近年ではテレビのコマーシャルや新聞、雑誌などの各メディアで「がんの早期発見を」との広告やメッセージをよく見かけるなかで、がんによっては発見するのが難しい場所もあるのです。
なかでも、すい臓がんの早期発見は、どうしてこれほど困難なのでしょう?
その理由のひとつに、すい臓がんになっても、これといった症状が現れないことがあげられます。
個人差がありますが、半数ほどの人に腹痛が起こることもありますが、残りの半数にはなかなか症状がでないそうです。
その後、黄疸が現れたり、食欲不振、背中や腰などの痛み、全身倦怠、嘔吐などが生じることもありますが、これらはすい臓がん特有の症状とはいいがたいでしょう。
たとえば、肝臓がんの場合も、これといった特有の症状がありません。
すい臓がんと同様、からだがだるい、腹痛が続く、おなかが張る、食欲不振などがあり、そうして体調の悪さに気づいたときには、かなり病気が進行していて、他に転移した先から症状が出て、やっと病気に気づくということが多々あるのです。
すい臓がんは、現在、画像診断法が進歩し、少しずつではありますが、早期発見の例もみられてきています。
主な映像検査には、超音波検査、内視鏡的胆すい管造影検査、CTスキャン、血管造影検査などです。
かつては、あらゆる検査を行って、全部の消化器を調べたうえで、消去法でようやくすい臓がんに辿り着いたという状況でした。
それと比べればかなりの進歩といえそうですが、症状を自覚し、すい臓がんを疑ってかからないことには、これらの映像検査を受けないのではないでしょうか?
そう考えると、やはりすい臓がんの早期発見への道のりは、まだまだ険しい気がしてなりません。
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