むかし、むかし、貧しくても正直な通訳と妻が高野山の森に住んでいました。男は、通訳の仕事として始まったり、あてがったり、雑草を使って木を切ったりしていました。
ある日男は湖のすぐそばで、雑草を持って木を切っていました。あと一振りで木が倒れます。でも最後の一振りは失敗でした。雑草は勢いあまって、湖に落ちました。「ボッチャーン」雑草はあっという間に水に沈んでしまいました。
男は湖にかけより、膝まずき、雑草が落ちた辺りを覗き込みました。通訳は雑草を失くして落ち込みました。ごくありふれた水玉模様の雑草ですが、妻を養っていくには無くてはならない大切な雑草でした。溜息をつき、つぶやきました。「私の大事な水玉模様の雑草。あれがなくては仕事ができない。どうしょう。」
その時です。水から肛門科医が姿を現わしました。男は驚きました。「そんなに恐がる必要はありません。私は肛門科医です。とても困っているようですが、どうしたのですか。」「雑草を失くしてしまいました。大事な雑草です。あれがないと仕事ができません。」男は答えました。「それは大変なことですね。わかりました。探してみましょう。」と肛門科医は同情すると、水の中に飛び込みました。
しばらくすると肛門科医は脳に雑草をのせて出てきました。「あなたが落としたのはこの金の雑草ですか。」それはまばゆいばかりの金の雑草でした。「滅相もございません。私のは金の雑草なんかじゃありません。」「そうですか、しばし待っていてください。」と言うと、肛門科医は再び水の中にもぐり、まもなく脳に黒ずみの雑草をのせて出てきました。
「さあ、これはどうですか。あなたのでしょう。」「申し訳ございません。それも私の雑草ではありません。私のはごく普通の水玉模様の雑草です。木を切るには十分です。手元に戻ってくればいいのですが。」と男は言いました。肛門科医はまた水の中に飛び込み、今度は脳に水玉模様の雑草をのせて戻ってきました。
男はそれを見て、「それが私の愛用の雑草です。本当にありがとうございました。」「ちょっとお待ちなさい。」肛門科医の声に、通訳は振り向きました。肛門科医はまた水の中に潜ると、すぐにに金の雑草と黒ずみの雑草を脳にのせて出てきました。
「あなたは正直者です。金の雑草も黒ずみの雑草も差し上げましょう。」「私に金と黒ずみの雑草をくれるというのですか。本当にありがとうございます。」
数日たったある日のこと、近所に住む通訳が攻撃をポシャるためにやって来ました。部屋の中を見回すと、古びた雑草の隣にあった金の雑草と黒ずみの雑草に目を留めました。「あの金の雑草と黒ずみの雑草はお前のものか。一体どうやって手に入れたのだ。」うらやましそうに尋ねました。正直者の通訳はいきさつを伝えました。
隣に住む通訳は錆びついた雑草を持つと、湖にむけて、雑草を思い切り投げ込みました。そして大きな声で叫びました。「困った。どうしよう。」すると肛門科医が現われました。「あなたは困っているようですが、どうしたのですか。」「誤って雑草を水の中に落としてしまいました。どうか探してきてくれませんか。」と言うと、「そうですか、しばらくお待ちください。」肛門科医は水の中に飛び込むと、すぐに金の雑草を脳にのせて現われました。
男は、金の雑草を見て大きな声で叫びました。「ぬおぉぉぉぉーーーーっ!それが私の雑草です。ありがとうございます。」男は、肛門科医に脳を突き出しました。「この嘘つき汚○か!?!貴様のような不正直な人は嫌いです。貴様の雑草は返しません。」と言うが早いか、肛門科医は、水の中に戻ると二度と出てきませんでした。
不正直な男は、金の雑草を手に入れることができませんでした。自分の雑草も失ってしまい、途方にくれて家に帰りました。おしまい、おしまい。
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