からのスラングバリバリの質問は最初はまったくわからないものです。すると「何て?」という顔をして隣の人に聞くのです。「あんなのは聞かなくていいよ」とか、授業が終わった後「あれはこういう質問だったんだよ」と教えてくれるものです。それから、ノートも貸してくれる人を見つけるのもいいでしょう。ハンドライティング(手書き)だと信じられないくらい解読不可なものもありますから、パソコンでノートを取っている人がいるとラッキーです。

ただし、お礼も忘れずに! 私の場合、週末の「スシホームパーティ」にご招待しました。まるで「スシ買収」ですよね。(笑)。スシのネタなんてあるのか? と思われるかもしれませんが、マグロなんてなくても、スモークサーモンとアボカドは必ずスーパーにあるでしょうから、ホワイトビネガー(さすが米酢はありません)と塩砂糖ですし酢にして、で充分です(巻き簾は日本から持参しましょう!)。


サンタモニカにアパートを借りていました。ここでホームパーティが何度となく催されたのでした。
Posted at 12:20 | この記事のURL

仕事を辞めて行っちゃう?〜私の場合〜 [2007年07月19日(木)]
 
さて、前回に引き続き「私がキャリア留学を決めるまで」のお話です。

白状してしまいますが、私は、日本の大学時代はまったく授業に出席しない不良学生。「留学したい」と思ったものの、留学先のアメリカの大学でも授業に出席しない不良学生をやったところで仕方がない、と思いました。

留学が自分の目的達成のために合うのかどうか……。日本で想像するばかりでは埒が明かないと思い、一度現地を見に行くことにしました。そして、一路アメリカへ。格安航空券の旅行会社に電話してサンフランシスコ行きの飛行機を予約しました。サンフランシスコは単なる思いつき、「勘」というやつです。カリフォルニア州立大学バークレー校(UCBerkeley)やスタンフォード(Stanford)などの大きな大学から、小さな大学まで数が多いというのも理由のひとつでした。


決意の末、ついに留学を果たしたキャンパスで。

とにかく、空港でレンタカーを借り、地図を片手に各大学へ飛び込み見学をします。お恥ずかしいことに英語がまったくわからず、何を言っているのかちんぷんかんぷんでしたが、百聞は一見にしかず。まさにいろいろな人種がいると言うことを知ったのでした(アメリカなら当たり前か)。

しかも、生徒と先生がディスカッションによって授業が成り立っていると言うことを知ったのです。これなら、国際人になれるかも、と感じました。しかし、ここにきて「TOEFL」という存在を知りました。大学の担当の人が「You need TOEFL」と言うのです。帰国後、受けてみたところなんと120点中30点しかありません。「うわっ、ヤバい! 勉強しないと」。……ここから苦難に道が始まるのでした。

いつ取れるとも知れぬTOEFLのスコア。しかも留学したからと言って、将来が保障されているとも限らない……。むしろこのまま居心地の良いこの職場にいたほうが私にとっては幸せかも、と弱気になるときもしばしばでした。


卒業式でのヒトコマ。こんな光景も、留学するかどうか悩んでいた当時は夢のまた夢だった?

同期に相談すると「このまま頑張ったら、一番に課長になれるかもしれないのに。もったいないよー。それに留学して何になるの?」と言われます。別に課長には興味はないのですが、「留学して何になる?」にはグサッときました。

上司にも相談しました。「ドメスティックも極めていないのに、インターナショナルになんかなれないんじゃないか。あせる気持ちはわかるけど、外国に行ったって変わらないぞ」。おっしゃるとおりかもしれません。「そんなことありません」と言い返せませんでした。

それでも、恐れ多くも留学してみたいという気持ちは沸々と沸いてくるのです。もしかしたら、この沸々と湧き出てくるもののほうが間違いかもしれないとも思い始めました。そう、一時の機の迷いかもしれない……。

実際、そんなときに限って「TOEFL」のスコアは遅々として上がらないのです。泣きそうになりながらも、さざなみのように自分の感情は押し寄せてきます。「ぬるま湯から出て、自分の足で立つ勇気をもて!」と、内なる自分が言っているような気になります。

結論から言いますと、留学はぬるま湯から出る一つの理由付けでしかないと思いますが、確かに大きな動機になります。しかも、自信と英語力というお土産をもらって……!


留学中の旅行先でのスナップ。
Posted at 15:35 | この記事のURL

プロフィール
プロフィール
平川 理恵
留学カウンセラー。会社員時代、30歳にして米国留学を一念発起し1年間でMBA取得。帰国後、「個人の人生に合わせた留学情報が少ない」との想いから1999年に『留学図書館』を起業。「オーダーメイド留学」という言葉を国内で初めて使い、学生から社会人、シニアまでの丁寧な留学カウンセリングがクチコミで評判に。現在までのカウンセリング実績は5000人以上。著書に『ここなら安心安全!おすすめ200校厳選 マル特留学プラン』(講談社)など。日本旅行作家協会会員。
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