今回は、フランスの美しい村々の景観について話をしたいと思います。
パリから列車で30分もすると車窓に広がる一面の麦畑、日本と違い景観にうるさいフランスでは、景色を妨げる広告看板は指定区域以外では設置が禁止されているので車窓からの眺めが十分に楽しめます。
車窓からの眺めは、麦畑や牛馬・羊の放牧、オリーブ畑などが広がりフランスが農業大国であることを実感させてくれる一時です。日本の電車の車窓からも景色の美しいところがあるのですが、景観を台無しする看板がいたるところにあって頭にくることがあります。せめてデザインがされてればよいのですが・・・
フランス語で、ラ・ドゥース・フランス(La douce France:美し国フランス)という言葉があるのですが、この言葉は優しい国フランスや農産物に恵まれたとか、懐かしい国フランスなど数通りの意味をもっています。
パリを少し離れるだけでこの言葉を実感させてくれるかと思います。ラ・ドゥース・フランスは、地方に行けば行くほど優しい国フランスに出会える田舎にあると思います。
友人のフランス人建築家から、フランスの美しい村巡りを勧められて幾つかは巡っているのですがマダマダ道半ばです。フランスの美しい村に認定される主な条件は、村に残る営々と受け続がれている文化遺産を伝承していること、村に近代的な建造物がないこと、最低でも村に歴史的な建造物や遺跡が2箇所以上あり自然の景観が損なわれていないこと、村に住む住民の同意が得られており、その地域の土地利用計画で保護条例が定められていること、村の人口は2000人以内であることなど認定にいたる基準は非常にハイレベルなものです。
フランスの美しい村に認定された最初の村ゴルド

赤土(オークル)色に染まるルシヨン

中世からの古城跡がのこるレ・ボー・ド・プロヴァンス

フランスの美しい村に認定されてはいませんが、フランス各地には中世からの面影をそのまま残している村が数多くあります。しかしながら村の中には認定を嫌うところもあります。嫌う理由は、認定されると観光客が押寄せノンビリとした生活が脅かされることや、村の個性が失われるので申請をしない村も多く存在します。認定を受けていない、フランス中世からの美しい村の動画がありましたのでご覧になって下さいませ。おそらく癒されるかと思います
フランス中世からの村